こんにちは。
現役MRのだいさくです。
昨今の日本では年々転職率というのが上がっているみたいです。
特に若い人の転職率というのは18歳~24歳の相では
実に11.6%の人が転職をしてるそうです。
もはや日本において終身雇用など存在しないことは
若い人であればよく分かっているわけです。
私も34歳で現在3社目の会社に勤めてます。
比較的転職する人が多いMRの業界ですので、
これから転職を考えている方のために
外資系製薬会社と国内製薬会社両方を経験した
私の考える外資系と国内企業の違いをまとめました。
外資系製薬会社と内資系製薬会社の5つの違い
1,働き方の違い
まず働き方ですが、
同じ製薬会社でも結構違います。
まず外資系はオフィスが少ないです。
オフィスは基本的に内勤業務の方のためにあることが多く
営業マンのためのオフィスを用意してない会社も多いです。
基本的に営業マンは在宅、直行直帰のケースが多く、
必要な資材は基本的に家に直送させ、
コピー機が家に支給されるのでよっぽど大量印刷を必要としない限り
家ですべての業務が完了できます。
クラウド化された時代ですので毎日意味も無くオフィスに行く必要は
無いと考えているんだとおもいます。
一方国内企業はほぼ毎日オフィスに行きます。
オフィスに行って上司と顔を合わせ同僚と顔を合わせることも
一つの仕事として捉えています。
私の経験上では、仕事は在宅で行う方がはかどるト思っていますが、
例えば20代の女性MRなんかは在宅で仕事するのが寂しくて嫌がる
人も中にはいるので、その辺は好みの問題化と思います。
私の場合はオフィスに行くとどうしても余計な仕事が舞い込んできたり、
昨日の飲み会の話とかくだらないおしゃべりをしてしまうんですね。
在宅は幸せ
在宅の良いところは他にも沢山あって、
私は息子が2人います。
外資系で働いていた頃はほぼ毎日朝ごはんを一緒に食べれるし
学校に送り出してあげることができます。
めんどくさい上司や先輩に毎日あわなくて良いので、
この点では外資系に軍配があると私は思っています。
ちなみに外資系の場合、
会議は少人数(3,4人くらい)だったらその辺のファミレスとかカフェで行ってました。
もちろん経費で。
議題は事前に伝えておいてアイデアも出しておいてもらう。
あとは顔を合わせて決めるだけって感じでした。
大きい会議の場合は場所をレンタルで取ってましたね。
2,会議の有り方
会議の有り方についても言及しようと思います。
外資系の場合は会議でひたすらメモを取っているだけの人間とか発言しない人間は、
自分の価値を他人に見出せない人間と思われます。
これはどこの外資系も同様です。
新人だろうがベテランだろうが同じ戦力です。
しゃべらない人はバカだと思われます。
あいつは何も考えていないんだなとなってしまいます。
しゃべらない人間を許すのが国内企業、
許さないのが外資系って感じです。
私は、最初外資系製薬会社に入社した時の会議は必死で参加してました。
何かセッションがあるたびに
「自分に意見が求められる」
「何か発言しなければ」と常に考えていました。
国内企業の一方通行の会議よりは頭を使う気はします。
3,評価方法
外資系は「結果」内資系は「過程」が評価されます。
外資系は結果が全てではありますが「結果」を説明できなければなりません。
・なぜこのような結果が出たか?
・事前にどのような目標を立てたか?
・目標を達成するための課題はなんだったか?
・どう克服したか?
・どうアクションしたか?
これをしっかり説明できなければ評価されません。
たまたま出た結果には評価しないって事です。
外資にいた頃は目標を自分と上司で共有して修正されたりすることはありますが、
目標を達成するために行うプロセスに関しては、
「あとは君のやりたいようにやりなさい」って感じです。
目標とされている結果をだすことができれば何をやっていても良いのです。
一方国内企業では、とにかく「過程」が重要視されます。
結果は二の次でとりあえずよくがんばっていたと思われれば評価されます。
働いているところや、がんばっているところを魅せるのも大事です。
あとは上司にコネを作ることと媚を売ること、
これができていればまぁまぁの出世はできると思います。
4,指導方法
外資系は「加点法」国内企業は「減点法」
指導方法、これは評価方法にも重なりますがここでは成長のさせかたという意味になります。
外資系は、例えば「あなたは営業力は○、書類作成などの内勤力は×」だったとします。
外資系ではまず○の部分に注目されます。
あなたの営業力は抜群だ。
だからこの○を◎(二重丸)、三重丸にしていくにはどうしようか?
というのが議論の根幹になります。
まぁ×の部分は何とか△くらいにはしようなと。
もちろん×が沢山ある人間は論外ですが、概ねこういった指導法です。
一方国内企業では「あなたの営業力は○、書類作成などの内勤力は×」の場合、
内勤力を○にするにはどうすれば良いか?が議論の根幹になります。
営業力はもう○だからいいけど、内勤力をあげるには日ごろから、
やることをメモにするとかメールにすぐ返信する癖をつけるとか・・・・
いわゆるジェネラリストとスペシャリストの違いなんでしょうね。
外資系の指導方法はやはり話していて楽しいですね。
×の部分ばかりに注目される国内企業の場合はやはり楽しくない。
この部分でも外資系に分があると私は考えます。
私の経験上、×の方に注目されすぎると、○の部分が○じゃ無くなっていく気もしますね。
まぁこの指導方法に関しては、間違いなく外資系の方が良いです。
5,雇用
最後に雇用に関して。
ここまで読むと外資系の方が楽しそうだなと思いますが
雇用に関しては非常にシビアなのが外資系です。
結果が重要視されますので結果を出せない人間に対してかなり追い詰めます。
上司は四六時中監視するし、とにかく面談時間と回数が極端に多くなるでしょう。
みんなの集まる会議でもくそみそに言われるかもしれません。
結果の出せない人間を入れる研修プログラムもあるので、
そのプログラムに入ったら終わりですね。首を宣告されたのも一緒です。
そうなった場合は速やかにやめましょう。
あなたがその会社で輝けるタイプの人間ではなかったのでしょう。
特にアメリカ系の企業は社員を全体の約10%くらいは代謝(退社)させるという
ルールを設定しているところも多いので必然的に結果の出せない人間には厳しくあたります。
ただ、その代わり成果を出した人間にはメチャクチャ手厚い評価をします。
年収に関しては、僕は未経験で外資系MRに転職してから、
5年後に年収1,000万を超えました。
最後に
以上。いかがでしたでしょうか。
私の考えでは若いうちは外資系の方が良いと思います。
特に営業系は若い人の方が働けますので
結果を出せば出すほど給料が上がるし、出世もできます。
若いうちに外資系でポジションをあげて
40歳くらいになったら国内企業に転職するというのが良いのではないかと思います。
国内企業というのは大抵外資系より遅れていることが多いので
外資系で学んだことや仕組みをそのまま国内企業にあてはめられれば良いだけなので簡単ですよ。
40歳、50歳になると外資系はつらいです。
いくらポジションが上になってもかなりつらいです。
40歳手前から国内企業への転職を考えて40歳からは国内企業で組合に守られながら仕事をするのが勝ち組サラリーマンの一つのスタンダードかな!?
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