希少疾病の製薬会社へ転職を考える人が抑えておく会社7選!

希少疾病系への転職

こんにちは、現役MRのだいさくです。

希少疾病医薬品を取り扱う製薬会社というのは、

一度は転職先として考えるとても魅力的な会社になりますよね。

僕は現在希少疾患を取り扱う製薬会社で働いています。

それまで大手の外資系、大手の内資系で働いていましたが、

とても激務ではありますが、やりがいもあり充実した毎日を送っています。

ちなみに、希少疾患の製薬会社に転職した際の経験からオススメの転職サイトの記事も書いておりますのでご参考ください。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト

希少疾病医薬品を取り扱う魅力

製薬会社で働くやりがいをフルに実感できるのがこの希少疾病領域です。

魅力をまとめてみると、

・これまで治療薬が無かった疾患を扱える

・患者数が少ないので患者さんの喜びを医師を通じて身近に感じられる

・様々な仕事をマルチ経験でき、実力がつきやすく成長が早い

・医師や医療従事者が興味をもって話を聞いてくれる

ざっとあげてみるだけでこれだけ有ります。

製薬会社で働く人間にとってのあるべき姿がここにあると考えられます。

希少疾患の製薬会社のデメリット

では、デメリットはないのか?というところですが、

デメリットは次の新薬が出なかった時に行く場所が無いというところです。

内資系のメガファーマの場合だと、

他の領域に異動するということも考えられますし、

他部署への異動や、同じ領域のコンパウンドをもってる会社を買収したり、

コプロモーション(一緒に売ること)を行ったりすることで

対策を講じますが、そういったことは行いませんので、

違う会社に転職するケースが多いです。

しかし、上記のような対策を講じてくれるのは内資系がほとんどですので、

メガファーマでも外資系の場合は基本的には領域間の異動を行うことはありません。



メリットの方が断然大きい


ただ、希少疾病の会社は希少疾病同士で繋がりがありますので、

私の経験上は一生懸命頑張ってさえいればそこまで職に困る事は無いと思います。

以外に50代とかでも全然引っ張ってくれます。

上述したような希少疾病の会社の魅力、やりがいの他に、

大きなメリットとして、年収が高いことが上げられます。

こういったいわゆるバイオベンチャーの会社は新卒入社がいません。

基本的にMR経験のある人間をリクルートしており、

その人がバイオベンチャーに入社して不利益が無いような収入体系にしています。

私が34歳の時に受けたバイオベンチャーの面接では、

提示された暫定年収が1,380万円でした。

比較的福利厚生としても充実しており、

いわゆるマルッとした給与体系ではなく、

家賃手当ても東京で約16万円ほどでておりました。

1,400万前後って普通のメガファーマの支店長クラスですからね。

昔はどこもバイオベンチャーだった

忘れてはならないのは世界のランキングの上位を占める会社は

元々バイオベンチャーだったということです。

※アンサーズ調べ

例えば8位にいるギリアド社なんかは2014年まで世界の40位にも入ってこないような

超バイオベンチャーでした。

しかし、C型肝炎の薬一つで一気に世界の8位まで一気に登りつめました。

現在では、C型肝炎の薬に加えてオンコロジー領域も充実し始めており、

いわゆるメガファーマになろうとしています。

9位のアッヴィなんかも同様です。

アッヴィは2020年にオンコロジーも立ち上がり、

オンコロジーにも大きな波が訪れようとしています。

そして、ギリアドにしてもバイオベンチャーの時代に入社した人間の

ほとんどがその会社の要職についています。

35歳の営業部長や、マーケティング部長というのが誕生しやすいのも特徴です。

そういった普通のメガファーマでは経験できないようなことが

若いうちに経験できる可能性があるというのもバイオベンチャーの大きな魅力です。

希少疾患ってなに?

そもそも希少疾病というのは何か、

希少疾病というのは日本の基準では人口が5万人未満の病気であり、

通常は遺伝性、それ故に一生を患う慢性的な疾患です。

希少疾患のうち遺伝性疾患の割合は80%です。

残りは稀な種類の感染症、稀な種類の免疫疾患、稀な種類のがんなどが含まれます。

小児、特に新生児の患者の重症度は深刻な事が多く、

EUでは希少疾患の30%が5歳を迎えずに亡くなる。

また患者のおよそ半数が18歳未満であるといわれており、

発症が遅いほど軽度である傾向があるといわれています。



希少疾患の製薬会社の課題

日本の基準でも希少疾病の指定がされている病気は、

約6,000と言われています。

患者数が少ないこともあり中々開発が進まない状況も有り、

その中で治療薬がある疾患はほとんど有りませんでした。

そのことから、1972年から政府がバックを行い、開発費用や、

それによるインセンティブを設けて現在では100程度の疾患の治療薬

を世に送り出しており、治験も現在進行形で進んでおります。

わが国の稀少難病用医薬品の現状と課題

希少疾患の製薬会社へ転職を考える人が抑えておく会社6選!

