オーファンドラッグの製薬会社に転職しました!年収とか福利厚生とか色々シェアします!

希少疾病系への転職

どうもこんにちは、だいさくです。

このブログを読んでいただいている方はご存知かもしれませんが、

私はずっとオーファンドラッグの製薬会社に興味を持っていました。

そして、この度めでたくオーファンの製薬会社に2017年12月入社で転職できました!

ここ2ヶ月は面接とかなんやらかんやらでとても忙しく、

ほとんどブログ記事も更新してませんでした。(9月はなんと4記事だけ)

今回はオーファンドラッグの製薬会社に転職した背景や、

実際年収とか福利厚生とかどういう風になったのかも書いて行きたいと思います。

オーファンドラッグの製薬会社に転職しました!年収とか福利厚生とか赤裸々にシェアします!




内資系転職後、入社三ヶ月で転職失敗を悟る

私は27歳の時に外資系の製薬会社に転職して、

その後32歳の時に現在の大手内資系製薬会社に転職しました。

このブログではあまりネガティブなことは書きたくないのですが、

少しだけ許してください。

僕は内資系に転職して3ヵ月後に悟りました。

「あ、、俺、転職失敗したな」と。

明らかに僕が活躍できる会社じゃないと思いました。

なぜかというと、社内で評価されている人間が、

自分とはあまりにかけ離れている人間だったからです。

みんな演技してる

文章で説明するのは難しいのですが、

みんな演技してるんです。全然本音じゃない。

腹に一物抱えながら話してるんです。

歯車のひとつとして本音は全然違うところにあるのに、

体裁めいたことばかり話してくる。

そして周りの人間をあたかも育てているようなそぶりばかりする。

それを上司に必死にアピールする。

もちろんそうじゃない人もいるんです。

しっかり本音で話した上で納得のできる解決案を出す人もいる。

僕のように本音でしか話せない人もいる。

でもそんな人は評価されない。

自分の本音や情熱とはかけ離れた、

上司の考えに忠実なロボット人間が評価を受ける。

演技の理由

出世していく人間がなぜ演技をするか?

それは僕が評価面談を受けていく過程で明確に分かりました。

以前働いていた外資系でも同じような評価面談というのはありました。

使う資料というのは意外や意外、ほとんど同じものでした。

例えば、5項目くらいの評価項目がこのような感じであるとします。

実際は15項目くらいを細分化したようなものです。(大体想像つきますかね?)

コンプライアンス遵守 行動 後輩育成 内勤作業 戦略の立案
×

私の場合は内勤作業があまり得意ではなかったので、×がつきます。

それは外資系の時も同じでした(笑)

あまりにも違う育成プラン

ただ、外資系の時は○にフォーカスされます。

「お前の行動面と戦略の立案」これはとても良いものがあるから、

この○を二十丸、三十丸にするにはどうすれば良いか?

「×の部分は△くらいにはしよう!悪い意味で目立たなければ良いよ。」

こんな感じです。

でも内資系の場合はとにかく×にフォーカスされます。

○は既に○だから良いよ。と。

この×を○にするためにはどうすれば良いか?

