MRの将来性はどうなのか?重要なMR、いらないMRとは?現役MRが解説する

MRの今後

どうもこんにちは。

現役MRのだいさくです。

私のMR転職ブログも運営し始めてかれこれ1年が経とうとしています。

私の記事でも「MR 今後」「MR ブラック」

この二つの検索からかなり沢山の記事が読まれています。

1年経って思うことはみんなMRの将来性に不安を持ってるなってことです。



MR数減少=将来性が無いという馬鹿げた理論

MRの数は確かに減少してます。

図のように、ピークだった2013年の6万4657人から現在では1500人ほど減少し、

6万3185人となっています

MRの数は確かにここ数年間で減少していますが、

それがMRの将来性が無いということにはつながりません。

あまりにも単純でばかばかしい理論ですし、

本当に現場のMRの状況を知らないんだと思います。

MRの将来性

ここ数年間でMRの数は多少減少しましたが、

医薬品市場のあり方というのも変わりました。

医療がテーラーメイド化される方向に変わったのです。

昨今は患者さん一人ひとりの遺伝子変異や病理診断により、

個々の患者さんに合わせた治療がされるようになりました。

これまでのように「肺がんはこの薬」ではなく、

肺がんの中でも「この遺伝子変異がある患者さんはこの薬」

というように個々の患者さんによって使う薬が変わっていきました。

どんどん治療が細分化されていったのです。

当然医薬品の市場も大きいものではなく、

どんどん細分化されています。

市場の細分化とMRの細分化

医療がテーラーメイド化されたことにより、

MRのあり方、必要なスキルも変わっていきました。

これまでのように大きな意味での一つの疾患に、

沢山のメーカーが市場を取り合うような構図ではなくなったのです。

一つの疾患のさらに細かい患者さんの状況に合わせた提案や、

薬が必要になったのです。

そのため医薬品市場の大きさは変わらないですが、

種類の多さが変わったのです。

新医薬品の承認品目一覧

このリンク先に最近の厚労省の承認薬が載っていますが、

とてもニッチな領域ばかりです。

患者さんが1,000人くらいの疾患も稀ではありません。

医療がどんどん細分化されて、

MRの担当も細分化されているのです。

プライマリーMRに将来性はない

このように医療や医薬品が細分化されることにより、

MRの持っていく情報も細分化されています。

個々の患者さんに合わせてテーラーメイドな提案をする必要があります。

これまでのように一つの疾患に10個近い同じような薬があり、

とにかく医師に尽くして尽くして処方を取る。

医師に対してMR暴露量を必要とする、

プライマリーMRはどんどん淘汰されます。

MR絶滅論やMR不要論は間違っていますが、

プライマリーMR絶滅論は間違っていません。

プライマリーMRに将来性は全くありませんし、

完全に時代遅れなのです。

ブロックバスターは必要ない

「ブロックバスター」日本における医薬品市場の中で、

年間1,000億円以上の売り上げがある医薬品のことをさします。

しかし、年間2,000人以上のMRを動員して、1,000億円以上売れる薬を扱う

それは一昔前のやり方です。

いわゆるプライマリーMR全盛、

MR暴露量がものを言う時代の話です。

もはやそんなコストパフォーマンスが悪いことはしません。

極端な話、年間10億円売れる薬を10人で売る。

そんな体制に変わっていきます。

MRの将来性と厚労省の動き

上述したような流れは厚労省の動きでもあります。

2018年に行われる薬価改定基準でも1000億円以上売れている薬は、

原則25%程度の薬価が下げられることが決定しています。

製薬メーカーはブロックバスターを作ろうと思っても作れないのです。

最初に希少疾病で適応をとって薬価を釣り上げたあと、

患者さんが多数いる疾患の適応をとるという手法はもう使えないのです。

そのため製薬メーカーはブロックバスターを創薬しようとは思っていません。

MRの将来性!いらないMR、重要なMR

いらないMR、それはプライマリーMRであるとお伝えしました。

プライマリーMRの代表格は、生活習慣病を担当していることが多いです。

生活習慣病領域で、同じような競合品が多数あり、

新薬が出る可能性がほとんどない領域、そこのMRはほぼ間違いなく消滅します。

一方で2018年の薬価改定でも書かれていますが、

希少疾病領域は守られます。

希少疾病領域は薬価が高いですが、

患者さんの数が少ないのでまず淘汰されることはありません。

将来性のある重要なMR3つとは?