今後製薬会社で働く人間としては、

MRやMSLにおいても熱い領域となってくるのがこの希少疾病領域となります。

希少疾病領域に加えて、オンコロジー領域、CNS領域に関しては、

製薬会社のあるべき姿を示してくれるモデルとなる領域になっています。

それでは、現状、そして今後も注目するべき希少疾病に力を入れている製薬会社を

ご紹介させていただきます。

1、アレクシオンファーマ合同会社

【本社】東京都渋谷区恵比寿1-18-14恵比寿ファーストスクエア

【本国】アメリカ

【年収】800万~1,800万(ストックオプション含む)

治療薬と対象疾患

ソリリス(エクリズマブ)→発作性夜間ヘモグロビン尿症(PNH)・非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)・全身型重症筋無力症・視神経脊髄炎

ストレンジック(アスホターゼアルファ)→低ホスファターゼ症

カヌマ(セベリパーゼアルファ)→ライソゾーム酸性リパーゼ欠損症

【だいさくコメント】

対象疾患は私もほとんど聞いたことが無い疾患です。

統計的には大体100万人に1人~2人の疾患になります。

アレクシオンは特に立ち上げメンバーはストックオプションも含めて2,000万円近く

報酬をもらってるのが当たり前のイメージが有ります。

適応拡大も順調にすすんでおり今後も注目の会社です。

2、アミカス

【本社】情報なし

【本国】アメリカ

【年収】MRの上限は1,600万(経験考慮)

治療薬と対象疾患

アミカスは低分子シャペロン技術がこの会社の一番の売りです。

それを元にファブリー病に対して、ミガラスタト塩酸塩を発売しました。

現在日本では7人のKAMで活動しています。

いわゆる完全なバイオベンチャー になります。

めちゃくちゃ面白いと思います。

興味ある方はこちらの記事もご参照ください。

製薬会社のアミカスがついに立ち上げ!転職状況は?

3、バイオマリン

【本社】東京都

【本国】アメリカ カリフォルニア

【年収】不明

治療薬と対象疾患

バイオマリンはまだ日本で立ち上がってない会社になります。

バイオマリンへ(Biomarin)の転職はまだ?今後注目のバイオベンチャー だよ!

詳しくはこの記事を読んでいただければとおもいますが、

扱っている疾患は、ムコ多糖症になります。

ムコ多糖症で一番多い4型の薬、ビムジムを上市した会社になります。

日本の患者さんの数は相当少ないのですが、

おそらく、近いうちに営業部隊が立ち上がります。

全国で数名の規模になるとおもいますが、

是非今後注目してみてください。

4、バイオジェン・ジャパン

【本社】東京都中央区日本橋1-41

【本国】アメリカ

【年収】MRの上限は1,400万

治療薬と対象疾患

ヌシルネルセン→脊髄性筋萎縮症(SMA)

【だいさくコメント】

脊髄性筋萎縮症(SMA)は小児の疾患です。Ⅰ型~Ⅳ型まであり、Ⅰ型はお母さんのお腹の中

で発症する難病です。数字が大きくなるほど予後が良いといわれています。

疾患としてはALSなどに類似した疾患になります。

バイオジェンは既に多発性硬化症や血友病では成功してる会社です。

また2020年にアルツハイマーの治療薬を控えているので今後かなりの期待ができる

会社です。特に現在CNS領域にいる方は必ず抑えておいたほうが良さそうです。

5、セルジーン

【本社】東京都千代田区丸の内二丁目7番2号 JPタワー

【本国】アメリカ

【年収】800万~1,200万(人によるが+ストックオプション600~800万)

治療薬と対象疾患

レブラミド→多発性骨髄腫(MM)・骨髄異形性症候群(MDS)

ロミデプシン→末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)

【だいさくコメント】

セルジーンはレブラミドで大ブレイクしてる会社です。

レブラミドは現在では骨髄腫において中心的な薬剤になりました。

来年の2018年にはロミデプシンがPTCLに適応を取ります。

年収も高いですし、ストックオプションが毎年約800万円分つくそうです。

人にもよるらしいですが、ほとんどの人が年収2,000万円近くはいきます。

6、ムンディファーマ

【本社】東京都港区港南2丁目15番1号 品川インターシティA棟19階

【本国】アメリカ

【年収】非公開

治療薬と対象疾患

ムンデシンカプセル→末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)

プララトレキセート→末梢性T細胞リンパ腫(PTCL)

