【自分の長所は他人が決める!】本国の外国人が変えた私のキャリア!

第二弾MRエピソード企画

だいさくさんこんにちは!

私は外資系製薬会社のメディカル部にて現在、

各種studyやpublication、budget管理などを主に行っております。

たぶんだいさくさんとほぼ同年代です!

MRエピソードではないかもしれませんが、

私の「今のキャリアのきっかけになった出来事」を聞いていただけたらと思いメールいたしました。

理系院卒から製薬会社のMR時代




私は理系の院卒で今の製薬会社に新卒入社してからずっと同じ会社で働いており、

地方担当MR(1年目)→地域中核病院MR(3年目)→旧帝大担当MR(5年目)→フィールドマーケ(8年目)→MSL(10年目)→現職(12年目~現在)という職歴を歩んできております。

元々私は理系院卒ということもあり、

特別に「営業がやりたい!」と製薬会社を選んだわけではなく、

単純に給料が良い事と、

「常に新しい知識が得られ、それをアウトプットする仕事は自分に合ってるかな」

程度の思いでMRになりましたが、

実際MRを始めてみると、

それなりに3年に一度くらいインセンティブ旅行をもらえるくらいの結果は残せていました。

しかし、すごく営業が好きというわけでもなく、

地域に1人2人いるような「営業力で爆発的に売ってくる」人になれるわけでもなく、

所長や支店長になってやる、という思いもなく、

かといってこのまま一生MRで終わるのは嫌だなぁと漠然と感じていた状態でした。

MRから本社へ異動になった奇抜なエピソード

その中で今回、MRから本社へ異動となった際のエピソードが結構印象的でしたので紹介します。

当時私は旧帝大担当のMRとして2年ほど仕事をしており、

1年後に新薬が上市するということもあって、

本国からプロダクトマーケティングヘッドが日本の現場を見たいということで、

全国2~30人のMRへ終日同行をしておりその中の一カ所として私のところにもその人が来ました。

新薬は、対象疾患は異なるものの、

既存のターゲット診療科と重なっていたため、

その同行では、我々にとって新規対象疾患に関する治療アルゴリズムなどを伺って、

オピニオンの先生とディスカッションするような目的でした。

本国のMKTヘッドが変えた私のキャリア

その日、1日同行した際の私から見た彼女の印象は、

「なるほどね、ありがとうございましたー」と言われたくらいなもので、

とても淡白な印象でしたが、

そこから私のキャリアに急に変化が生じました。

この1日の同行から約半年後、

新薬上市を控え新しくKOLマネジメントを中心業務とする、

フィールドマーケチーム(営業マーケ的なもの)を立ち上げる際に、私に声がかかりました。

この時はすでに全国の状況などをシェアしたり、

最新の知識をブラッシュアップしていくようなプロジェクトチームに入っていたので、

その一部の人たちが選ばれたのだろうなと思ってましたが、

とにかくそこから私のマーケティングとしてキャリアがスタートしました。

そこで2年ほど仕事をしていると、

今度は急にメディカルの領域ヘッドから声がかかり、

MSLとして仕事をしてみないか、ということになりMSL部へ異動となり、

現在のメディカル部での仕事をするようになりました。

マーケティングを挟んではいるものの、

MR→メディカル部は自社内でもかなり珍しいキャリアで自身でも驚いていたのですが、

後日こんな話を聞きました。

本国のMKTヘッドが変えていた私の人生

マーケティングヘッドが私と同行した日、

メディカルのヘッドへ、

「あの子はきちんとサイエンスディスカッションができる子だから、最初はうちがもらうけど、最終的にはメディカルで活躍できると思う。彼の仕事見ておいた方がいいよ」

と伝えていたのだそうです。

そしてメディカルのヘッドは、

少し気にして私の日報などを見るようになるわけですが、

私は、マーケとして会社の戦略メッセージを正しく伝えて、

それを講演内容などに反映させるという本来業務もそこそこに、

本論とは脱線したその疾患領域や手技の最新の話題や、

先生の考えるスタディのディスカッションなどをよく日報に書いており(それがマーケ戦略にも影響するのではないかということで)、

「メディカルに欲しい」と決めてもらえたそうです。

3年も前から、その後のキャリアのきっかけってあったのか!?と驚いたということが今回のエピソードですが
・先のことばかり考えず、目の前の仕事を毎日一生懸命やっていると道は拓ける
・そして上司は意外と見ている、本人の適性なども

ということを感じたエピソードでしたので投稿しました。

私はMDではないのでメディカル部でのこの先のキャリアなど不安な部分もありますが、

これまで通り毎日一生懸命仕事に取り組んでいれば、

なにか新しい道が拓かれるだろうと、

ある意味楽観的に頑張っていきたいと思います。

だいさくコメント(ちょっと長くなります)

ご投稿ありがとうございました!

こういうエピソードって実際にはあるようで無くて、深く考えてみると面白いんですよね。

実際、本国から日本に来た人がそこまで社員のキャリアに介入してくる事って、

かなり少ないんですよ。

会社にもよると思うんですが、実際外資でもキャリアに関しては日本は日本という部分があるので、

本国にそこまで権限がない、もしくは権限がありすぎるために容易に口には出さないものです。

そこを「彼の仕事見ておいた方が良い」と言わせる人ってやっぱ中々いないわけです。

僕も本国の人と同行した事は何度かありますが、

とにかく今日という日を無難に終わらせよう、

お昼は何にしよう、

夜のお店は、

同行先の先生にネゴしとかないととか、

2、30人と同行したと書かれていたので、

まぁほとんどの人は同じような感じだったんじゃないかなと思うわけです。

これって狙ってできるものでも多分無くて、

やっぱり投稿者さんが元々持ってるもの、

普段から当たり前のようにやっている事なんだと思うわけです。

僕はMRになった時に、自分は低学歴だし、体育会系でほぼ勉強なんてしてなかったんですが、

当時の上司が僕の良い部分をとにかく熱心に伝えてくれました。

その時に「自分の良い所って自分では気づかないんだな」という事に気づきました。

自分の良い所って自分にとっては小さい頃から当たり前になってる事だったりして、

全然気づかないんですよね。

だから自分の良い所は他人に熱心に指摘されて初めて気づくものなんじゃないのか?と。

なので僕もマネージャーになった時は部下にはとにかく熱心に良い所を指摘するようにしています。

しかも自分で気付いてなさそうならそれこそ熱心に伝えるようにしてます。

それが僕の最初の上司への恩返しでもあると思っていたり。。

なので投稿者さんもきっと本国の人が理系院卒としては当たり前のことだと思っていた事を、

指摘される事でキャリアが開けたんだなぁと感じながら読ませていただきました。

なので自分のキャリアは自分で切り拓く!も良いけど、

案外他人が良かれと思って引いてくれたレールに乗ってみるのも、

自分を最高に活かせる舞台に連れて行ってくれちゃうかもよ?と思いました!

ではまた!




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