シンバイオの新たにブリンシドフォビルを獲得!詳しく説明します

シンバイオ

どうもこんにちは、だいさくです。

すっかりシンバイオ大好きブロガーみたいになっておりますが、

昨日(2019年10月1日)にシンバイオが新たなパイプラインとして、

ブリンシドフォビルを米国のキメリック社から取得したとプレスリリースを出しています。

高活性の新規抗ウイルス薬「ブリンシドフォビル」に関する グローバルライセンス契約締結のお知らせ

シンバイオの新たなPLブリンシドフォビルを獲得!詳しく説明します




PLというのはパイプラインの事です。タイトルが長くなってしまうのでPLと略してしまいました。

今現在シンバイオの来年の独立にあたってかなり募集がかかっているので、

興味のある方も多いのかなぁと個人的に解釈して、

今回シンバイオが獲得したブリンシドフォビルに関して調べてみましたので、

ご紹介させていただきます。

まずシンバイオの現状と今後を簡単に振り返る

まずシンバイオといえばトレアキシンです。

トレアキシンは主に低悪性度リンパ腫に使用する薬で、

エーザイさんが日本では販売をしており、

育薬もしっかり成功させ現在ではゴールデンスタンダードの薬剤となっております。

これから出てくる新薬も基本的にトレアキシンベースで開発が進んでおり、

向かうところ敵無しの状態です。

またその特許も2032年まで延長され、

血液疾患では一番患者数の多いDLBCLに対する開発も進んでおり、

登録が終了したと報告されております。

結果はどうなるかわかりませんが、

個人的な予測としては低悪性度リンパ腫ほどの効果は期待できないと思いますが、

承認はされるんではないかと読んでおります。

現在、溶解不要で希釈するだけの製剤であるトレアキシン液剤の承認申請が完了しており、

DLBCLが成功したら液剤の方でも使用が可能になるとされております。

シンバイオ液剤がDLBCLにも承認取得

シンバイオは2021年に黒字化しないと上場廃止

現在シンバイオは大赤字の会社です。

JASDAQに上場してからずっと赤字なので、

赤字がずっと続く企業(基準を忘れてしまいました)は上場が廃止になるんですが、

2021年が赤字だと上場廃止になります。

ただ、来年はエーザイから独立してトレアキシンの売上(約100億)は、

全てシンバイオの利益になりますし、

僕は黒字化は固いと踏んでおり、結構なお金をシンバイオに張っております。

負けたら笑ってください。。。。。

そんな中に飛び込んできたのがシンバイオの新たなライセンス契約です。

シンバイオが取得したブリンシドフォビルとは何か?




今回シンバイオが取得したブリンシドフォビル(以下BCV)という薬ですが、

抗ウイルス薬になります。

BCVは既に欧米で使用されているシドフォビルという薬剤に、脂肪鎖が結合した構造となっており、速やかに脂質二重膜へ取り込まれ効率よく細胞内へ移行した後、ホスフォリパーゼCによる代謝によって脂肪鎖が切り離され、生成された活性化体が細胞内絵長時間保持される結果、抗ウイルス活性が飛躍的に向上した化合物になります。

簡単にいうとシドフォビルとブリンシドフォビルは何が違うのか?

では、シドフォビルとブリンシドフォビル(BCV)は一体何が違うのか?というところですが、

シドフォビルは元々欧米ではAIDS患者さんにおけるサイトメガロウイルス網膜炎治療薬として、

1996年にFDAに承認されており、今回シンバイオのBCVのターゲットとなる、

同種造血幹細胞移植後、および腎臓移植後の合併症の一つである、

ウイルス性膀胱炎、HHV-6脳炎でもシドフォビルは承認されております。

シドフォビルは元々腎尿細管上皮細胞に蓄積されてしまい、

用量依存的に発生する重篤な腎障害が問題になっておりました。

BCVはそのシドフォビルにHDP(脂肪鎖)をつけることによって、

HDP(脂肪鎖)結合により、腎尿細管上皮細胞への蓄積が生じないと言われており、

腎毒性を回避できると言われております。

またシドフォビルは点滴でありましたが、

BCVは経口投与になります。

簡単にいうと、シドフォビルを経口にし、

HDPを結合させることによってシドフォビルで問題となっていた、

腎障害を回避できるというものです。

※実際は治験を進めてみないとわかりません

ブリンシドフォビルの開発は成功するのか?

今回シンバイオは日本だけでなく、この薬剤のグローバルで販売する権利も獲得してますので、

BCVの開発はこれからシンバイオは日本を含めてグローバルでも進めていきます。

シンバイオにとっては初めてのグローバル製剤となります。

ではそのBCVの開発は成功するのか?という疑問ですが、

これはおそらく成功すると思います。

なぜなら、まず日本では同種移植後、および腎臓移植後のウイルス性膀胱炎、HHV-6脳炎は、

シドフォビル自体が開発がされていないからです。(理由はわかりません)

シドフォビル自体が本邦未承認の薬剤になります。

僕は血液領域を担当して長いのですが、

同種移植後のウイルス性膀胱炎が発生した場合には、

シドフォビルは適応外で使用されていますし、

その使用が推奨されております。

造血幹細胞移植ガイドライン 出血性膀胱炎

シンバイオのBCV獲得は全ての人が喜ぶ

血液領域を担当している方はご存知かもしれませんが、

血液領域は比較的他のがん種と比べても適応外の検査や薬剤の使用が多いです。

しかし、当然ながら血液内科の先生方も適応外で使用したいと思ってるわけではないのです。

なのでシドフォビルも別に適応外で使用したいわけではないので、

元々血液領域に浸透性のあるシンバイオ社がBCVの開発を、

しかもシドフォビルが未承認の日本で行ってくれるというのは、

血液内科の先生方にとっても、

残念ながら移植後の合併症でウイルス性膀胱炎などを発症してしまった患者さんにとっても、

とても喜ばしいことなのです。

こういう泥臭い!?隙間産業というか、

痒い所に手が届く様な医薬品の開発ってまず大手ではできませんしやりません。

患者が少なすぎるので。

その辺の泥臭い嗅覚はさすがシンバイオって感じがします。

BCVはシメリックス社の記事をいくつか拝見してると、

日本で開発をしようとは思ってなかったように見えますので、

シンバイオがやらなければこの薬は埋れていたと思います。

株価もやっと上がってきた

一応契約内容の中では、天然痘の開発以外はシンバイオが行うとされいるので、

トレアキシンの育薬をあそこまで成功させている会社なので、

その辺も期待できそうな気がします。

また今回のライセンス契約、およびDLBCLへの治験登録完了の報道もあって、

株価はやっと上がってきました。

黒字化できれば2000円台も余裕だと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

シンバイオの今回のBCVの契約に関してお伝えできましたでしょうか。

なんというか、この辺の泥臭い感じがシンバイオっぽくて良いですね。

ちなみに今シンバイオは来年に向けて営業部隊を募集してますので、

ご興味ある方是非トライして見てください!

案件はJACが持ってると思います。

JAC Recruitment

ではまた!




コメント

  1. RQ-00000004 より:

    たまたまこのブログを見たんですが、
    シンバイオは来年赤字だと上場廃止なんですか?

    確か来年も50億以上の大赤字で黒字化は2021年度だと思っていましたが・・あと市場はマザーズではなくジャスダックでは? 

    間違っていたらスミマセン

    • 大作 大作 より:

      ごめんなさい!
      おっしゃる通り、
      マザーズではなくJASDAQで、上場廃止は2020年ではなく、2021年の黒字化ができなければ、でした!

      ご指摘ありがとうございます。
      しっかり勉強いたします。

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