【だいさくコメント】

ムンディファーマはオンコロジー領域に新しく参入してきた会社です。

元々はうがい薬であるイソジンを扱ってる会社です。

現在は営業部隊が10人でCSOが30人いるそうです。

患者さんにとって選択肢が増えるのは良いことですが、

ムンデシンとプララトレキセートで拮抗してるところが面白いところです。

ちなみに上述のセルジーンのロミデプシンもPTCLが対象になっているので、

拮抗しますね。

7、カリオファーム

【本社】米国 マサチューセッツ州

【だいさくコメント】


カリオファームはselinexorという骨髄腫のすごい薬を持っています。

selinexorは骨髄腫の他にDLBCLや固形癌にも治験が進んでいます。

第二のセルジーンと言われいた会社ですが、

残念ながら!?小野薬品が2018年にライセンス契約を結んでしまいました。

カリオファームは日本で立ち上げるの?転職はありえるのか?

ただこちらの記事にも書きましたが、

カリオファームが日本で立ち上げるという話も出ており、

大化けする可能性のある会社ですので、

今後も情報取っておいた方が良いと思います。

8、シンバイオ製薬

【本社】日本・東京

【年収】平均1195万 基本給が100万前後(福利厚生なし)

治療薬と対象疾患


トレアキシン→B細胞性低悪性度リンパ腫(エーザイに導出)

【だいさくコメント】


シンバイオは2021年から自販体制を敷くことが決定しました。

トレアキシン(ベンダムスチン)をエーザイに導出してましたが、

2021年から自販体制になります。

トレアキシンは現状200億を目標にしており、

かつ特許の延長が認められているようなので、

比較的安定して成長が望めるバイオベンチャーの一つです。

今後はMDSの薬も出てまいりますので、

注目の会社です。

シンバイオへの転職や魅力に関して現役MR目線で書いてみる!

9、ソレイジアファーマ

【本社】日本・東京

【年収】1576万(年収ランキングより)

治療薬と対象疾患


悪心嘔吐予防の貼付剤
口内炎対策のエピシル(薬効はない医療機器)

【だいさくコメント】


現在ダリナパルチンなどのPTCLに対する薬剤の治験が走っています。

明治が株式の数十%を取得していることから、

上述の支持療法の薬剤は明治が販売してます。

しかし、血液領域の新薬が出た際には自販するのではないかという話が出てますので、

今後注目のバイオベンチャーになります。

ソレイジア・ファーマの日本立ち上げ、転職はあるのか?

10、シャイアー

【本社】東京都千代田区丸の内1-8-2鉄鋼ビルディング21階

【本国】アイルランド

【年収】800万~1200万(+インセンティブ)

治療薬と対象疾患

アグリリン→本態性血小板血症

ビプリブ→ゴーシェ病

【だいさくコメント】


シャイアーは希少疾患のさきがけ的なイメージが有りますね。

ゴーシェ病なんかは原因も治療薬もなかった病気でしたが、

シャイアーのビプリブは患者さんにとって光となる薬になりました。

今後のコンパウンドも期待できますし、

30代の部長もどんどん誕生してる魅力的な会社です。

武田薬品の買収がほぼほぼ決定してるので、

今後はなんとも言えません。

希少疾患の製薬会社とバイオベンチャーとの違い

上記に紹介してきました会社とバイオベンチャーの違いは、

バイオベンチャーは基本的に新薬の研究開発だけを行っていて、

実質的に販売しているのは違う会社ということが多々有ります。

例えばシンバイオ製薬なんかは、

ベンダムスチンやトレアキシンなんかを開発した会社ですが、

基本的にはエーザイが販売をしています。

今回はそういったバイオベンチャーは抜いております。

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回紹介してきた会社は通常の製薬会社と違い、

営業所が無く在宅で仕事をしたり、担当範囲が広かったりします。

専門性が高いため新しい情報のアップデートは大変だと思いますが、

とてもやりがいのあふれる会社です。

年収も考えられないくらい高いですし、

若くして要職につくことも可能です。

是非、今後専門領域への転職を考えている人は情報を取ってみてください。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト




コメント

  1. ゆう より:

    だいさく様
    はじめまして。現在製薬会社に勤務する40後半の男性です。
    現在勤務の会社からセルジーンに転職した後輩に相談したところだいさくさんのサイトを紹介され昨日初めて拝見いたしました。そこでご相談です。
    本来未経験者しかご相談に乗っていただけないとの事ですが、情報、知識を多くお持ちのだいさくさんに何とかご相談に乗っていただけないかとコメントさせていただきました。
    今月に入り2社の面接が終了いたしました。本日13日も面接がございます。大した情報では無いかもしれませんが、私がご提供できる範囲の情報提供でお礼ができればと考えております。ご多忙の折、大変申し訳ございませんがご検討の程よろしくお願い申し上げます。名前等メールでのやり取りの際にお知らせさせていただければと思います。

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