処方獲得おめでとう!と言う倫理観の欠落したクソMRはダメだと思った話

だいさくの愚痴

どうも、だいさくです。

みなさんは、どう思いますか?

「処方獲得おめでとうございます!」っていう言葉。

僕は気持ち悪くてしょうがないんですよね。

僕はいつも「いやいや、別に・・」と言って流してるんですけどね。



内資系に多いクソMR

この言葉を言われるたびに、

猛烈にイライラしてしまうんですよね。

僕は27歳の時に外資系MRに転職してからずっとオンコロジー領域にいます。

以前の外資系の時はコンプライアンス部から、

「処方獲得」という言葉は使わないように!

だってお前が患者だったらどう思う?

とお達しが来ました。

そして、「おめでとう」という言葉も倫理的にどうなのか、

皆さん自身が考えてもらいたいと言われ、

ワークショップの時に30分間話し合ったことがあります。

僕はやっぱり良くないと思いますよ。



外資系のほうが倫理観は優れている

そういったコンプライアンスの方たちの優れたマインドのおかげで、

私は一度も「処方獲得おめでとう」といったこともないし、

言われたこともありませんでした。

ただ、現在の内資系の会社では普通に飛び交ってます。

新薬がでて初めて処方された人に対して、

営業所で普通に出てくるし、

ショートメールでも普通に出てきます。

正直気持ち悪くてしょうがないんですよね。

自分が患者さんだったらどうよ?

外資系にいる人は腐るほど話したことのある、

MRの倫理に関するテーマだと思いますが、

本当に思います。

自分が患者さんだったらどうよ?です。

自分が癌になって、

高薬価な新しい薬を悩んだ挙句投与してみる。

抗癌剤なんてほぼ全ての人に副作用が出るわけです。

効果があるかドキドキしながら、副作用に苦しむわけです。

抗がん剤は往々にして、

効果はないけど副作用だけでました。

っていうことがあります。

そんな時に、その新薬のMRが

「処方獲得できた!やったー」

「だいさくさん!おめでとうございます」

「ありがとう!」

どう思いますか?

でも本当に普通にこの会話繰り広げられてるんですよ。

気持ち悪い。

外資と内資には大きな差がある

何度も言いますが、

僕は外資系にいたときは、

そういった倫理に関する教育を受けてきました。

だから「処方獲得おめでとう!」なんて絶対にいません。

今の内資系で働く人間もそういうMRの倫理に関しては

分かっているんですけど、

まぁまぁそんなの建前でしょって思ってるんですよね。

製薬会社の世界ランキングで日本の製薬会社の最高順位は

武田薬品の17位です。(2016年)

売り上げ金額にもこれだけ差があるんですが、

金額では測りきれない差があるように僕は思います。

結局患者さん本位の倫理観が欠落してるんですよ。

会社全体に。だからセールスもうまくいかないし、

開発もうまくいかないんです。

僕は外資系と内資系の間には本当に大きな差があるんだと思います。

オンコロジーだからでしょ?

そんなことを言ってると、

だいさくさんはオンコロジーMRだからでしょ?と。

ちげーし、関係ねーし。がん患者だって血圧上がったら降圧剤使うし、

癌性糖尿病なんて日常に起こるよ。

そもそもそういう問題じゃないんだよ。

病気の人がいないと商売できないのは間違いないけど、

やっぱいかんよ。そんな言葉は。

MRの存在はナチスになっちゃうよ

皆さんはナチスドイツが実は

現在の医学に大きな貢献をしているってご存知ですか?

ナチスが非道な人体実験を行ったことによって、

人体の構造がかなり解明されました。

予後の悪い疾患の治療薬の開発の一助になったのはとても有名な話です。

ナチスの人体実験が医療技術を発展させた

しかし、彼らの功績は誰も語り継ぎません。

語り継げないのです。

倫理に反してるから。

僕はMRの仕事は立派だと思うし、

少なからず医療に貢献してると思います。

でも「処方獲得おめでとう!」なんて言ってたら、

ナチスドイツと同じです。

誰もMRの功績何て称えないし、語り継ぎませんよ。

駐車場も遠い所に停めよう

すいません、今日は愚痴ってしまいました。

僕は最初に入った製薬会社が外資系で本当に良かったと思います。

僕が他に良く言われたことは、

車をとめる駐車場です。

MRは病院の駐車場を使わせてもらいますが、

MRは一番遠い所に停めなさいと言われてました。

本来病院の駐車場は、

患者さんや医療従事者が使うものだから、

MRは遠い所に停めて歩いていきなさいと。

当然、上司同行の際も同じです。

僕は事業部長と同行するときも一番遠い所に停めてました。

雨の日も雪の日もです。

当たり前のことだとは思うけど、

素晴らしいと思います。

最後に

僕はMRという職業がとても好きです。

やりがいもあるし、中々普通の人が経験できない

ことを経験できるし、

得られない知識を得られます。

でも、やっぱり、

「処方獲得おめでとうございます!」

これは違うと思う。




コメント

  1. 娑婆のぷーさん より:

    こんにちは。

    これはまさしくその通りですね。

    私の会社では毎朝推進課から前日の新規処方の速報が送られてくるのですが、毎度毎度この度はおめでとうございます、と・・・
    同時にプロモーターから新規処方獲得MRの紹介回覧が送られてくるのですが、全社員がおめでとうございますといったコメントを残すので辟易しております。

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます。
      僕は最初外資の抗がん剤領域だったせいか絶対に言ったらダメって教えられてきて、
      言ったら本当にコンプライアンス部に呼び出しとかされるくらい厳しくされてきちゃったんですよね。
      以前勤めていた内資の時に普通に飛び交っていたのが結構びっくりでした。

      なんかどうやって返信したら良いかも実際よくわからないですし。

      難しい業界ではありますよね。。。
      この文化は本当に無くなって欲しいなぁと思います。

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