どうもこんにちは、だいさくです。
特に立ち上げ当初の米系ベンチャーで入社された人の年収がとんでもなく高いのは、
広く知られている事かと思います。
それは今に始まったことでもなくて、昔からそうなんですよね。
実はですね、以前に知り合った米系ベンチャーで働いている方が、
この度辞められたとご報告いただきました。。。
年収2000万円ですよ。。
なんで辞めたんでしょうか??
とても気になったので、
今日は年収2000万の会社を辞める理由を聞いて参りましたので、
ご紹介させていただければと思います。
年収2000万のバイオベンチャーを辞めた人に理由を聞いてみた
中々年収2000万って未知の領域なんですよね。税金もヤバそう。。
本日お話を聞いてきたのはカズさんという方になります。
カズさん簡単に自己紹介をお願いいたします。
皆様こんにちは、カズと申します。
私は今年45歳で、
多分だいさくさんのブログを読まれているような年齢層の方は若い方が多い気がするので、
おじさんが登場してしまい恥ずかしいですがよろしくお願いいたします。
最近ではうちの会社も募集かけると倍率100倍くらいになりました。
うちの会社が魅力的というよりはだいさくブログの影響が大いにあると思っています。
だいさくブログのおかげで良い人材が集まるようになってくれたと人事は喜んでましたよ。
そんなベンチャーで働き始めたような若い方の、
ちょっとした指針になれるように頑張ってお伝えしたいと思います。
私は、今から13年前の32歳の時に準大手クラスの内資系の会社から、
今の米系ベンチャーの会社に転職いたしました。
13年間の年収の平均は1747万円で、
年収のうちの約4割は会社の株式付与(RSU)になります。
しかもRSUって他の会社だと配当がつかなかったりするらしいのですが、
うちの会社はちゃんとつけてくれるんですよね。
高年収は魅力・・でも仕事には飽きていた
確かにその年収で13年間働けたら辞めても大丈夫そうですね。
僕も実はあと8年今の会社で働けば辞めても大丈夫そう、というか、僕の場合はお金に縛られずに仕事できそうという感じなんですが、
率直ですが、何故辞められたのですか?
私の場合はとにかく仕事自体は楽しくなかったです。
楽しくなかったというより飽きてしまっていたんですよね。
MRがどうというより同じ仕事をずっと続けるって根気が必要です。
ただ、報酬面では以前の内資系の営業本部長よりも高い報酬をもらえていたので、
他に行きたい会社も無くて転職するということは一切考えてなかったですし、
飽きたなんて言ったらバチが当たるとは本当に心から思っております。
部署異動は東京に行かなければならなくて、単身赴任はしたくなかったので、
そもそも選択肢になかったです。
話が脱線するんですが、仕事に飽きた時はどうされてますか?
いや、ただ、飽きていたとは言え超希少疾患を扱っていたし、
主には小児やAYA世代向けの薬剤だったので、苦しんでる子供達の様子を思い浮かべると、
うちの薬を使ってくれて少しでも良くなったり改善が見られたりすることを聞いた時は、
やっぱ嬉しいんですよね。
そこに慣れは無くて何度聞いても嬉しいものはやっぱり嬉しい。
そういう意味では本当にこの会社に入って良かったんです。
仕事に飽きている時って結構あるんですけど、その時って全然活動できてなかったりしませんかね?
仕事に飽きて、つまらないって思った時こそめちゃくちゃ活動してみると良いのかなぁと。
やっぱ患者さんの声を聞けたり、
その声を聞かせてくれるお医者さんの喜んでいる顔を見たり、
感謝の気持ちを言ってくれたり、
逆に大きな課題が見つかったり、
そういう時は飽きてる時間も忘れてるというか、そもそもそんなこと考えないんですよね。
飽きてる時って活動してみると逆に良いのかなぁと思うようにしていて、
つまらないと思った時は自分はあまり仕事できてないと思うようにしてました。
仕事を辞めたのは資産が1億を超えたから
今回仕事を辞めたのは資産が1億を超えたからです。
持っている株式資産が8000万(RSU以外も含めて)、
ローリスクの金融資産が1700万、
現金2000万、という感じです。
あとは退職金が1000万くらい入ってくる予定です。
資産が1億っていうのは40歳くらいで一度超えたんですが、
まだ子供が大学受験を控えていた事もあったり、
仕事以外の収入の目処もたってなかったので辞められませんでした。
では45歳の今何故仕事を辞めたかというと、
その理由は、
・サラリーマン以外の収入の目処が立ったこと
・子供が国立の大学に行ってくれたこと
この2つがとても大きいです。
正直もうそんなに稼がなくても大丈夫なんですよね。
カフェのオーナーで年商1200万
サラリーマン以外の収入って具体的にどんな感じですか?
