女性MRとは何か?なぜ求められているのか?現役MRが徹底解析します!

女性MR

どうもこんにちは、現役MRのだいさくです。

私はこのブログでも書いておりますが、

特に今後は女性MR最強時代が到来します。

もうすでにきているだろ!と思ってる方もいらっしゃるかも知れませんが、

まだまだきます。

政府の働き方改革や、女性の活躍推進はもっと進んでいきますし、

政府が目標してる2020年度までに女性管理職30%、

男性の育児休暇取得率13%、

これは特に内資系製薬会社は達成困難です。

多分、アメリカ系の外資系製薬会社がギリギリいけるかも知れないくらいです。

ですので、2020年あたりからもっともっと加速していくと思います。

そこで、今後さらなる活躍が求められる、

女性MRとは何か?なぜ今求められているのか?

今日は詳しく書いていきたいと思います。

女性MRってなに?

そもそもMRとはなんでしょうか。

MRは(Medical Representative)医薬情報担当者のことです。

MRは医療機関に自社製品の有効性、安全性を訴求し、

薬剤の適切な使用方法を伝達する仕事になります。

主に訪問するのは医師、薬剤師、看護師になります。

会社によっては医薬品卸に高頻度で訪問しますね。

簡単にいうと、製薬会社における営業マンですが、

普通の業界の営業と違う部分として、

厚労省や、製薬協会から厳しくそのルールが決められていることです。

女性MRが人気になった理由の一つが接待禁止

MRの接待の現状を現役MRが教えるよ!

こちらの記事でも書いていますが、

2012年の4月からMRの医療従事者に対する接待が全面禁止になりました。

現在では慰労会など、何かの会合のあとの接待は一部OKとされていますが、

そういった機会は多くはありません。

この接待禁止を受けてから女性MRの数が増えたし、

女性がMRという職業を選びやすい環境になったとも言えるのは間違い無さそうです。

女性MRも確実に高年収である




また、MRは他業界と比べて年収が高いです。

新薬を扱う製薬会社であれば、30歳の平均年収は、

793万円と言われています。

他業界の30代の平均年収が430万円と言われていますし、

特に女性の場合は大体そこからマイナス100万円ですので、

他業界の女性と比べても、女性MRの年収は相当高いと言えます。

男性と女性では年収にかなり差がつきやすいのが営業職ですが、

MRに関しては成果さえ普通に出していれば女性でも30代や、

20代後半で年収が1,000万を超える人も珍しくはありません。

女性MRはどれくらい増えているのか?

女性MRの将来が明る過ぎる理由を現役MRが徹底解説するよ! 

こちらの記事でも詳しく紹介していますが、

下記の図の様に、MRの数は年々少しづつ減少していますが、

しかし、女性MRの数だけは、年々50〜100人の単位で増え続けています。

ただ、それでもMRの全体の数6万人超のなかで、

女性MRが占める割合は8000人程度です。

15%程度ですので、その割合はもっともっと増えて行きます。

それくらい、女性MRを製薬会社は採用したいと思っています。

女性MRとは何か?なぜ今、求められているのか?




MRという職種が女性から人気なのは、

昨今の接待規制や、女性でも男性と同じ様に活躍できる業界であり、

高年収であるという理由があります。

ただそれは、あくまで製薬業界を選ぶ女性側からの視点になります。

ここからはその製薬業界がなぜ女性MRをたくさん採用したいと思っているのか?

各製薬会社がなぜ女性MRを求めているのかを書いて行きたいと思います。

製薬会社が女性MRを求める理由

製薬会社が女性MRを求めるには大きく分けて3つあります。

1、政府の方針

2、女性特有の疾患

3、女性の方が男性より優秀!?

 

1、政府の方針


おそらくですが、製薬会社が昨今女性を多く採用している理由で最も多いのが、

政府の方針です。

政府の働き方改革の一部に女性の活躍というものが挙げられています。

これは今に始まったことではなく、

特に医薬品の売り上げは国の税金から賄われている部分があります。

そのため、お国の方針には逆らわないのが製薬会社です。

外資系製薬会社は日本政府に逆らった途端、

日本で商売ができなくなってしまいます。

薬価に関することも全て政府が決めているので、

特に大手外資系製薬会社ほど日本政府の考え方には従順です。

 

女性管理職30%が政府の方針


政府の方針というのは具体的に何かというと、

2020年までに女性管理職30%、男性社員の育児休暇取得率13%です。

これが政府が製薬会社に求めていることです。

では2018年の現状はどうかというと、

アメリカ系の製薬会社では、女性管理職30%の達成は目前です。

内資系製薬会社の女性管理職比率はなんと、3%です。

この比率は他業界の比率とほぼ同じです。

 

2020年はポイントの年


2020年は製薬会社にとって一つのターニングポイントの年になりそうです。

女性の活躍に関して圧倒的な努力をしてきた外資系、

何もしてない内資系という図が出来上がります。

そのため、内資系で女性管理職をいきなり増やす可能性が2020年頃にあると考えられます。

武田薬品工業のウェバー社長も武田薬品に入った際、

女性の役員が一人もいなくてかなり驚いたとコメントしています。

これまで製薬会社で女性の役員がいない会社を見たのは初めてだと。

そこでウェバーが連れてきた女性を役員にしています。

ただ、国内最大手の武田薬品でも女性管理職の割合は4%程度です。

全く進んでいません。

ちなみに、女性の活躍をなぜ日本政府が求めているのかということですが、

理由は簡単で少子化です。

こちらの記事でかなり詳しく説明していますが、

女性MRの将来が明る過ぎる理由を現役MRが徹底解説するよ!

