みなさんこんにちは、だいさくです。
僕のブログを読んでいただいてる方は、
バイオベンチャーへのご興味が高い方が多いのかなと思います。
僕は内資で働いている時に、セルジーンという会社を知り、
猛烈にバイオベンチャーへの興味が高まりました。
まさに製薬ドリーム!解体前に偉大なるセルジーンを振り返ってみる
内資にいる時に心身共に疲れ切っていたのもありますが、
次転職する時は絶対バイオベンチャーしかないと思っていまして、
当時の僕はそこにしか人生の希望が見出せてませんでした。
一応下記の記事が当時疲弊してた頃を回想した記事になります。
オーファンドラッグの製薬会社に転職しました!年収とか福利厚生とか色々シェアします!
まぁ実際に入ってみるととても大変ですが、やっぱり転職して良かったと思うわけです。
その理由は色々あるんですが、やっぱ一番良いのは報酬が高い事です。
報酬が高いとちょっと辛い事とかも無問題で、
どんな嫌な事も絶対乗り越えてやる!的な、非常に前向きな気持ちになるんですよね。
内資にいた時はぐちぐち言ってましたが今はほとんど愚痴もでません。
ベンチャーの製薬会社も沢山立ち上がっていますが、
やはり僕は高待遇である米系バイオベンチャーをおすすめしたいので、
今日は米系バイオベンチャーの報酬がなぜこんなに高いのか?という事に関して、
書いていければと思います。
米系バイオベンチャーがなぜこんなにも超高年収なのか教えます
僕自身は今のベンチャーの会社に転職して4年目に入りました。
年収はコマーシャル部門にいた時が一番高くて、1420万くらいだったと思います。
今は大体1300万を割らないくらいですが、
多分僕の年収は米系バイオの中ではそんなに高くないと思います。
35歳の時に転職したので、35歳で年収1400万というのは割合で言うと0.2%くらいみたいですね。
最近立ち上がった米インサイトや、米インスメッド、
うまくいけば年収2千万越えもあり得る高年収の代表格であった、
アレクシオンやセルジーンも米系を代表するベンチャーでした。
以前のMRエピソード募集企画でも、
内資から米系バイオに行った方も目ん玉飛び出るほどの高年収でした。
逆に言うと高年収、高待遇でなければベンチャーに行く価値は無いとも言えるかもしれませんが、
では、なぜ米系バイオはそんなに年収が高いのでしょうか?
その理由を3つのポイントに絞ってお伝えさせていただきます。
1、そもそもアメリカ人は報酬の高さで仕事を選ぶ
そもそもアメリカ人は仕事を報酬の高さで選びます。
簡単にいうとそのアメリカ文化をそのまま持ってきており、
高い報酬を払えば優秀な人材が集まると考えています。
そして高い報酬で腕のある優秀な人材を集め、そこで競争させ、
トップランクの社員にはストックオプションを払うことで会社から離れないようにする。
なので米系バイオでトップランクになる人は年収2000万を超える人が出てくる流れになります。
アメリカは日本と違って転職をバンバンする文化がありますし、
同じ仕事なら当然のように報酬が高い方を選びます。
日本人の場合、恩とか義理、忠誠心、隣の芝生の青さに騙されるなとか、
チャレンジを羨ましがったり、否定する我慢主義文化があったり、
まぁ大きい会社だと社内バランスというのも考えなければならない部分が往々にしてあると思いますが、
報酬が高い=怪しいと言う雰囲気があるせいか、ここまで高い報酬を払う会社がありません。
今の年収+200万で男の心は揺れる
これは僕の今の会社の上司に教えてもらったんですが、
男の人というのは、
今の年収に、+200万を提示されると転職に前向きになる確率が89%というデータがあるそうです。
確かに僕も内資の時の年収が1100万くらいだったので提示が1400万だった時は即決しました。
たまに年収でいくら上乗せされたら決めて良いと思いますか?とご質問いただくのですが、
僕は今の年収+200万を提示してきたら、僕は全然GOじゃないですかね?とお答えしてます。
アメリカって結構データ文化なので、そういったデータを活用しているとしたら、
+200万以上を提示してその人の心を揺らしたい、
転職してほしいという強い意思表示だと思います。
ちなみに女性の場合はそれ以外のファクターが高いのが理由で、あまり関係ないそうです。
2、米系バイオベンチャーに投資されている金額が半端ない
そもそもベンチャーなのにそんな高い報酬支払えるの?
