皆さんこんにちは。
現在34歳で年収1180万になりました、
現役オンコロジーMRのだいさくです。
私は27歳の時に最初の会社を辞めました。
その時の年収は270万でした。
最初の会社から、外資系製薬会社に入り、
32歳の時の年収が890万、
現在国内大手製薬会社勤務(34歳)で1180万+副業収入300万になりました。
私はMRに転職して本当によかったと心から思っていますし、
オンコロジーMRで本当に良かった。
最近、製薬会社では当たり前になった、
専門領域性ですが、私がMRになった頃は領域性を採用しているのは
一部の外資系だけでした。
オンコロジーMRは勉強しないやつは相手にされない!
冒頭から言い切ってしまいますが、
これは間違いないです。
オンコロジーMRはとにかく勉強です!
何を勉強すれば良いかということに関してはこちらをご参照。
MRに転職して失敗しないための勉強の仕方初級編~MRに転職して年収を4倍にした現役MRが教えます~
オンコロジーMRは、
他のMRと違って勉強が大変なのは間違いないです。
しかし、やりがいの大きさも違います。
勉強をしっかりすることで、
これまでのプライマリーMRのような、
医師に尽くしてナンボ、
気に入られてナンボのような働き方から脱することができます。
7年間オンコロジーMRとして働いてきた私が伝える、
オンコロジーMRのやりがいに関してポイントをまとめました。
やりがい1、給料が高い
オンコロジーMRでなければ32歳で年収1000万は無理です。
おいおい、まず金の話かよ!って突込みが入りそうですが、大事な話です。
昨今の製薬業界ではオンコロジーラッシュといっても過言ではないぐらい、
抗癌剤の新薬が登場してます。
オンコロジーラッシュのはじまり
約10数年前から癌はなぜ癌化するのか?(モリキュラーターゲットと言います)というのが分かり始めてきました。
それまでは様々な要素が絡んで癌になると考えられていましたが、
いくつかの癌ではたった一つの要因(遺伝子変異)が
原因であるということが分かってきました。
製薬会社はたった一つの要因だけターゲットにできる薬を作れば良いということになり
その後様々な抗癌剤(分子標的治療薬)が登場したわけです。
代表的なものにイマチニブやイレッサが有りますが、
こういった分子標的治療薬は劇的に癌患者さんの予後を改善しました。
また、これまでのつらい抗癌剤の副作用を経験することなく質の高い生存を得られることになりました。
オンコロジーMRの年収はなぜ高いか?
これはまだまだ序章の始まりで
現在でも沢山の分子標的治療薬が、沢山の癌腫で開発されています。
こういった分子標的治療薬は他の生活習慣病薬と比べても高額です。
そのため、オンコロジーMRは一人当たりの売り上げ金額が高いです。
たとえば糖尿病領域のMRは月に500万くらいのノルマのMRもいますが、
オンコロジーMRは最低2000万以上のノルマを持ってることが多いです。
なので必然的に他の領域のMRよりも給料が高くなります。
1人で稼いでる金額が違うわけですから給料が違うのは当たり前です。
私(34歳)オンコロジーMRで1180万ですが、
生活習慣病領域では900万もらえれば良い方ではないでしょうか。
やりがい2,新薬の臨床試験
これは私の私見ではありますが、
私が考える最も大きなやりがいだと感じているのがこれです。
私はこれまでの6年間で、
瀕死寸前だった患者さんが新薬の臨床試験に入ったことにより
劇的に回復した経験が3度あります。
最初に経験した患者さんを紹介しますと、
19歳の肺がん患者さんで何をやっても効果が無く、
医師が「どうするか~」と言ってました。
若くてしかも抗癌剤の効果がない患者さんは
何らかの遺伝子変異があると海外の学会でも言われていたので、
私は医師にその内容を説明して
遺伝子変異を調べるプロジェクトに検体を送ってはどうかと提案してみました。
その際、国立がん研究センター東病院の担当MRを通じて
その先生を紹介していただき、
検体を調べたところEML4-ALK陽性だと言うことが分かりました。
