こんにちは、だいさくです。
私のブログを読んでいただいている読者さんから、
「製薬会社で学術担当をする方はエリートコースですか?」
とご質問をいただいたので私のこれまでの経験からお応えしていきたいと思います。
製薬会社の学術担当はエリートコースなのか?
まぁそもそもエリートコースってなんやねん的な疑問はあるんですが、
MRを統括するような立場であったり、
会社全体を見渡して戦略を考えたりするポジションにつくことを
エリートコースと考えるのであれば、
学術担当はエリートコースではありません。
ただ、それも内資系や外資系によっても違うので、
その辺も説明していきたいと思います。
学術は勉強が好きな人が行くポジション
製薬会社の学術担当というのは、
上述したような、MRをマネジメントしたり戦略を考えたりする部門ではありません。
どちらかというと、「学術面でMRをサポートする」立場というのが一般的です。
MRが何かわからないこととか、
先生から受けた質問で答えられなかった所を答えてくれる部門です。
そのため圧倒的勉強量が必要になります。
MRが分からなかったことは何でも知っておかなければならないという風に、
学術担当自身も思っているのでそれはそれは大変なプレッシャーです。
本当に勉強が好きな人でそれをわかりやすくMRに教えることができる人、
そんな人が学術担当には向いていると思います。
外資と内資で違う学術担当への評価
私は大手の外資系も内資系も経験していますが、
外資系の場合は学術担当というのはエリートコースであることがあります。
外資系ではエリートコースの場合がある
外資系での学術担当はエリアをマネジメントする仕事も牽引することがあるからです。
エリア、例えば関東全体のエリアのKOLを見渡してKOLマネジメントを行うのも
学術担当の仕事の一つであることがあります。
いわゆるプチマーケティング部的な仕事です。
現場により近いマーケティング部的な。
KOLというのはその道のスペシャリストなので、
スペシャリストと対等に話をできる学術レベルを持っていて、
且つ営業能力がある人間、
外資系ではそんな人が抜擢されるのが学術情報部です。
当然マネジャー会議なんかにも出ていますし、
会社の内部方針にも精通しています。
エリート予備軍って感じですかね。
そうじゃない人もいる
ただ、そうではない人もいます。
営業能力は無いけど勉強がめちゃくちゃできる、
そんな人もいるのです。
割合としては半々か6:4くらいで優秀な人が行きます。
外資系で、学術やってますというのは
少なからず会社から評価されている人であることに間違いはなさそうです。
少し暗いイメージの内資系
外資系の学術担当はエリートコースと言っても良いかもしれませんが、
内資系では必ずしもそういうわけではありません。
内資系においてはMRでは微妙だった人、
営業の現場で少し心を病んでしまった人、
そんな人が行く場所でした。
もちろんそうでない人もいます。
活き活きと仕事してる人もいるし、
学術情報部を経てさらに上のポジションに上がっていく人もいます。
割合でいうと7:3くらいで微妙な人のイメージです。
学術の仕事
ではそんな学術情報部の仕事ってどんな仕事でしょうか。
内資系でも外資系でも大変な仕事に変わりはありません。
テレビ会議などで学術のレクチャーががある時には、
当然レクチャーをしなければなりません。
そのためには日々自社製品や競合他社製品の文献は必ず検索して読み込む。
学会情報などの最新情報にも精通しなければなりません。
競合品が出たら、お堅い資料、例えばRMPだった、
承認申請書など細かい部分まで目を通さなければなりません。
やっぱり勉強が好きな人にしか勤まらないと思います。
MRの勉強とは質が違う
学術の人の勉強はMRがする勉強とは質が違うんです。
MRの場合はもちろん最初は網羅的に色々なことを勉強しますが、
基本的には自分のために必要なことを勉強するのです。
しかし、学術の人間はMRに必要だと思われることを網羅的に勉強するのです。
勉強範囲としてはMRの10倍くらいになるだろうし、
毎日が勉強漬けです。
いつだって正しくなくてはなりません。
とても大変な仕事だと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
製薬会社での学術情報部はエリートコースなのか?
・外資系ではエリートコースであることもある。
・内資系ではエリートコースではないことのほうが多い
・MRの要望に応えるための勉強は大変であること
そんなイメージなのが製薬会社の学術情報部です。
たまに製薬会社の立ち上げでは学術情報部の募集も行っていますね。
大変な仕事ですがやりがいのある仕事でもあります。
興味のある方は一度情報を取ってみてください。
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