だいさくさんこんにちは!
いつも楽しく拝見しております。
私は現在外資系製薬会社で本社勤務をしております。
昨年、毎日楽しく拝見していたエピソード企画を今年もやってただけるということで、
過去の私のエピソードも聞いていただきたく投稿してみました!
テーマは「新人時代に遭遇した特殊な体験たち」です。
もう10年以上前でしょうか、新卒で入社した翌年の話です。
私はとある地方に配属され、
その施設はその地方の中でも郡部の、次の信号まで車で30分以上かかるような病院でした。
訪問ルールとしてはよくありがちな、
お昼に60-90分間くらいの間に、廊下に並んでいるMRが、
医局や各先生の部屋にかわるがわる入室していき話をしていくようなスタイルでした。
まだ若かった私は人間関係の構築や「自分を知ってもらう」という意味でも、
世間話を厚めに色々な話をしていたのですが、
そこのDrが「猟友会(?)の青年団で私が一番年下で大変なんだよ」みたいな話になりました。
なんじゃそのプレゼントは・・
その先生の話をまとめると、
「野生の鹿を駆除せねばならないのだが、50過ぎても一番年下で次の担い手がいなく大変だ」
という話なのですが散弾で打つと肉がまずくなるとか、
血抜きが重要とか、意外と貰い手がいないとかいろいろと面白い話を教えていただきました。
(川でクマにやられた人はだいたい鮭を密漁してる、とか笑)
自社製品のディスカッションが盛り上がった時ももちろん楽しいですが、
こういう話も楽しいなぁ〜なんて思って面談を終えたその翌週の出来事です。
同じように訪問したところ
「待ってたよ、君にこれをあげようと思って!」と開口一番Drの声。
何かと思ってみてみるとなんと「鹿の左後ろ脚丸々一本」いただきました笑
毛がついたままの太ももまで丸々です。
※こんな感じか?という画像が載ってるブログがありました。閲覧注意です。
鹿の足を担いで歩く医局
もらわないわけにもいかず、
「どやって食べたらおいしいっすかねぇ?」⇒「カレーとかに入れたら大体おいしいんじゃない?」
みたいな会話をして帰りました。
鹿の足を肩に担いで部屋から出たときの、
廊下で並んでたMRたちの驚いた顔がいまでも忘れられません笑
ちなみに作ったカレーの味は、、、イマイチでした。。
(調理法が悪かったと信じています)
その何週間か後に、今度は缶詰に加工されたカレー風味の鹿肉をいただきました。
最初からそれにしてよ!(これは美味でした)
医局で勧誘された新興宗教
またこの施設、隣の部屋のDrもまた特徴的で、
とある宗教の熱心な信者でしてMRの製品紹介を一通り聞いた後に、
「それでは続いて私の番ね」ということで、
講和をややしばらく聴くターンが訪れます。
本などが出るとMRに配ったりしていて一時私の本棚の一角はその本で埋まっていました。
部屋には貯金箱が置いてあって、
「お布施」と称して各MRは毎回100円とか少額を納めていくという謎の通例もあり、
とあるメーカーが新薬採用とか勝負の時には所長が来て1万円入れてったとか、
「○○製薬の××、入信したらしいよ」
「そうとしか考えられないよな、あの薬剤爆発してるもんなぁ」
みたいな嘘かホントかわからない噂も出たり、ネタが満載の施設でした。
そんな中で私も印象的だった出来事がありました。
その宗教関連の映画が上映されるということになり、
例のごとくチケットを頂戴したわけで、
しょうがないから見に行くかということで見てきたわけです。
当然のように後日感想を言いに訪問するわけですが、
先生から「~~の意味ってどういうことだと思う?」
と聞かれた際に何気なく「~~~ってことだと思いました!」といった答えが、
まさかのドンピシャだったらしく先生号泣。。
「君には素質がある」と言われ本気で入信を勧められました・・・
結果この施設のおかげでインセンティブ取れる成績でその年は終わることができました
(入信はしてませんが笑)
近年はコンプライアンスも厳しくなり、
先生と一緒に遊んだりということはほとんどなくなってしまったので、
こういう体験も少なくなりましたが、
若いころ数年だけでも接待ができた時代を経験できたことはよかったなぁと、
本稿を書きながら思い出しました。
だいさくコメント
僕は流石に鹿の足をもらったことはないですが、宗教に関しては講和を聞いたことはありますね。。
あまりない経験なので結構面白くて色々調べたりして、一緒に教会にも行きましたよ。
でもあれですね、僕の場合は看護師さんの合コンをお願いされたりとか、
独身のドクターと街コン行ったりとか、なんかそんなんしかないのが悔しいっすね。
鹿の足もらったとか一生のエピソードにできますね。
おもしろいっすね。
まさにエピソードって感じで本当に楽しませていただきました!
ありがとうございます!!
ではまた!
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