【経験談!】MRで苦しんでるなら本当にお勧めしたい医療機器業界!

第二弾MRエピソード企画

だいさく 様

いつも楽しいエピソードをありがとうございます。

ウミと申します。

少し前になりますが、私が医療機器のメーカーへ転職した時の事を書かせて頂きます。

投稿した理由は、MRの経験がとても役立っているという事と、

単純に医療機器業界へ転職して良かったからです。

プライマリーMRから医療機器へ転職した当時のこと




僕が転職したのは32歳の時で、

ちょうど入社10年目の終わりに転職しました。

理由は色々ありましたが、将来への不安が大きかったからです。

当時は製品力に全く頼れないプライマリーMRでしたので、

個人技や、グレーゾーンギリギリの営業でなんとかしていました。

当時は今よりはまだ様々な事ができていたと考えております。

文房具の配布が可能だったり、説明会時の弁当の処理方法も甘かったですが、

将来的には非常に厳しくなる事は日に日に感じていましたし、

こんな事してて本当に大丈夫なのかなぁ?と日々不安に思っていました。

そんなこともあり、専門領域へ転職しようとしましたが

時既に遅し、30代では会社の中ではバリバリ働き盛りでも、

転職市場では既に手遅れでした。

何だかんだ、転職市場では20代が欲しいんだなという

どうにもならない事を思い知りました。

気付くのが遅かった自分に後悔の毎日でしたが

そんな時にふとしたきっかけから医療機器に進むことになりました。

医療機器営業とMRを比べて思った事

医療機器営業ってMRをやっていた頃は、ほとんど会った記憶がありません。

医局前で見かけたことなど数えるくらいしかありません。

ただ皆さんもなんとなく分かると思いますが、

病院でMRっぽい人なんだが、この人はMRじゃないなと、なにか匂いで感じた事はありませんか?

表現が難しいのですが、雰囲気が全然違うんですよ。

そんな人がいたら、かなりの確率で医療機器営業です。

医療機器営業がやっている事はMRに近いと思います。

アポイントを申し込んで訪問したり、説明会を実施したり、講演会を開催することも同じです。

薬機法は勿論、規制に関してもMRに近いところは多々あります。

ただ決定的に違うのは、医師や患者との「距離」がとても近いんです。

業種によっては、手術室にて医師のサポートをしたり、

病棟にて患者さんへの説明(インフォームドコンセント)へ同席したりと、

とにかく医師や患者さんの側で働く事が多いんです。

MRからすれば手術室なんてある意味では聖域でしたし、

待合室以外にて、患者さんと会うことはもちろん、

話すことすら無かったのですが、それが毎日のように続きます。

距離が近い分、医師からの連絡も頻繁に入ります。

知らない番号からかかってきたら医師だった、

そして医師の方からこれを教えてくれ、なんてことも多いです。

MRの時によくやっていた医局前で、ひたすら待ち続けたり、

医師が医局から外来へ移動する何十秒に顔見せ程度に

宣伝をしていた頃から見れば圧倒的な違いを感じます。

もちろん大変な部分はありますが、やりがいとその経験というのは本当に貴重なんです。

代理店(ディーラー)のパワーが半端ない

そしてメーカーより更に距離が近いのが、代理店(ディーラー)です。

医療機器では卸ではなく、代理店と呼ぶのが一般的なのですが、

僕も医療機器に転職してから、医師との距離が近くなったなと思いましたが、

代理店の距離の近さには驚きました。

まさに終日一緒にいる、と言っても過言ではありません。

手術日には常に手術室に張り付いていますし、

国内はもちろん、海外の学会があれば一緒に参加もしています。

医師の秘書みたいなものです。

もちろん製品の知識も半端ありません。

医師とほぼ対等にディスカッションしている姿を何度も見た事があります。

僕もMRにて地方勤務をしている際は、確かに強いMSは存在しましたが

せいぜいアポイントや説明会の窓口、イベントを仕切る程度だったため

代理店の医師との親密度には驚きでした。

嘘か本当かわかりませんが、医師が異動する際は代理店担当者も異動となる

まさに施設ではなく、医師に担当者を付けることもある様子です。

30歳からのMRの転職に医療機器は本当におすすめです




さて、MRとしての転職ができなかったある程度年配の僕が

なぜ未経験の医療機器へ転職できたのか?

それはMRでの経験値です。

医療機器業界って社員100人を超えればもう大きい会社なんですよ。

ほとんどの会社が社員2桁で、都道府県を1人で1県担当したりと

扱っているのも数品目といった、医薬品業界の常識では考えられない事が多いです。

まあ、とにかく会社が小さいんです。

当然小さい会社は研修にかけるコストも無いですし

マーケターや戦略を立てる部署もありません。

そもそも人がいないんですから。

それ故にある程度の年齢で、即戦力になれる人は大歓迎なんです。

特にMRとしてはサバイバル能力が高い人があれば尚良いです。

新規開拓に長けているとか、個人技で売ってきたでもなんでもいいんです。

製品の知識や医薬品業界との違いは後で学べばいいんです。

これは面接の段階にてハッキリと言われて驚いたことを

今でも鮮明に覚えています。

最後に

MRを目指した人って、社会貢献を考える人が多いと思うんですよ。

患者様のために、とかお客様のためにもそうですね。

僕もそうでしたし、特に真面目な人ならなおさらです。

ただ、現実は売っているものが医薬品なだけで

株主第一の営利企業である事は何も変わりありません。

このギャップって、誰もが経験すると思います。

悲しいことに、これは医療機器でも同じです。

仕事はお金をもらう以上、ボランティアではありません。

でも、どうせ会社に属して仕事をするのであれば

自分が役に立てていると感じられる方が良く無いでしょうか?

少なくとも、MR時代の僕のようにこのギャップに苦しんでいる人には

一つの解決方法として、

医療機器業界への転職はかなりお勧めなので是非検討だけはしてみてください!

だいさくコメント

今回医療機器へ転職された方からの投稿が実はすごい多くて、

僕の周りにも医療機器とか、それこそ遺伝子検査の業界に転職された人もとても多いので、

僕も実は結構どちらの業界のことも結構知っていたりするんですが、

面白そうですよね。

僕のブログに対する医療機器の会社とか、

遺伝子検査系の会社をもっと書いて欲しいというニーズも実は結構あるので、

今後ちょっと検討しようかなと真剣に考えているところであったりはします。

MRから他業界ってなると、やっぱネックは報酬なんですよね。

多分だけど、今のがんじがらめな状態でなんの不安もない人の方が少ないんだけど、

どうしても他業界へ踏み出せないのが報酬だったりするので、

その辺も合わせて今後調べてみたいと思いました。

きっとMRから医療機器へ転職した人は頷いてると思いましたし、

同じような気持ちで働いてる人には少し考えるきっかけになった内容だったのかなと感じました。

貴重なご投稿ありがとうございました!

ではまた!




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