カフェです。
本当はここで宣伝させていただきたいのですが、
実はまだ今の会社の引き継ぎ中でして、ちょっともう少し時間をいただいてから、
改めて宣伝させていただけると大変嬉しいです。
元々副業自体はいくつかやっていたのですが、
老夫婦がやられていたカフェをそのまま引き継ぎました。
少しの家賃を払うだけでそのまま全て引き継がせていただいて、
あまり大きい声では言えないのですが、コーヒー豆の原価はとても安いんです。
そもそもコストがかからないですが、お客様は実際にはコーヒーの味よりも、
その場を楽しみにこられていて、おしゃべりの場だったり、パソコン作業の場であったりで。
そのカフェ自体はもう2年ほど運営していて、基本的には私一人とバイトの子1人で経営してます。
たっぷり払え、でなければ一文も払うな
MR人生を振り返っていかがですか?
私は、元々関西の大学の文系出身なんですが、
当時は特に内資系の製薬会社は学生を確保しようと、
学生に対する接待なんかは普通に行っていました。
最初の会社の人から「お前うち入れよ!」と言われ、
「はい!」と言ってそのまま入社したような時代でした。
それから10年間お世話になりましたが、
今の会社とはだいぶ考えが違いました。
報酬に関しては、今のベンチャーは、
「たっぷり払う、もしくは一文もあげない」という理念みたいなのがあって、
成績を残したら本当にすごいです。
ただ、やっぱりそういったアメリカナイズの報酬制度は、
お金が発生しない仕事をしなくなります。
内資の時は報酬は低かったんですが、アットホームな先輩後輩文化があったし、
こんな仕事やっても一文の徳にもならないような仕事は今の会社では絶対にありません。
主体的に動き(誰の助けも借りず)成果を残す、
それができたら多額の報酬という感じなんですよね。
アメリカの研究で、報酬が低い会社はお金にならない仕事をしやすくなる傾向にある。一方で多額のインセンティブは仕事の本来の楽しみを奪う傾向も見られているんですよね。やっぱインセンティブが高いと同僚が完全なライバルになってしまいますからね。
そうですそうです。
本当に若手みたいなこと言ってしまうんですが、
インセンティブより褒め言葉が欲しい時がありました。
それでも振り込まれるお金の額を見るたびに、まぁ良いかぁみたいな気持ちになるのも確かで(笑)
インセンティブより褒め言葉が効果的な場面だったり、そういう人材とか、時期ってのがありますよね。
高年収は選択肢を増やしてくれる
私は今の会社で働いて13年経ちましたが、
みなさん知ってる通り、お金は非常に大切です。
ある程度大きな資産を作れると、仕事をするかしないか、
その選択肢をくれます。
45歳で仕事を辞められることも選択できるし、続けるという選択もできます。
お金は自由でもあると思うので、自由な人生を選択できる材料になると思います。
仲間意識とかアットホームな暖かい環境を失うという可能性もありますけど。
お金を稼ぐこともとっても大切ですが、
それと同じくらい、
お金のための仕事の他にお金に関わらない趣味を持ったり、
友人や家族を大切にする、
それ自体が楽しいと思える事を日々探すことも大切かなと思います。
まとめ
年収2000万の会社辞める人がいるんだなぁと思ってましたが、
よく聞くとなるほどぉという感じでした。
・多額の報酬は仕事の楽しみを奪う
・インセンティブより褒め言葉が大切な時がある
・お金は人生の選択肢を増やしてくれる
この3つに関してはジーンとくる言葉だったなぁと個人的に思います。
あとはやっぱり辞めた後に収入を確保しておくというのは大事なんでしょうね。
あまりリスクを取らずにちょっと稼げる副業もこちらでまとめております。
ではまた!
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