所長からの間違いメールで、恐怖の業務監査に巻き込まれた私・・

第二弾MRエピソード企画

だいさくさん、お世話になっております。

ヤマと申します。

今回は私の会社で実際にあった懲戒系の話しを送らせていただきます。

シビアな内容なので少々柔らかい文面にしておりますが

掲載が可能であれば何卒宜しくお願い致します。

所長からの間違いメールで、恐怖の業務監査に巻き込まれた私




皆様の会社は監査は年に何回ありますか?

最近はお金の使いようが無いので、

監査部の仕事もさぞ減っていると思いきや、

より重箱の隅を突く様になったとかまあ色々な話を聞きますよね。

今日は私が監査にて巻き込まれたときの話をさせていただければと思います。

1,会社の金を使うなら監査を受ける義務がある

会社のお金は自分のお金ではないので、当然会社からの監査を受ける必要があります。

もちろん、全くの正論ですがかつて接待を含め何でもありだった時代は、

監査部は営業の天敵でした。

グレーゾーンギリギリ、

いや、それこそ真っ黒の営業で成果を上げていた人からすればそりゃそうだと思います。

特に多かったのは下記2点と言われていて、

・居酒屋で弁当を頼んだことにして、実態は接待をしていた。

・接待時に人数を上増しして、単価を高めていた。

特に接待を経験した世代の方は、

先方の強い要望に応えなければと、

新人時代にやらかしてしまい上司や先輩社員のアドバイスやアリバイ工作にて

乗り切った経験もあるのではないでしょうか?

当時はそんな案件だらけだった為

そりゃ沢山の監査事例があった様子です。

私自身は幸いなことにそこまで無理な要求をする得意先が無く

余り監査とは無縁の生活を送っていました。

そんな中、何故か私は大事件に巻き込まれてしまいました。

2,何気なく来た1通のメール

ある日ですが、知らない社員からメールが来ました。

調べたところ、全然知らない営業所の所長でした。

何だろうと思ってメールを見てみたら、なにやら危ない内容なのが分かって、

不正をやってしまってそれが監査にバレそうだから、

担当者と所長と相談して口裏を合わせようみたいな内容でした。

かなり濃いやり取りをしていた様子にて

ご丁寧に過去のやり取りも全て入っていました。

あっ!!!、と思いました。

これ宛先を間違えたんだと。

その担当者と僕は同じ苗字です。

僕の苗字は佐藤・田中みたいな非常にありふれた苗字です。

学生時代クラスに2人はいたかと思います。

ヤバいな、見てしまった・・・というか間違えるなよ!!と、

本当にどうしようか迷ったものです。

とりあえずどうしたらよいか、本人に伝えるべきかモヤモヤしながら過ごしていました。

その日の夜、知らない番号から電話が入りました。

相手はメールの送り主の所長でした。

「○○さん、一生のお願いだ、そのメールを削除してくれ誰にも言わないでくれ!何でも言う事を聞くから!!」

初めて電話する人に一生のお願いはちょっとやり過ぎなんじゃないかと感じましたが、

冷静にツッこめる雰囲気で無かったです。

僕も営業ですからやってしまった気持ちはよく分かりますし、

売り上げについてキツく言われていてやむを得ずやってしまったのかなと・・

叩いてホコリが出ない人はいないよなと自分を納得させて、

指示通りメールを削除しました。

ここまではまあ、まだある話かもしれません。

3,突然の呼び出し

それから数か月後のある日、突然直属の所長に呼び出されました。

ちょうど内示の時期だったので、ドキッとしたことを覚えていますが

会議室に移動しながら、人事の話じゃないと言われて

なんだ?何か悪い事をしたのか、クレームかなと色々考えていました。

当時の事などすっかり忘れていました。

会議室に入ると支店長が座っていました。

所長は着座するなり、正直に言ってくれと言いました。

「○〇営業所にて不祥事があった、処分は決まり次第発表される」

ドキッとしました。

ただ、自分には全く関係が無い話ですし

そうなんですか、とかどんな不祥事だったんですかねと、

当たり障りのはない話にて返していました。

そんな時、所長が切り出してきました。

「お前はその不祥事を知っていたのか?」

これには私も固まりました。

「やっぱりな、顔に出ている。監査部が対象者のメール履歴を調べたところ恐らく間違いであったと思うが、君にメールを送っていることが分かった。そして半日後、君はそのメールを削除しているね。」

・・・もう、何も言い返せませんでした。

「直前に○○所長から君の携帯電話に着信があった事からも裏は取れている」

ごめんなさい。

いや、自分は何もしていないのに巻き込まれただけなのに

なんで謝っているんだろうと。

所長からの指示が出ました。

出来る限りオレはお前を守るから一緒に査問委員会への出席を指示されました。

4,恐怖の査問委員会




当日は本社に所長と行きました。

地方にいたので朝5時に家を出たことを覚えています。

私は本社に入ると早々に部屋に通され、

必要があれば中へ入室する様指示を受けて待合室にて待機していました。

この時間が恐怖でした。

ところが1時間経っても、2時間経っても呼ばれません。

怯えながら待っていると

所長が入室してきて一言「帰るぞ」と。

え?私は??と聞いたところ

「君の証言が無くとも2人は事実を認めた。君は今回の事を教訓に、大きくなりなさい」

その後、どこかのラーメン屋に行ってご馳走になり、帰路に就いた事を覚えています。

前の晩は本当に眠れなかった分、その日は12時間くらい寝ました。

5,後で聞いた話

悪事の2人は会社のお金を不正に使っていた様子です。

所長は当然降格に加え停職処分となっていました。

もう一人の担当者は内勤部門に異動となっていました。

ただ売上を上げたい一心であった事は処分内容から読み取れました。

僕は事実を知りながら報告を怠ったわけではありますが

当時の所長や処分該当者の弁護により、厳重注意で済みました。

幸い、懲戒には該当しませんでした。

ただ、僕も被害者なんだけどとも言えずに今でもモヤモヤしているエピソードです。

また会社のメールは監査部が調べることができることは本当に怖かったですが

私物ではない以上、その権利は確かにあります。

皆様も会社のメールを私用に使ったりすることはやめて下さいね。

また僕みたいに変なメールが来たら、どうすればいいのか

一つの知識として、覚えて頂けたら嬉しいです。

だいさくコメント

エピソードありがとうございました!

多分ですが、数年前くらいのちょうど過渡期のあたりの出来事ですかね。

皆さんならこんな間違いメールが来たらどうされますかね?

僕なら多分同じように黙ってますね。

今の時代なら普通に通報する人の方が多いのでしょうか。

当時って、不正で会社辞めて行った人って純粋に会社の売り上げ貢献を考えていたりして、

全てが会社のためなのに最後は会社から悪人扱いされて辞めて行ってしまうんですよね。

あと会社関連の機器は本当に全てトラッキングできるので、

その辺は要注意ですよね。

よくわからないですが、とにかく幸せな人生を歩みたいですね!

ではまた!




 

コメント

タイトルとURLをコピーしました