ムンディファーマへの転職はどう?年収や社風を現役MRが徹底解析してみる!

ムンディファーマ

どうも現役MRのだいさくです。

みなさん、ムンディファーマご存知ですか?

先日、バイオベンチャーの会(仮)という名の飲み会がありまして、

もちろんムンディファーマは知っていたのですが、

色々とムンディについて教えてもらったので、

ムンディファーマに関してがっつり紹介していきたいと思います。

ムンディファーマの求人、年収や働き方の魅力を社員に聞いてきた!

以前書いたこの記事はムンディの方にインタビューさせていただいたんですが、

あれから時間も経っており、

大分会社自体の方向性も変わって来て入るそうなので、

今後、オーファンMRを目指してる方や、ムンディってどうなのかな?

って思ってる方は是非ご参考いただければと思います。

本記事の内容
・ムンディファーマって?
・ムンディファーマの現在の領域と今後
・ムンディファーマの社員数
・ムンディファーマの年収
・ムンディファーマの採用

ムンディファーマってどんな会社?

ムンディファーマ株式会社

【本社】東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟19階
【設立】1991年12月(ライセンスアウトのみ)

ムンディファーマはイソジン奪還で有名に

ムンディファーマといえば日本に本格的に参入しようと試みた2015年に、

イソジンを明治さんから奪還したことで少し有名になりましたね。

イソジンが明治からムンディにライセンスが移行したことにより、

明治のカバのキャラクターが使えなくなったとかで。

その後明治さんが同じようなキャラクターを立ち上げて同成分でうがい薬を販売してます。

訴訟問題にもなったので、一時期すごい話題になりました。

イソジンはアポロ13の帰還で使われた

イソジンは日本では完全にうがいのイメージですが、

医療用にも使われています。

手術用の消毒でも使われているし、

なんと、あのアポロ13が地球に帰還するときに、

何か異物がついてるんじゃないかという事で、

その消毒のために、このイソジン(ベータジン)が使用されています。

ムンディファーマは面白い会社




ムンディファーマってとても面白い会社です。

何が面白いかって、会社のキャッチフレーズにもなっているように、

人がやらないことをやる会社です。

例えば、現在力を入れている、

がん性疼痛のタペンタ(一般名タペンタドール)と言うオピオイド(麻薬)ですが、

これは元々ヤンセン社が取り扱っていました。

2014年に薬価収載されましたが、

ヤンセン社は薬価が安い、慢性疼痛の効能が取れなかったなどを理由に、

タペンタのプロモーションはあまり行なっていなかったそうです。

しかし、ムンディファーマは、

タペンタドールの元々持っている製剤の強さや利便性に目をつけ、

2018年からタペンタドールのライセンスをヤンセン社から取得することになったそうです。

薬価が安くてもムンディファーマの規模(人数)であれば、

問題なくやっていけるし、

すでに市販後調査など手のかかる事務作業が省かれることを考えると、

とてもリーズナブルな戦略だと思います。

間違いなくこのような事はメガファーマではできないと思いますし、

これを聞いたときに、すごい!うまい!と私自身は思いました。

ムンディファーマは投資家の会社

ムンディファーマは現在はニューヨークにある有名な投資一家である、

ザッカッーバークという投資一家が保有してる会社になります。

この一家は元々医師の家でしたが、ムンディファーマを立ち上げた後に、

投資の道に進み、現在ではムンディファーマはこの投資一家が保有する会社になります。

え!?投資家の保有する会社って大丈夫?って思うかもしれませんが、

かなりの長い年月で保有してますし、

会社をいきなり手放すということは無いですが、

日本から撤退する可能性は0ではありません。

ムンディファーマの不明点

私は今回のような記事を書く際に

その企業のファイナンス系のデータを見るようにしています。

どれくらいの利益が出ていて、

どれくらい開発費にお金を使ってるとか。。。

ムンディはアメリカでも上場してないので、

そのデータが全くわかりません。

しっかり利益が出ているのかどうかでさえ不明です。

これは私の予想ですが、多分2018年の段階ではまだ投資段階だと思います。

おそらく2018年、19年の結果次第で今後どうしていくかという方向性を

考えていくのでは無いかと思います。

今社員として働いている人間がその頃には要職に就くのではないかと考えられますし、

それがオーファン系の会社の醍醐味でもありますね。

ムンディファーマの現在の領域と今後

ムンディファーマの現在取り扱う製剤は4つです。

ぜバリン:低悪性度リンパ腫、主にFL(ベンダムスチンと競合領域)

ジフォルタ:再発難治性PTCL

ムンデシン:再発難治性PTCL

タペンタ錠:がん性疼痛(強オピオイド製剤)

主に血液癌領域と疼痛領域になります。

現在のパイプラインとしてものになりそうなものというのが、

二つあります。

1つはレミマゾラムという麻酔薬です。

おそらくこの薬自体は間違いなく上市すると思われます。

現在研究段階なのがベンダムスチンの経口剤です。

これはグロバールPhaselllが行われている段階です。

ベンダムスチンの経口剤が上市されたらかなり化けそうな匂いがしますね。

ムンディファーマの社員数

ムンディファーマの社員数は現在130人です。

日本で営業部隊が立ち上がった時は、

全部で55人程度の組織だったので、

ここ数年間でだいぶ増えましたね。

ムンディファーマの年収




年収は基本的に前職考慮なので一概に言えないですが、

かなり高いですね。

大手内資系のレベルでは無いくらいに高いと思います。

いわゆるベンチャー系の会社ですが、

上場してないためストックオプションがつきませんので、

その分を年収でカバーしてる感じです。

まぁ前職の給与にもよるんでしょうけど、

大体1,000万から1,500万くらいだということです。

ボーナスが年に1回なので、家のローンとか持ってる人は、

ボーナス払いの方法を年に一回に変えるなどして対策した方が良さそうですね。

ちなみにボーナスは基本的に通年評価のような体制で、

(基本給×12カ月)÷20〜30%という形だそうです。成績によりけりですね。

ムンディファーマの採用

採用は結構やってますよね。

僕も今だに案件がくるので。

ただ、大量募集みたいなのはすぐには無さそうですね。

ムンディファーマを含めたベンチャー系の会社は予告なしにいきなりくることが

多いので、情報は常にとっておいた方が良いと思います。

チャンスは準備してないときにやってくるってこのバイオベンチャー界では

よく言うんですがまさにそんな感じです。

是非情報とってみてください!

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト




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