希少疾病の薬を扱う楽しさ、やりがいについて【面接用】

希少疾病系への転職

どうもこんにちは、だいさくです。

僕も今の希少疾病の会社に転職して、

もう少しで1年が経ちます。

希少疾病の会社はとてもハードワークです。

ありえないくらいの仕事量ですし、

気づいたら朝から晩まで仕事してたりします。

僕のブログもオーファン系の記事や、

立ち上げ系の記事が多いのもあって、

オーファンの会社での働き方や、

やりがいを教えてください

というご連絡をいただけるようになりました。

転職して1年経ったので、その辺をまとめて記事にして行きたいと思います。

昨今はオーファンの会社が立ち上がったり、

大手の製薬会社の中でもオーファンの部門が立ち上がってきている

というお話を聞くことがあります。

今日は希少疾病の薬剤を扱う上での楽しさや、

やりがいに関して書いて行きたいと思います。

あくまで扱う魅力なので、

希少疾病の会社で働くメリットデメリット的な記事はこちらをご参照ください。

製薬会社に立ち上げで入社するメリット・デメリット

今回の記事はあくまで、薬剤を取り扱うやりがいです。

面接や社内公募などの際にでもご参考いただければと思います。

希少疾病の薬を扱う楽しさ、やりがいについて




薬ってその製薬会社のビジネスのためにあるのは確かだと思うんですが、

希少疾患の薬って必ずその薬を開発するバックグラウンドが、

ビジネス以外にあることも多いんですよね。

簡単にいうと「情熱」ってところになると思うんですが、

類似した構造の薬剤の3番目4番目に出る薬ではないことが多いわけです。

その背景にある「情熱」を感じ取れるのも

希少疾病の薬のやりがいを感じられる部分だと感じています。

僕が大手の内資の会社にいた時に、

大手の中で沢山ある薬の中の一つに希少疾患の薬があるのは、

その背景にある「情熱」が薄くなってしまうのも

少し悲しいところだと僕自身は感じていました。

大きい母体を支えるためのone of them。

大して数字にならないのであれば注力品に入らない、

だからその薬剤が本当に持っているポテンシャルだったり、

患者さんへの貢献を本当の意味で感じられなくなってしまうのも辛い部分で、

オーファンの会社が大手とのライセンスを組みたがらなくなっている傾向が

そういう部分にあるのも事実です。

大きい売り上げになるなら注力する、

ならないなら注力しないっていうのが僕が以前いた大手の内資系の考え方ではありました。

なので、オーファンの薬を扱う上でのやりがいや楽しさの1番目にくるのは、

その薬がなぜ開発されたか?という背景を感じ取れるところかと思っています。

オーファンの薬って必ず開発された強い背景があります。

その背景を自分自身も一緒に同化して考えられるところだと思います。

なのでこれからオーファンの薬を扱う人も今後のトレンド的には増えてくると思いますが、

是非、なぜこの薬が開発されたのかを調べてみると良いのかなと思います。

患者さんとの距離がとにかく近い

正直いって、オーファンの薬とオーファン以外の薬は何が違うか?

というとそこまで大きな違いはないと思います。

ただ、1つだけめちゃくちゃ大きな違いがあります。

それは患者さんとの距離です。

希少疾病って患者会がすごい強いです。

今これから希少疾病の領域を扱おうとしてる方は、

調べてみたら必ず患者会があると思います。

希少疾患の薬って医療機関に知ってもらうことももちろんですが、

患者さんに知ってもらう必要があります。

その疾患の学会なんかでも患者会のメンバーが講演したりするケースもあると思います。

会社の研修とか以外で、

投与される患者さんに実際に会ったことって僕は今までなかったんですが、

今の会社に入ってから何回かあります。

色々な事情でメーカーの人間として患者さんと会う機会が何回かありました。

また会社にも普通に患者さんから電話かかってきます。

患者会のメンバーだったり、

その患者さんの家族だったり。

それが良い事か悪い事かっていうとわからないですが、結構大変です。

普通にわがままです。

ちなみに希少疾患といえばシャイアーですが、

シャイアーの本社にも幾度となく患者さんから電話きたそうです。

問い合わせ内容は治験の事だったりが多いし、

申請に関する進歩を共有してくれとかだったりですが、

うちの会社の人間で生身の患者さんにあったことがない人の方が少ないです。

なので、患者さんとの距離がかなり近いというのも

希少疾病を扱う上での魅力になるかとはお思います。

ただ、大変です。本当に。

患者さんに会う事自体は極力避けた方が良いとは思いますけど、

オーファンドラッグを扱う魅力としては、

薬剤を通して患者さんと接する距離が近いっていうのはあると思います。

こちら一年以上前に書いた記事ですが、

処方獲得おめでとう!と言う倫理観の欠落したクソMRはダメだと思った話

患者さんとの距離が近いと、

間違っても、

「処方取れたんですか?おめでとうございます!!」

とか口が裂けても言えないです。

うちの会社では誰も言いません。

弊社の薬も万能な薬ではなくて、

3割くらいの人には効かないで副作用だけ出ることもあるので、

ただただ効果が出ることを願うって感じです。

お医者さんが意外に知らない

お医者さんが知らないことがやりがいなのかと言われるとなんとも言えないですが、

日本のお医者さんって一つの疾患だけ診てる人の方が断然少ないですよね。

年間数人来るか来ないかわからないような疾患の勉強ってそこまでがっつりやって無いです。

なので、患者さんが来た時にかなり頼りにされます。

もちろん自分もかなり勉強する必要はありますが、

治療前、治療中、その後と他の専門施設での対応の仕方など、

事細かに聞いてくれます。

メールもしょっちゅう来るので、

お医者さんを通して、その薬剤を通して患者さんを感じられる部分は、

やりがいの一つになるのかなと思います。

社内の隔たりが少ない




希少疾患の領域を経験して思ったのは、

MRとマーケ、メディカル部門などで社内の隔たりがとにかく少ないです。

売り上げなどの数字ももちろん大事なんですが、

それよりも目の前の患者さんというところの話になると、

隔たりがなくなるところがとても良いところだと思います。

ファンクションを超えて、

一つの目標に向かってるのはみんな同じなんだなと感じます。

報告ラインがどうとか、

あいつは仕事してないとか、

そういうのもあんまり無いです。

患者さんが少なくて、且つ珍しい疾患であればあるほど、

患者登録がされていることもあり、

どこにどれだけの患者さんがいるかというデータがあるので、

お前の担当先の病院はもっと患者がいるだろ?

とか絶対言われません。

そう意味では数字が見えてるので、楽な部分もあります。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ちょっとピュアに書いてみました。

希少疾患って沢山あるので、

その疾患によって本当にバックグランドが違うと思います。

まずはその疾患をしっかり勉強してみることが大切だと思います。

アミカスの二次募集の記事の中でも書きましたが、

アミカスセラピューティックスの二次募集がついに始まりましたよ!

「小さな命が呼ぶ時」ってみた方が良いと思います。

ツイッター経由でご紹介いただいてから初めてみたんですが、

面白いです。

アミカスの設立者の話なんですが、

薬って強烈な情熱が必要なんだって学べます。

それと同じくらい、資本も大切なんだってことも学べます。

古いDVDなのでわからないですが、

私は近所のゲオに行ったらありました。

ぜひ一度見てみてください!




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