MRが月末に詰め作業をするのは超絶くだらない事情のためだった

MRの仕事

どうもこんにちは。

現役MRのだいさくです。

MRになるとなぜかついて回る「詰め作業」。

この詰め作業はMRの仕事の中でも辛い仕事の一つになっているようですね。

ちなみに私はこれまで一度もその詰め作業を行ったことがありません。

私は外資系製薬で約5年、国内大手内資系で約3年MRをやり、

現在では外資系ベンチャーの製薬会社で働いています。

内資系製薬企業にはマストの「詰め作業」





僕が内資系製薬会社で働いていた時に、

プライマリー系MRはみんな苦しんでいました。

この詰め作業。

他の内資系製薬会社でも同様に詰め作業はあるようですね。

私は幸いにもスペシャリティ領域にいたこともあり、

ほとんど行いませんでした。

なんなんだろうか?

なぜこんなことをみんな必死にやっているのか?

そんな風に思っていました。

詰めるってなに?

そもそもMRが「詰める」っていうのはどういうことでしょうか。

詰めるというのは、

基本的に月末や、年度末、期末に卸さんと一緒に頭を下げて、

病院の薬剤部や調剤薬局に「3000錠買ってください」みたいなことを

頼みこむことです。

何の生産性も無いその作業をお願いするのはとても気が引けるらしく、

つらいんだそうです。

それに付き合ってもらう卸さんにも悪いですよね。

その生産性の無い作業に付き合ってもらうことは、

MRの実力の一つ、だそうです。

実にくだらないですね。

MRの月末詰め作業は超絶くだらない事情のためだった





そこで色々な人に聞いてみました。

「なんでそんなつらい詰め作業ってやらなきゃいけないの?」

理由はいくつかあったんですが、

恐らくこれが真意だろうなというのが2つありました。

1、株主のためのパフォーマンス

詰め作業というのは特に重要な品目ほどさせられます。

Aという薬剤を「我々はこれだけ売ります!」と株主に明言するわけです。

それが決算を迎えたときに80%しか達成してなかったら、

株価が下がったり、株主から批判を浴びるわけです。

それが嫌なのです。

だから、薬局に詰めるでも何でもいいから見せかけの売り上げを上げたいのです。

要は株主対策です。

詰め作業は奴隷作業

別に株主から、詰めろ!といわれているわけではもちろんありません。

株主に説明する人が責められるのが嫌だから詰めてるわけです。

もしかしたら株主に説明する立場の人は詰めてることまではわかってないかも知れませんね。

その下あたりにいる人たちが行っていることかもしれません。

それは僕もわかりませんが、

とにかくMRが詰める作業というのは、

その人たちの体裁を保つための奴隷作業なのです。

やっぱりくだらない。

数字はすべて教えてくれる

そもそも数字や成果というのは、

自分の現在の実力をしっかり教えてくれるものです。

自分の今までの活動がどうだったのか、

成果が上がった理由はなんだったのか、

逆にダメだった理由はなんだったのか、

それを踏まえてまた新たなプランニングを行うわけです。

それを教えてくれるのが成果であり、数字です。

そこを粉飾してる時点で正しいものが見えてきません。

MRの詰め作業というのは成果を教えてくれる貴重な機会も奪うのです。

2、上司の数字のため

株主のため以外の理由としては、数字のためです。

そりゃそうだろって感じですが、

数字のため=株主のため、以外には上司のためです。

MRは自分でわざわざ詰め作業なんてやりません。

やらされているのです。

だってさ、、例えば年度末の12月に普段は月に1000錠しか出ないような

ものを3000錠入れるんですよ。

当然、その後3か月は数字が上がらないわけですよ。

意味ないでしょ。やりたくないんだから。

世界一無駄な時間ですよ。

ただの消耗タイム、奴隷タイムです。

上司の体裁のため

上司も自分の上司への報告とか、体裁があるんですよね。

MRはそのために詰め作業を行うわけですよ。

本当に気の毒ですね。

今のところ自分のために詰め作業を行っているというのは

一度も聞いたことありません。

まぁそれもMRの仕事と思ってあきらめているんだと思います。

詰め作業が一切無い外資系

僕がいた外資系では詰め作業が一切ありませんでした。

以前いた大手の外資系でも、現在のベンチャーでも一切ありません。

むしろ怒られます。正当な評価ができないから。

当たり前ですよね。

むしろ詰めるのって数字の流れを見てればすぐわかるから、

順位を下げられたりすることもあるし、

ボーナスを下げられたりもします。

たまに卸さんが勝手に詰めたりすることもあるんですが、

めちゃくちゃ抗議しますからね。

山を作れ=つめろ

上司から会議とかで「山を作れ」と言われると、

詰めろってことだという会社もあるそうですね。

上司の希望通りに詰めてくると、

「あ、こいつは中々やるな」

「ふむ、卸さんや薬局と良い人間関係が作れている」

「これでとりあえず良い報告ができる」

と思われるみたいですね。

一方で信頼を無くすMR

詰める作業ってかなり強引なわけです。

必要ないものを強引に薬局に買ってもらってるわけですから。

嫌々だけど、頭を下げられて渋々買ってくれるわけです。

その時はしっかり頭下げるけど、そのあとのアフターフォローが

無かったりするとやっぱり信頼をなくすわけです。

詰めると先生も出さざるおえなくなる、

だから多少詰めたほうが良いとか思ってる人もいるかもしれませんね。

まぁいつものことだからとか思っていると危険なんですよね。

その辺はしっかりフォローしなければなりませんね。

てか、もうやめようぜそんなこと

株主のため、上司はそのまた上司のため、

そんなくだらないことに奴隷のように詰め作業を行ってるわけです。

かわいそうです。

もうやめましょうそんなことは。

結局それをはいはい聞いてやってしまうからいけないのです。

僕は月末の詰め作業なんぞは一度もやったことが無いので、

これからMRを目指す人、

そして、詰め作業で消耗してる人、

詰め作業が世界一無駄な時間だと思ってる人、

そんな人は是非外資系に行きましょう。

外資のスペシャリティ。

月末の詰め作業は、MRの仕事の一つではありません、

外資系では怒られます。

僕はそれが正常なことだと思います。

では。




コメント

タイトルとURLをコピーしました