×を中心に評価面談が行われます。

×を○にするために演技する

演技する理由、それは×を○にするためです。

上司に「あなたに指摘された×の部分、ほら○になってますよ~!」

「○の評価をいただけるような発言を今してますよ~!どうですか~?」

みんな×が○になっている事をアピールするために演技するのです。

演技することによって周りの人間からも○だと認めてもらいたいのです。

だから自分の考えとか本音とかそっちのけで、

とにかく上司に認められるために演技に徹する。

演技力があるほど出世する。

出来上がったのは金太郎あめ

今の内資系に十人十色という言葉はありません。

評価項目にそって×を○に変えていくので、

結局できあがるのはみんな同じ顔した金太郎飴です。

だから話しててもつまらないし、

イライラしかしません。何だこいつ、みたいな。

「要は上司」の内資系

今の内資系は要は上司です。

数字を出そうが出さまいが要は上司が決めるのです。

だから上司が評価されたように×を○に変える演技をして、

気に入られるように上司からの誘いは絶対に断りません。

この時代にマジで土日に上司とゴルフ行きますからね。

飲み会の誘いを断るのは出世をあきらめた人間か、

ブログ記事を書くために帰宅する僕くらいです。

送別会とかの後の二次会は見事に金太郎あめ達の金魚の糞が出来上がります。

要は数字の外資系

外資系は要は数字です。

数字は今の実力を明確に教えてくれるし、

自分の努力が正しかったのかどうかを導き出してくれます。

他者のことも数字で評価するので、

他人からみてもなぜ評価されているのかが分かりやすいです。

内資系の場合は結局上司の好き嫌いで決められているのに、

そうではないように装うので分かりにくい。

外資系にいる人は「要は数字」これがつらいと思う時もあるかもしれませんが、

内資で金太郎飴になるよりよっぽどましです。

下の写真は、国内企業の金太郎化を表す比喩表現で使われる写真ですが、

まさにこんな感じです。

外資系の時は目標はとにかく数字でした。

私は中間管理職だったのでそこまでうるさく言われなかったというのもありますが、

自分の上司との面談は目標のすり合わせだけでした。

「目標は決まった。後のやり方は君に任せる」

僕はその考えが本当に好きです。

外資系から来た公務員感覚の人もいる

これは余談ですが、外資系から来た人間の中には数字に追われるのに疲れてしまい、

「もう雇用におびえることがなくなった!」

と公務員感覚でいる人間もいます。

確かに雇用におびえることは内資系ではありません。

最悪地方に飛ばされるくらいですから。

単身赴任手当ても手厚いので、僻地に飛ばされることなんて全然良いと思っています。

数字に追われるくらいなら喜んで飛びますよ!って感じの人も結構いるんです。

公務員は29歳までしかなれませんが、

内資系製薬会社は年齢制限が無いので、

落ち着いて安定して仕事がしたいという方にはおすすめですよ。

外資系でむちゃくちゃ活躍した人ほど活躍できない傾向にはあるかもしれませんね。

まぁ会社が自分に合わせて変わることはありえないので、

自分に合う会社は自分で見つけていかなければなりませんね。



苦しかった3年半がやっと終わる

3ヶ月で転職失敗を悟ってからは自分との戦いが始まりました。

とはいってもまだ3ヶ月じゃないか!がんばろう!

いやいや、まだ1年じゃないか、何がわかるというんだ!がんばろう!

2年経った、よし辞めよう!

こんな感じでした。

オーファンを目指したのはブログがきっかけ

僕は正直、前の外資系の会社に戻ろうかと考えていました。

でも、なんていうかどっちのキャリアも無駄になってしまうなという考えもありました。

その頃にブログを書き出してから、

特に外資系の色々な人に話を聞きました。

私のブログの社員に聞いてきたシリーズは、

第6弾くらいまであるんですが、特に、

日本イーライリリーの2ch情報は本当?実際に社員に聞いてきたよ!

年収2,000万円のベンチャーMRってどんな人?話を聞いてきたよ!

この二つの記事が特に大きなきっかけとなり、

外資系のオーファンに行きたい!

そんな風に考えるようになりました。(まぁリリーはオーファンではないですけどね)

仕事は情熱

やっぱり仕事は情熱なんです。

情熱が無いと本気になれない。

本気にならなければ良い結果は出ないだろうし、

成長しない。だからつまらない。

外資系の創薬理念、

「治療薬の無い疾患の治療薬を作る」

「その領域でナンバーワンの薬を作る」

こういった創薬の理念と、

本当にそれを実行する姿勢を

自分自身がリスペクトしている事にブログのインタビューを通して気づいたのです。

外資系でイキイキ仕事してる人と話をして、

いいな~、うらやましいな~と思うようになりました。

大手を辞める不安やリスク

でも今の会社を辞める不安ももちろんありました。

オーファンなんていつどうなるか分からんし、

福利厚生なんて無いし、

今の会社辞める世間体とか、

家族の引越しのこととか。

でも、、、

やっぱこのままでロボットのようには生きていきたくない!

惰性で仕事なんてしたくない!

上司の悪口いって過ごしたくない!

挑戦したい、一歩踏み出したいという気持ちが全てを超越しました。

副業収入もそれを後押し

僕はMRの傍ら不動産投資とブログ収入などで、

年間500万くらいの収入が見込めています。

まぁ最悪、家族4人分は何とか食っていけるっしょと、

楽観的にも考えています。

好きなこととか、やりたいことしか仕事にできないんだと思います。

いざ!オーファンに転職、でも・・・

内資系に入ってから2年後にオーファンへの転職を決意したわけですが、

実際転職活動をやってみると、

無い、無い!求人が無い!!

そりゃそうですよね。

オーファンの製薬会社自体少ないのに、

その少ない会社はさらに人数が少ないわけなので、

転職したいと思ってもすぐに求人があるわけが無いのです。

僕は転職を決意してからなんと1年半経ってようやく決まったのです。

辞めたいけど辞めれないっていう状態もなかなかキツイですよ。

オーファンに強いエージェントなんて無い

この1年半の転職活動を通して明確に分かったことは、

オーファンの製薬会社の転職に強いエージェントは無いということです。

無いというより、会社によるんです。

会社というのはオーファンの製薬会社です。

オーファンの会社によって仲の良いエージェントがいるのです。

例えばバイオジェンとかはDODAが強い傾向にあって、
DODAエージェントサービス

ムンディファーマとかはJACが強い傾向にあります。
JAC Recruitment

何が言いたいかというと、いろんなエージェントと繋がっておいて、

自分の希望を明確に伝えておくことです。

何故ならどこのオーファンがどこのエージェントに強いかなんて、

動いてみないと分からないからです。

意外に、小さすぎるヘルスケア系の会社ほど製薬に強くないエージェント、

例えばワークポートとかスポナビキャリアとかが持ってたりします。

私はこの記事、MR転職サイトおすすめランキング!年収1,200万超えの現役MR厳選サイト

ここで紹介している転職サイトを含めて20社くらいは登録しており、

「オーファンの製薬会社の求人は全部頂戴!」といっておきました。

ビズリーチは網羅的に沢山の求人が見れます。

もし目当てのオーファンの会社があったらすぐに問い合わせもしてました。

という感じです。

会員制求人サイト『BIZREACH(ビズリーチ)』

転職サイトはすべて登録自体は無料ですし、

話をするのも聞くのも良い勉強になります。

オーファン系の製薬会社にご興味ある方はこちらもご参考ください。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト

