とあるベンチャー製薬の面白い面接最終選考の方法

MRエピソード!

だいさくさん

エピソードを投稿させていただきます。

これは私自身の体験談になります。

昨年、転職活動をまだ本格化させたばかりくらいの頃、

第一志望はオーファン系バイオベンチャーでしたが、

特段あまり絞らず、スタートアップ系のベンチャー案件に関する情報を色々と集めていました。

そんな折、エージェントから少し変わったとあるバイオベンチャーの案件を聞きました。

その会社は以前だいさくさんのブログでも紹介されておりましたが、

最近1つのトレンドになりつつあるスタイルの治療法を開発してる会社になります。

とあるベンチャー製薬の面白い面接最終選考の方法




しかもスタートアップということで、

オンコロジー未経験だった私ですがめちゃめちゃ興味を持ち、選考を受けることに決めました。

私が選考を受けていた当時はまだ案件が出てきたばかりで、

その選考内容や基準など、色々と謎に包まれていました。

なので今回はその会社の独特な選考についてご紹介させていただければと思います。

ちなみにですが、はじめに私の選考結果からお話しさせていただきますが、

私は、その会社は落ちましたのでご留意ください。

「1次、2次の面接で落とされる人が多く、最終選考に残る人は少ない」

とエージェントから言われていたので、

「正直最終まで残ればこれはかなりの確率でイケるんじゃないか」と、

思ってしまった自分がいました。

あとから振り返ると見事にその「油断」に足元をすくわれた形になったのですが…笑

最終選考までのタイムライン

簡単に選考のタイムラインをお示ししますと、

書類選考(春ごろ)→1次面接・2次面接(夏ごろ)→最終選考(冬ごろ)

という流れでした。

春夏秋冬網羅してる!笑 全体的にすごく「待ち」の期間が長かったのを覚えています。

ちなみに2次面接の結果がフィードバックされるまで3ヶ月くらい待ちました。

この時点でかなり特殊ですよね。

新卒でも中途でもこんなに待たされることはたぶんないですよね。

なぜこんなに長い時間をかけて選考してるのか

では、なぜ選考に時間をかけるのか?その意図は最終選考の場で初めて明かされました。

・営業職というポジションはいわば「会社の顔」であるので、とても重要なポジションである。だから1人1人時間をかけて選考させてもらった。

というのがその会社の説明でした。

(うーん。ずっと営業畑でやってきた自分にとって、営業を大切にしたい、という考え方自体は有り難いと思うけど…長すぎるよ・・・)

さらに、

・選考期間が長くなることで、その間にほかの企業からオファーがきてそちらに行ってしまった場合、その人とは縁がなかったということ

ということも言っていました。

(そういったこともあってつい最近まで募集していたのかなーとも思ったりはしましたけど・・)

最終選考がとにかく面白い!




次に、最終選考の内容ですが、これが面白かったんです!

落ちはしてしまいましたが、

ベンチャー製薬でなければなかなか経験できないような内容だったと思うので、

非常に良い経験になりました。

最終選考は、

社員全員(社長、営業、メディカル、企画、経理等のバックオフィスの方々含む)の前で、

プレゼン+グループディスカッションを行う、というものでした。

最終選考は5人~6人くらいで1グループとして、

そのグループはいくつかあったみたいなのですが、

私のグループでは事前に、

「東京五輪のマラソン・競歩を札幌から東京へ取り戻す方法」
「ラグビーをメジャーなスポーツにする方法」
「首都を北海道 or 沖縄に移転させる方法」

という3つテーマが示され、

その中から1人1つずつ選んでスライドをゼロからつくってプレゼンする、

といった具合でした。
(グループごとに事前に与えられたテーマは違ったみたいです。全然、医療と関係ない!笑)

プレゼンは1人10分ずつ行い、質疑応答含めて全員プレゼンが終わった後に、

「グループとして3つのテーマに中から1つだけ選んで、グループとして1つのプレゼンを全員でつくりあげてください」

というようなお題が出されました。(これがグループディスカッションにあたります)

ユニークな選考方法には何が求められているのか?

プレゼンは柔軟な発想で自分で仮説を立て、

関連する情報を調べ、ロジカルに相手を納得させることが求められていました。

社員の方からの質疑応答というのが肝で、

「なぜそう考えたか?」

「ほかの可能性は考えなかったのか?」

「実現可能性は?」

「予算は?」など、

あらゆる角度からあらゆるツッコミを入れられました。

それに対してどう説得力を持って切り返すか、という点を見られていたように感じます。

このあたりはふつうの製薬企業での選考ではなかなか得られない感覚だと思ったので、

かなり勉強になりました。

グループディスカッションは全員のプレゼンをもとに、

社員の方々を結構納得させていたロジックなど、

それぞれの良かった点を抽出し、

全員でブラッシュアップしていく作業でした。

誰が、いつどういうった発言をしてグループに影響を与えたか、

どのようにグループをリードしていったか、

など見られていたんだと思います。(これが私にとってかなり難しかった…)

前例に囚われない発想は大切だと思った

その会社は、「前例にとらわれないような発想でチャレンジしつづける」だったり、

「医療業界の常識を変えたい」とも考えているようです。

たしかに長いこと製薬業界にいると、

知らず知らずのうちに業界のなかの「常識」にとらわれてしまう、

というのはわかる気がします。

私は選考には漏れてしまいましたが、色々な意味で今後も注目したいと思っております。

最後までお読みいただきありがとうございました!

だいさくより

いや〜大変な選考でしたね。

多分僕もこの会社受けていたらきっと落ちていた気がします(笑)

転職って言ってもタイミングが重要だと思うんですが、

そういうたまたまタイミングが合っただけという人材を避ける意味の長い選考だったんですかね。

それでもやはり前例に囚われないという意識は大切ですよね!

貴重なお話ありがとうございました!

ではまた!




 

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