その後EML4-ALK陽性患者に対するクリゾチニブと言う薬の治験(現在は既に使用できる)に入れていただくことができました。
瀕死の状態(たしかドクターヘリで運んでもらったとか言ってた様な気がしますが)
その患者さんはその治験に入り普通に歩けるようになり先生の元へ来院したそうです。
その時に先生からはとても感謝されましたし、
19歳の患者さんのこととか、
そのご両親のことを考えると私自身も本当にうれしい気持ちでいっぱいでした。
オンコロジーMRは現在行われている新薬の臨床試験を、
しっかり把握しておくことで、
奇跡をもたらすことができる可能性もあります。
これも恐らくオンコロジーMRにしか経験できないことです。
とくに東京や大阪、名古屋などの都市部を除く地区の病院になると
癌を専門で診てる医師は少なく、
様々な疾患を見ながら癌治療を行っている医師が多いため
癌の専門的な知識や情報はオンコロジーMRから教えてもらってる医師も実は多いです。
もちろん学会などで勉強されているし、
臨床試験の話題も聞いてい入るはずですが実際に患者さんが来たときには
頭から離れていることもやはりあるのです。
やりがい3,医療従事者から存在を求められる
看護師、医師、薬剤師からいきなり電話がかかってきて
この薬に関して教えてほしいといわれることも間々あります。
私はそんな時はなぜ言われる前に行かなかったのかなと反省することも有りますが、
他の領域のMRよりも担当範囲が広いのがオンコロジーMRでもありますので
その辺はまぁしょうがないと割り切ります。
ただ、医療従事者から情報を求められることは
オンコロジーMRをはじめとする専門MRでしか味わえない非常に崇高なことだと思います。
特に副作用対策に関することであれば自分が伝えたことが
そのまま臨床に生かされますので、重大な責任をおっていますし、
エビデンスでは語れない部分も多いので口コミ効果も絶大です。
癌患者さんを診ている医療従事者は常に一つの情報が患者さんのその後の予後、
死に直結する事を知っているのでとにかく必死です。
だからMRも必死です。
変な情報は伝えられないし、
でもエビデンスの無い問い合わせも多いので他の病院ではどうしているか?
同じような事例は無かったか?を会社の全ての情報網を使って調べます。
それがまた結構見つかるもので、
誰だって分からない答えを持ってきてもらえる人間は必然的に求めるものなので、
そういうMRは優秀なMRだと認めてもらえるので、
こちらの売り込み文句も聞く耳を持ってくれます。
そういった口コミ効果で解決できることも多いので
エビデンスも含めてしっかりした情報をお持ちすることも大きな役目の一つになります。
オンコロジーMRの最大の魅力
これまで色々とお伝えさせていただきましたが、
やっぱり僕はオンコロジーMRの一番の魅力は、
「癌」という誰もが怖いと思う疾患に対して、
一つのオンコロジー製剤の力で、その疾患の予後やQOL、
ましてや医療従事者の方の考え方までも劇的に変わっていく、
そんな事をみじかで体感し、そして感動できる事だと思うのです。
もちろん今その波が起こっていて、バブル的になっているのも事実です。
でもオンコロジーMRの魅力はそういうところかなと僕自身は考えています。
まとめ
これからオンコロジーMRになろうと考えている皆さんに、
少しは伝わりましたかでしょうか。
勉強がものをいうのがオンコロジーMRです。
常に新しい情報がUP DATEされますので
勉強は必死になってする必要がありますが、
やりがいも高いです。
もしMRへの転職で迷っているのであれば是非オンコロジーMRをお薦めします。
どこの会社でもオンコロジー部門はその会社を引っ張っている部門になり、
会社でも出世しやすいです。
大きい顔できますよ
給与面や、患者さんを救える、
そして医療従事者から求められるということは、
いわゆるプライマリーMRには体験できないことだとおもいます。
とにかく勉強がものをいうオンコロジーMRです。
是非チャレンジしてみてください!
私のまとめた転職サイトランキングも是非参考にしてみてください。
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