将来性のあるMRは3つです。

・希少疾病(オーファン)MR

・オンコロジーMR

・CNSMR

いわゆるスペシャリティMRといわれるものです。

スペシャリティMRというのは専門分野のMRです。

この三つは間違いなく今後も重宝されます。

3つの重要なMRの代表は外資系

医薬品市場は昔も今もそうですが、

今後も外資系が優位です。

現在MRの転職や、製薬会社への就職を考えている人は、

間違いなく外資系を選びましょう。

国内の製薬企業は存続が第一です。

ネームバリューはありますが、

医薬品の価値やイノベーション云々は体裁としては言いますが、

本気で考えていないのが現状です。

存続が第一です。とりあえず売り上げが上がれば良いと考えているため、

仕事はつまらないですし、まだまだMR暴露を求められます。

一方外資系は、

「治療薬の無い疾患の治療薬を作る」

「その領域でナンバーワンの薬を作る」

細かな文言は異なるかもしれませんが、

本当にこういった創薬の理念を掲げていて、

実行しています。

日本男児としては残念ですがこれが現状です。

MRとして、製薬会社の社員として本当の価値を感じられるのは、

こういった理念を掲げて、それを実行している外資系です。

MRの将来性がないって本気で言ってんの?





これまでで、数年前から現在まで医療の在り方や、

MRの在り方、いらないMR、重要なMRがなんなのか大体お伝えできましたでしょうか。

これからは、実際にMRの将来性がどうなっていくかを書いていきたいと思います。

増えるMSL・PMSモニター

MRの数は減少しましたが、

最近激増してるのがMSL・PMSモニターです。

MSLやPMSモニターの仕事に関してはこちらのリンクで詳しく説明されています。

PMSモニターの仕事

MSLの仕事

簡単に言うとMSLというのは最新の情報、

特に最新の学会情報や治験に関する説明、提案を行う部署になります。

そして、PMSモニターというのは、主に副作用の情報を収集する仕事です。

新薬の(特定)使用成績調査を担当したり、

普段の副作用情報を収集する仕事です。

この二つの仕事がなぜできたか?

この二つの職種は、もともとMRが行っていました。

私がMRになった2010年頃は普通に行っていました。

しかし、武田薬品のCASE-J事件や、

ノバルティスのディオバン問題により、

これまでMRが普通に行ってきた

治験の提案や最新情報の提供ができなくなってしまったのです。

そして、PMSモニターの仕事は単純に副作用の報告漏れが原因です。

MR不要論のからくり

この二つの職業、MSL、PMSモニターですが、

確実な人数は計算されていないのでわかりませんが、

大体の概算で少なく見積もっても、

製薬業界全体で1,500人以上はいます。

この1,500人という数字が何かわかりますでしょうか?

そうです、2013年から現在まで減少したMRの人数です。

現在のMSLやPMSモニターの職種にいる人間が行っている仕事は

元々MRが行っていた仕事です。

当然そういった職種についている人は元MRの人が多いです。

PMSモニターは100%が元MRです。

減少した分のMRはMSLやPMSモニターという名前に変わっているだけとも言えます。

何が言いたいかというと

実質的な意味で製薬会社の現場の人数は変わっていないということです。

今後のMRに求められるもの

10数年前のMRに求められていたスキルは、

ゴルフ、カラオケ、酒に強い、コミュニケーション能力。

この4つでした。

この中で、現在も求められるスキルはコミュニケーション能力だけです。

実際最近MRになった人のほとんどはゴルフをやりません。

カラオケも別に行きませんし、酒に強くなくても全然OKです。

女性MRの人数が増えているのはその辺が大きな理由ですね。

今後のMRに求められるものは、

とにかく勉強です。

より患者さん目線になり、患者さんにとって一番の利益は何か?

これを考えて情報提供、そして提案ができるスキルです。

実際それができないとマジでキツイです。

売れません。

スペシャリティMR全盛の時代

このように医療がテーラーメイド化しているので、

MRもテーラーメイド化する必要があります。

プライマリーMRの時代は完全に終わりました。

今後はスペシャリティMRの時代です。

とにかく専門性です。

患者さんベースの提案、

一人で広域を担当して売り上げを作るスペシャリティの領域が全盛を迎えます。

そして、スペシャリティの代表格は外資系です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

MRに将来性がないというのは大きな間違いです。

MR数の減少=MR不要、MR絶滅というのは

ただ単に不安を煽る単純な理論に他なりません。

現場にいる現役MRの私が断言できます。

MRは今後も必要です。

プライマリーMRは間違いなくなくなります。

スペシャリティMRは今後ドンドン重宝されます。

スペシャリティMRの代表格であるのは、

・オンコロジーMR(癌領域)

・CNSMR(中枢神経領域)

・希少疾病MR

大きく分けるとこの三つです。

そしてこの三つの領域を引っ張っているのは外資系になります。

是非スペシャリティMRに興味のある方は情報取ってみてください。

私のこれまでの転職経験からこの3つの領域に有利な転職サイトをまとめております。

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