と感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、
日本のベンチャーってお金が無い、ジリ貧なイメージがあるかもしれませんが、
米系バイオベンチャーで且つ日本でコマーシャル部門を立ち上げるようなクラスの会社は、
めちゃくちゃお金持ってます!
そこは一切心配する必要が無いです。
何この会社?みたいな、例えば先日ご紹介したバーテックスなんかは、
米VERTEX(バーテックス)が日本にやって来る?現状をまとめてたよ!
時価総額で既に日本円で6兆円程度あり、こんな小さな会社ですが、
内資の時価総額第1位である中外製薬(7兆6千億)に引けを取らないくらいです。
規模としては第一三共、武田薬品と同等になります。
そもそも日本の会社とアメリカの会社では投資されている金額のベースが違います。
アメリカの有名な証券取引所NYSEとNASDAQの時価総額規模は日本円で3000兆ほどですが、
日本はその6分の1の400兆円程です。
なので単純にアメリカの会社でアメリカで上場してるというだけで、
日本6個分の投資が集まります。
僕は最初バイオベンチャーに転職したことをブログに書いたらちょっとバカにされました。
でもその時バイオベンチャーをバカにしないでしっかりその会社に興味を持って、
ちゃんと調べたらとんでもない化け物みたいな会社だったりするぞ!と書きました。
米系バイオベンチャーに関しては大抵が上場してるので、
その実情をしっかり調べてみたら案外簡単に見つけられます。
3、ストックオプションの存在
最後の3つ目はやはりストックオプションの存在です。
米系であればベンチャーに限らずストックオプションを設定してる会社も多いかと思います。
ただ付与される金額が全然違います。
ストックオプション(RSU)って何?という方はこちらの記事をご参照ください。
製薬会社のストックオプション(RSU)の税金事情を調べてみたら・・
ストックオプションを設定している主な理由は離職防止と、
会社を一緒に背負う忠誠心の共有になります。
ルールは会社によっていくつかパターンがありますが、
例えば優秀な成績を収めて、その年のストックオプションとして800万円分の株式をもらえたら、
それが実際に自分のものになるのは3年後だったり、
半分は1年後、半分は2年後などパターンに違いはありますが、
例えばそのストックオプションを10年間もらい続けたらやっぱすごいですよね。
その可能性があるだけで、頑張ろう!という気になります。
頑張ろう!という気になだけでなく、実際に僕はもう転職自体をあまり考えないようになりました。
とある外資系製薬会社の内部調査では、
「社員の48%が常に転職を考えている状態にある」というデータがあるそうです。
常に転職を考えている社員が半分いる状態っていうのはやっぱ厳しいですよね。
まとめ
僕は実は最初はベンチャーに絞っていたんですが、
必ずしも米系に絞っていたわけではありませんでした。
ただ年収が下がる転職をする年齢ではなかったし、
キャリアとしてもそこそこだったというのもあって当然少しは上がるだろうと思っていたら、
びっくりするくらい上がって、
当時の人事の方から、
「気持ちよく来ていただけるように、うちに入って後悔しない年収を提示しました」
と言われました。
本当にその通りだったし、年収が高いと多少忙しくて、激務だったとしても、
人間関係や周りに合わない人がいても全然我慢できるんだなぁと思うわけです。
ではまた!
コメント
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