MRの年収格差が激しい!儲かる領域、損する領域!

MRの年収

こんにちはだいさくです。

このMR転職ブログを運営し始めてちょうど1年が経ちました。

この1年間にかなりの数の転職に関するご相談をいただきました。

未経験者の方もいればMRを現在やられている方まで本当に様々です。

私自身が業界全体を把握する上でもとても勉強になりましたし、

転職を考えてる方に共感すると同時に転職理由というのは沢山あるんだなと思いました。

そして、この1年間当ブログを運営していて思ったことの一つに、

MRの年収にはかなり格差があるということです。

MRの年収格差が激しい!儲かる領域、損する領域とは?




MRの年収が高い事に変わりはない

※年収ガイド 給与階級別の年収データより

こちらが日本人における平均の年収データになります。

年収300万円以下の人が40%を占める中で、

業種別の平均年収データでMRの平均年収は711万円になりますので、

全国平均の上位15%くらいには入るわけです。

全体の3%程度しかいないと言われている、

年収1,000万以上の人も周りを見渡すと一定数いるので、

やっぱりMR自体は年収という意味では高いと言われる業種だと思います。

一方で広がるMR格差

全体的には年収の高いMRですが、

その一方で所属している会社や組織によってまずバラツキがあります。

順位   年収の目安
(ストック込み)
年齢層 主な企業
外資系オーファン 約1,500万 40代前後 アレクシオン・シャイアーなど
大手内資系 約1,100万 35歳前後 第一三共・アステラスなど
大手外資系
(スペシャリティ)
約880万円 30代前半 アストラゼネカなど
大手外資系
(生活習慣病)
約720万 35歳前後 イーライリリーなど
中堅先発品メーカー 約700万 30代後半 協和発酵など
ジュネリックメーカー 約680万 40代後半 沢井製薬など

