製薬会社への転職紹介制度とは何か?使うメリット、デメリット

転職

どうもこんにちは、だいさくです。

製薬会社に転職する際には、

エージェントを利用したり、直接企業に応募したりする方法の他に、

社内紹介制度というものがあるかと思います。

今日は、その社内紹介制度に関して利用した方が良いと思いますか?

利用すると、なんとなく辞めれない感じがする、恩を作るような感じがして嫌なんですよねぇ・・

というご質問を頂戴しまして、

その辺に関して僕なりの意見というものを書かせていただければと思います。

製薬会社への転職紹介制度とは何か?使うメリット、デメリット




僕は一応この製薬業界で働いて、10年以上経過しており、

外資も内資も、バイオベンチャーも経験しておりますが、

意外に!?社内紹介制度に関しては各社ルールが様々だったりします。

僕自身としては、紹介する人、される人、

双方にとってとてもメリットのある制度だと思っています。

製薬会社の社内紹介制度とは?

この業界で働いている人はほとんどご存知だと思いますが、

製薬会社には社内紹介制度というものがあります。

実際に今その会社で働いている人が、

知人や、他社の人材を紹介して自社に転職してもらうという制度です。

製薬業界というのは、外資系が多いというのもありますが、

新しい薬剤が上市する際など転職が盛んになる背景もあり、

古くから他業界と比べると比較的転職が盛んな業界でもあります。

エージェントを利用するとどうしても大きなコストがかかってしまいますし、

良い薬、良い会社であればあるほど、口コミや社内紹介制度で人材が集まるので、

僕がこれまで働いてきた会社の全てでこの社内紹介制度というものがありました。

社内紹介制度の報酬額

社内紹介制度に関しては、

その社員が紹介した人が自社に転職すれば報酬が支払われることがあります。

僕の経験上では、外資系では報酬がありますが、

内資では報酬制度が無い会社の方が多いのではないかと思います。

実際僕が勤めていた外資系でも、今の外資系ベンチャーの会社でもありますが、

内資の時は無くて、一応別の内資の知人にも聞いてみたんですが、無いと仰ってました。

その報酬額は各社様々で、

MRの紹介の場合は大体1人15万円〜25万円くらいが相場になります。

マネージャー以上の紹介の場合は、1人20万〜50万程度が相場になるかと思います。

支払いのタイミングは大体次のボーナスの時にその分が上乗せして支払われます。

ちょっとうろ覚えですが、所得になるので、税金もかかってくると思います。

社内紹介制度で転職した人は紹介してくれた人に何らかの報酬が支払われているのは、

多分ですが、ほとんどの人が知ってると思います。

え?報酬あるの?ってびっくりした方いらっしゃたらすいません。

紹介する側にも大きな責任が伴う紹介制度

え?それならガンガン紹介したら副業になるじゃん!とか考えそうですが、

それがそうでも無いのがこの制度なのです。

もしかしたら中には紹介しまくって沢山お金もらいました!みたいな人もいるかもしれませんが、

基本的には紹介した人にも目には見えないですが、何らかの責任みたいなものが伴います。

紹介した人のパフォーマンスが悪いと、

「この人紹介した人はあいつだなぁ・・」みたいな目で見られます。

そうすると、紹介した人は、

人を見る目がない、自分より仕事ができない人間を紹介する器の小さい人間、

と思われてしまいます。

何であの人紹介したの?とその上司から飲み会とかで詰められたりもしたりします。

なので、紹介する人は自信を持って紹介できる人間を紹介すると思います。

それが今後良い薬を扱う会社であればあるほどその傾向は強いのではないかと思います。

社内紹介制度で転職するメリット




では、その社内紹介制度で転職をするメリットに関してですが、

やはり圧倒的に入社しやすいと思います。

はっきり言って数時間の面接でその人の仕事のパフォーマンスなぞわかりっこないので、

社内の人間のお墨付きがあるのであれば会社側も採用のハードルをかなり下げると思います。

紹介者が仕事のできる人であれば尚更で、履歴書や職歴書を熱心に書く必要もあんまりないし、

面接もそんなに頑張らなくっても普通に採用されるので、

エージェントを介した転職と比べると、

楽だし、圧倒的に入社しやすいというメリットはあると思います。

あとは、紹介してくれた人がその会社でマネジャーなんかをやってるような人だったり、

それなりに力を持っているような人であれば、

入社した後の人脈に困ることが無いし、

上に自分の知り合いが既にいるというのはめちゃくちゃ楽だと思います。

社内紹介制度で転職するデメリット

ではデメリットは何かあるか?というところですが、

冒頭にご質問社さんがおっしゃっていたような、

辞めれない感じがする、恩を作るようで嫌だというのはそれなりにあると思います。

ただ、辞めれないということに関しては、あんまり気にする必要がないと思います。

紹介制度で入社した人でも会社に合わないとかだったら、普通に辞めていきます。

その時は事前に義理を通しておけば全然問題ないと思います。

恩を作るようで嫌だというのは、

そう思うのであればその人を介した転職はやめた方が良いと思います。

この場合、「恩」はどちらにもあるんですよね。

紹介した人にも、された人にも双方に「恩」は存在するはずなんですが、

一方的に自分だけ恩を感じてしまうのであれば、会社に入った後もなんかモヤモヤしそうですよね。

仕事のパフォーマンスはエージェントより社内紹介制度の方が高い

ちなみに、転職者の仕事のパフォーマンスは、

エージェントを介したものより、社内紹介制度で入社した人間の方がパフォーマンスが高いという、

データを米系外資の会社が出されております。

当然社内紹介の方が元々お墨付きがありますし、

紹介で入った側も、紹介してくれた人に恥をかかせられないという気持ちがあるためか、

かなり頑張る傾向にあることなどがあるかもしれません。

もしくは紹介した人も内々でサポートしてるかもしれませんしね。

今後は増えてくる!?社内紹介制度

最後になりますが、

今は製薬業界の転職は売り手市場であるということもあり、

社内紹介で十分人材が集まるという背景もあるのかもしれませんが、

この社内紹介制度は今後は増えてくる可能性はあるのかなと思います。

僕自身も50代くらいになってもし何かあった時に救ってくれるのは、

最後は人脈だと思っているので、

自分が50代になっても紹介してくれる人がいるような人脈を気づいていきたいと思っています。

ではまた!




コメント

  1. みっどないと より:

    いつもだいさくさんのブログを拝見しており大変お世話になっております。そんなことはないと思いますが、だいさくさんが50歳以降、お困りであれば弊社のバイオベンチャーに紹介しますよー!

    • 大作 大作 より:

      うわー!!!
      ありがとうございます!!!
      とりあえず何とか頑張って生きながらえております(笑)

      50歳で捨てられないように頑張ります!

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