だいさくさん、いつもお世話になっております。
私は現在、37歳でずっとこの業界にいますがなんと転職回数6回です(笑)
メーカー新卒→外資→外資→CSO→外資→CSO→内資といった感じです。
確かだいさくさんと同じ年の年齢だと思いますが、引き続き宜しくお願い致します。
今日は私の「バイオベンチャー転職事件」をお送りさせていただきます。
結論から申しますととある世界的メーカーが日本進出する話があり、
立ち上げメンバーとし入社した際のゴタゴタ話です。
部長が突然変わってめちゃくちゃになったバイオベンチャーの話
私は当時、その会社の立ち上げメンバーとし入社し、
同期も5人程で、各主要エリアに採用、
「この会社を今後我々が日本で背負って大きく、そして成長させて行くんだ」
という強い気持ちをもって入社しました。
それから4年間勤務しましたが、まさかこんな結末になるとは、、、、転職って怖い。
日本組織は本社職計8名、中に部長などが含まれ各主要エリアの正社員MRが8名、
その他は流行りのCSO企業を使うというスタートアップの会社でよくある体制からのスタートでした。
入社後、約半年は新薬発売までに今までお世話になっていた卸や、
Drへの挨拶まわり等の活動をしながら、スタートアップならではの活動をしていました。
本国からの突然の通達・・売上が悪い
その後、新薬の上市が始まり多忙を極める日々になるのですが、
MRとしてはもちろん一刻も早く新規採用が大事なので、
発売3ヶ月までに病院、クリニックのを順調に採用と症例の獲得活動をやっていた所です。
そんな矢先、日本で発売してから半年程経過したタイミングで、
いきなり本国から通達があり日本の売り上げ状況が著しくなく、
日本の責任者を変更したいとの申し出があり、
来月から日本のトップを交代させるとの連絡がありました。
しかも、急遽某外資を引退し、その領域を知り尽くしている方が来られますとの連絡でした。
個人としては、入社面接から採用後も個人的にお世話になっていた部長が急に降格となり、
新しい方が急に来られ今後この会社どう変わっていくのかなぁと他人事のように思っていました、、、。
新部長就任後・・一掃される社員
新部長就任後、正社員MRである我々との面談や同行が日々ある中、
以前から在籍している社員MRとして私は妥当な意見を申していたはずが、
「正社員MRは口ばっかりで生意気な奴が多いな」と言う印象になり、
尚且つ元々元部長派閥に所属していた事も、
新部長としても気に食わないと思うようになったのが序章の始まりでした。
新部長が就任後、組織変更、担当エリア変更と激動な人事ラッシュがスタートしたのです。
元部長は降格、社員MRやCSOMRも関係なく、その新部長の独断で全てが決まっていきました。
私も当然左遷
新製品発売1年経過し、ある程度の大学病院での採用、
実績と貢献していた私も急遽地方に飛ばされまた一からスタート、
その他社員は東京から沖縄に飛ばされる例もあった程、
なりふり構わずの人事をする事となり、
会社は無茶苦茶になっていったのです。
その後というもの、部長の独断で全てが決まり、
気に入らないMRは広域エリア担当にもかからず宿泊を認めなかったり、
日当も支払わないという会社になっていた訳ですあります。
私もこの会社に入社する際に、
某有名大手外資か?このスタートアップ企業のどちらか、
という究極な選択をした結果、
この立ち上げの会社に入社したにもかからずこのような事態になり結局は退職しました。
貴重な経験をさせて頂いたのは事実ですが、
これがスタートアップ企業の怖さを痛烈に感じた事件でした。
人事もしっかりしていなく、
要は部長の独断で全てが決まるようなどこかのアジアの国のような会社です。
元々大手外資にいた私は今まで働いていた環境の有難さを痛切に感じ、
転職は本当に慎重にするべきものだし、
自分のやりたい事の理想と現実を突き付けられた気が致しました。
また、そう思うと今の会社はどれだけ安定して幸せなのか!!
と文句も適度にいいながらも過ごしております。
人生山あり谷ありとはこういう事ですね、既に立ち上げメンバーは皆会社を去りました。
だいさくコメント
中々それも極端な例な気もするんですが、
なんとなくですが、もしかしたら、
その一掃ありきでその人は入ったんじゃないかなぁという気もしたり。。。
確かにその辺が大きい会社と違って、
一人の権力持った人間がめちゃくちゃできちゃうのがベンチャーの悪いところですよね。
その部長さんも会社を立て直すという使命のもとだったんでしょうけど、
結果めちゃくちゃになっていたらそれはやっぱりやり方がおかしいんでしょうね。
大手内資がとにかく合わなかった僕としてはとても残念な内容ですが、
自分の幸運を感じつつ読ませていただきました。
ではまた!
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