外資系のオーファンドラッグを扱う会社の年収はストックオプションも含めると、

かなり高いのは有名かと思いますが、

やはり次に来るのは大手内資系になります。

大手内資系の場合は領域に関わらず均等に高いので、

内資系を抜きにするとやはり高いのはスペシャリティMRです。

※スペシャリティMR=専門領域 反語:プライマリーMR

領域格差が激しい

大手内資系は別として、現状の領域格差というのは凄いものがあります。

私は現在35歳で大体年収が1,500万ですが、

現在のオーファンの会社の営業部隊で最年少が32歳で同じくらいの年収の人間もいます。

かたや、生活習慣病領域のMRになると同じ年齢で年収が600万くらいの

人も沢山いるのです。

同じMRでも担当領域でこれだけ年収が違うわけです。

年収アップには未来を見る必要がある

それでは全員がスペシャリティMRになれば年収が上がるのかというと

現在20代で生活習慣病を担当してるのであれば、年収アップという意味では、

間違いなくスペシャリティにスイッチしたほうが良いとは思います。

ただ、年収をとにかくアップしたい!という人は未来を見る必要があります。

年収が一番上がる転職のタイミングがある

このブログでもしょっちゅう言ってるのですが、

年収が上がる一番のタイミングは、

自分が今までやっていた仕事にこれから参入して来る会社が現れた時です。

その会社が外資系のオーファンであればあるほど高くなるし、

その領域がニッチであればあるほど、

イノベーション度が高ければ高いほどその傾向にあります。

なので、気持ちは分かりますが、上司や周りの環境が嫌だからという理由で、

辞めないことです。次の会社に行ってもなんの解決にもなりませんのでね。

オンコロジーの10年前





僕がオンコロジーMRになった10年前はまさにプライマリー全盛期でした。

まぁあんまりこのブログでネガティブコメントはしたくないのですが、

現在でも残っているMRの悪い印象の中心がプライマリーMRだと僕は

思っているし、MRの価値というのを著しく落としたと思っています。

今でも言われているプライマリーMRとスペシャリティMRは仕事の質としては

全然違うと思います。

そんなプライマリー全盛期にはオンコロジーなんてやる人はオタクとか、

ちょっと変わってる人というイメージでした。

治らない疾患をやるなんて面白くない、本当のMRじゃないという人もいたのです。

オンコロジーバブルの到来

当時はオンコロジーメーカーというのは外資系数社しかありませんでしたが、

その後癌のモリキュラーターゲットが発見されバブルのような状態に突入します。

それから、それまでオンコロジー領域を担当していた数少ないMRが

重宝され、現在のオンコロジー領域のマネジャーのほとんどはその頃から

オンコロジーをやっている人間なわけです。

プライマリーとは考え方も仕事の進め方も違うのでその辺は至極当然な訳です。

石を投げればオンコロジーMRに当たる

では今のオンコロジーMRはどうかというと、

溢れかえってるわけです。

今でもとっても多いですが、オンコロジーMRになりたい!

という相談を受ける転職エージェントも沢山いるのです。

もし、僕が20代MRで他の領域への転職を考えていたら、

オンコロジーはまず選びません。

腐る程いますから。

年収アップには次に来る領域を予想する

20代で未来を予想するのは難しいかもしれませんし、

予想できる30代の人がその領域に思い切ってシフトチェンジできるかというと

そうでもないので難しい部分ではあるかもしれません。

でも、CNSはまだまだ完璧に原因がわかった上で治療してるわけじゃないし、

CAR-Tや免疫系、再生医療なんかも今後伸びていくと思います。

でもはっきりと分かりませんのでその辺は少しギャンブル的になってしまうかもしれません。

ただ、どの転職案件を見ても

「オンコロジーなどの患者ベースの提案をしてきたかた」

この文言は腐るほど見ますので、

スペシャリティを選んどいてまず間違いはありません。

年収の低いMRは社内の居心地が良い

あと、年収が業界平均より低いMRの場合は大抵社内での居心地が良い人が多いです。

自分たちの年収が周りと比べると低いというのは上司もわかっているはずなので、

せめて居心地はという配慮があるのかもしれませんね。

年収が低い上に居心地も悪いんじゃすぐ転職されちゃいますからね。

気付いた時にはもう適齢期を過ぎてしまうということにもなりかねませんね。

年収の高いMRは雇用に怯えている

一方で年収の高いMRは雇用に怯えている人も多いのです。

居心地が悪い人も一定数います。

特にイノベーション度の高い薬剤を扱っている会社ほど、

成果があげられない人間に対して厳しいので居心地が悪いのです。

その代わり成果をしっかり上げるために最善の努力をしていれば、

内資系なんかと比べても出世も早いし、任される仕事の範囲も広がるので、

力のある人は絶対外資系が僕は良いと思います。

居心地が悪いには理由がある

ただ居心地が悪いには理由があるのです。

薬というのは8年間という縛りがあります。(例外もありますが)

ただ、8年間ずっと時間があるわけではありません。

基本的には3年のうちに勝負を決めないといけないわけです。

その3年間という限られた時間の中でやる気のない、

その薬の持っている価値、イノベーションをしっかり伝えられない人間というのは

やっぱ厳しいのです。

そんな人間のやる気が出るのを待っている余裕はやっぱり無いんですよ。

待ち望んでいる患者さんがいるのでやっぱり厳しいのですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

比較的年収の高いと言われている「MR」という職業ですが、

細かく見てみると会社や領域によってだいぶ変わってきます。

もちろん年収だけが重要なことでは無いと思います。

転職を考えるにあたって重要な要素というのはこの3つと言われています。

・年収

・環境

・やりがい

この3つのうち2つ以上が満足であれば転職はしないほうが良いと言われていますし、

する必要も無いと思います。

逆に環境がとても自分にとって良いのであれば、

年収を求めすぎるとその環境を失う可能性もありますからね。

ただ、年収に関してはオーファンが一番良いというのは製薬業界では

常識ではありますが、意外に知らない人もいるのです。

知ってる知らないで損してしまうことが無いように、

情報というのはしっかりとったほうが良いと思います。

一応僕が今まで使った中で一番簡単でなんの手間もないのが、

ジョブくるチャット

このジョブくるです。アプリをダウンロードして、

製薬会社の案件くださいと入力するだけでAIもしくは人間が勝手に検索してくるので、

エージェントと話すのがめんどくさいなという人でとりあえず情報だけという方には、

とってもおすすめです。

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