次の会社は100人もいない

僕が次に行く会社は社員が100人もいません。

たぶん名前を聞いても誰も知らないんじゃないかと思います。

今まで一度もMRをみたこともありません。

ちなみにその会社はエージェントから教えてもらったんですが、

会社自体がエージェントから取るのはちょっと待って、

みたいな事を言っているようで(たぶんお金がかかるからだと思うんですが)

僕はその会社に直接メールで問い合わせをしました。

履歴書と職務経歴書を送って、僕を取ってください!

と猛烈アピールしました。

いざ面接!

そんなこんなでいざ面接の時が来ました。

合計で3回行いました。

そのうち1回がまさかの英語面接でした。

会社が小さすぎて全部英語なんだそうです。

幸いまぁまぁ英語がしゃべれるので特に問題は無かったですが、

オーファンを受けるとこんなことがあるので英語は勉強しておきましょう!

バイオジェンファーマへの転職は年収、家賃、働き方全てが魅力だったけど落ちた話

バイオジェンのときの面接も英語が若干ありました。(別にバイオジェンは英語が必須ではありません)

気になる年収は?

その会社は小さすぎて事前の情報が全くありませんでした。

だから、自分に大体どんな年収の提示があるのかとか、

福利厚生とか全く分かりませんでした。

提示された理論年収は、

1400万~1700万でした。

数字次第でMAX1700万ちょいくらいになる予定です。

ミニマムでも1400万でした。

ただ、福利厚生はまったくありません。

退職金もありません。

その会社は上場してないのでストックオプションもありません。

家賃手当てもありません。

あるのは、日当と401Kと営業車制度くらいです。

退職金なんて要らない

まぁ退職金が無いとか不安ですよね。

家のローンもあるし。

僕の場合は内資系にこのままいると、

401Kと別で中途でも退職金が3,000万くらいでます。

次の会社の年収は、まぁ平均1500万だとします。

3,000万くらいは取り戻せる!と思う、、、

副業収入で稼ぐ!と思う、、、たぶん。

その辺は前向きに。

家賃手当なんて要らない

家賃手当てって意外に要らないもんですよ。

僕は外資系の時も家賃手当て出ていたんですけど、

家賃手当てを出す代わりに自由が奪われるんですよね。

この辺に住んでねみたいな。

でも次の会社は家賃手当てが出ない代わりにどこに住んでも良いのです。

家賃は自分でコントロールできることって意外に忘れがちです。

少し田舎の方であれば、私が今住んでいる東京のマンションの

倍の広さで家賃も半分って事もあります。

だから家賃手当てが無いことは別にディスアドバンテージではないです。

これは本当に。

在宅勤務になります

今の会社は毎日出勤なんです。

以前の外資系の時は基本在宅勤務でしたので、

QOLはメチャクチャ良かったんですよね。

このブログでも何度も言っていますが、

クラウド化された世の中で毎日出勤する必要は無いですよ。

家でできる仕事を営業所でやってるだけだし。

分からないことはメールで聞けば良いのです。

営業所行くと、しゃべっちゃってはかどらないですしね。

子供との時間を今よりは多く持てるので、

在宅勤務は本当に幸せです。

最後に

長文にお付き合いいただきましてありがとうございました。

この記事がオーファンの製薬会社への転職を考えている方に

少しでも参考になれば嬉しいです。

転職を考えている中で思うことは、

挑戦することって大事だなって事です。

くだらない世間体に縛られて挑戦しないで鬱になったりする人もいます。

僕は27歳の時にMRに転職する前は年収270万円でした。

外資系製薬会社に転職した時に270万円が570万円になりました。

本当に入った会社で人間の人生は変わるんだなって思いました。

それは今もそうです。

内資系に転職したことで、僕の人生は悪い意味で変わりました。

でも人間に無駄なことはありません。

このつらかった3年半の経験が

きっとかけがえのない経験だったと思う時がくるんだって思います。

あの3年半があったから今があるって、きっと思える時がくると思います。

そして妻にも感謝です。

いつも私のわがままで転職してしまいますが、

なんやかんやで、しっかりついてきてくれます。

次の会社に行っても記事の更新をしていきたいと思います。

それでは今後ともよろしくお願いいたします。




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