昨今の少子化の影響もあり、

日本人の働き手がいなくなってしまうのです。

そのため今まで専業主婦として家に閉じこもっていた女性をひっぱりだしたいのです。

そういった政府の目論見があります。

2、女性特有の疾患がある

今までの医療現場では、女性特有の疾患でも、

男性医師と、男性MRが話しているのが現状でした。

しかし、これは医療現場でも問題視されており、

女性特有の疾患は女性医師に診てもらいたいという患者さんのニーズもあり、

女性医師が診ていく様な流れになっています。

それに伴って女性特有の疾患の薬を扱う製薬会社も女性MRを派遣する様になっているのです。

女性医師と女性の疾患に関して男性MRが情報提供することを良く思わない医師もいるということです。

3、女性の方が男性より優秀!?

女性MRの方が男性よりも優秀であるというデータがあります。

特に新薬の上市に関しては男性よりも女性の方が、

スタートダッシュが良い、

新薬の受け入れが女性MRの方が進むスピードが早いのです。

このデータは若干眉唾ものではありますが、

女性だろうが男性だろうが実力にそこまで差が出ないのが、

この製薬業界なのです。

女性MRの課題

女性MRが社会から、製薬企業から求められているし、

今後活躍が期待されているのは間違いありません。

しかし、そんな女性MRにも大きな課題があります。

それが、家庭との両立です。

キャリアコンサルタントのデータによると、

新卒入社の段階では、男性も女性も、

99%の人が将来の出世とキャリアアップを望んでいます。

しかし、5年後に同じ調査をすると、

女性は同じように出世とキャリアアップを望んでる割合は、

なんと15%になります。

85%の女性は出世やキャリアアップを望まないようになってしまいます。

このデータは製薬業界に限ったデータではありませんが、

製薬業界でも同じような傾向は少なからずあります。

女性MRと恋愛、結婚、出産

女性が出世やキャリアアップを望まなくなる理由は、

結婚と出産です。

出世を望みながら、結婚をして出産して子育てもする。

今の日本の現状ですとなかなかそれを両立するのは難しいです。

女性が活躍する製薬業界ではありますが、

大半は男性社員です。

もし子育てをしながら出世したとしても、

講演会や遅い時間の会議には出れません。

しかも部下はバリバリの男性社員だった場合、

自分の肩身はどんどん狭くなります。

そのプレッシャーに耐えられるような強靭な精神力のある女性というのも稀です。

女性MRにとっては転勤もネック

製薬業界は転勤が高頻度であります。

それは女性MRにとっても同じことです。

大体、3〜5年の単位で転勤があります。

そのため、女性MRは遠距離恋愛してる人も多いです。

とても優秀な女性MRでも遠距離恋愛に耐えきれず、

転職をして希望の勤務地に行くという女性もいます。

男性は仕事だけ頑張っていれば良いのかもしれませんが、

女性は女性でいろいろなことを考えなければならない年齢になってしまうので、

活躍を望まれている女性MRですが、

自分の人生の充実と仕事のキャリアを両立することがなかなか難しいのも現実です。

女性MRとセクハラパワハラ

製薬業界は他の業界と比べてセクハラパワハラにとても厳しいです。

とても厳しいですが、セクハラやパワハラは無いとは言い切れません。

しかしセクハラやパワハラを受けた女性を守る機能を

ホットラインと言いますが、ホットラインも充実してる会社が多いです。

しかし、ホットラインに通告をするとジャッジはかなり公平に行われます。

女性側に問題ありということも往々にしてあります。

しかし、昨今では男性側が女性側を訴えるようなケースもちらほら出てきています。

まぁ何が言いたいかというと、

製薬業界は女性のセクハラパワハラには他業界と比較しても相当厳しいですし、

守られています。

ただ、女性を守るルールに甘んじて、

成果を出すという本来やらなければならない義務を果たさない女性もいます。

その辺はしっかり会社に貢献するという視点を持ちつつ、

嫌なことは嫌だとはっきり言えるようにしたほうが良いですし、

言える環境はありますよということです。

女性MRにとって製薬会社で働くことは幸せ




色々お伝えさせていただきましたが、

今後さらに、女性にとって、製薬会社で働くということは、

かなり良いと思います。

私はとてもオススメです。

確かに恋愛や、家庭との両立は今後課題ではありますが、

冒頭にも申し上げました通り、

女性管理職30%に加えて、男性の育児休暇取得率13%という目標も掲げられています。

しかし、残念ながらそれは外資系でも達成困難です。

この辺りは今後重要視されて行くことでしょう。

仮にキャリアアップを望まなくても、

産休や育児休暇は必ず取らせてくれますし、

お給料は良いし、しかも一番良いところは、

女性の場合はキャリアの選択肢が多いというところです。

内勤業務に行きたい方や、PMSなどの安全性情報部、

コンプライアンスチームなど、製薬会社の裏方業務という選択肢も沢山あります。

そういった面でも女性には本当にオススメの業界です。

女性MRにどうすればなれるか?

大学卒であれば新卒入社でそのままなるのが一番良いと思います。

ただ、MRへの道は狭き門でもあります。

そういった場合は一度他の業界で営業などを経験してから、

改めて製薬会社への門を叩くケースも沢山あります。

私も元々は小さな商社系の会社から外資系製薬会社に転職いたしました。

転職のチャンスはそこまで多くはないですが、

必ずチャンスはありますので、是非チャレンジしてみてください。

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新卒入社を狙うかたは、とにかく頑張ってください!

製薬会社は大手でなくても、とりあえず入社しておけば、

MR認定証は取れますので、そうすれば、

新卒で入りたかった会社にはビックリするくらい簡単に入れたりすることもあります。

しっかり目標を持ってそれを達成するために頑張ってください!

こちらの本、武田薬品など大手製薬会社を中心にコンサルをしてきた、

原田隆史さんの10冊目の本が無料で読めます。(送料550円かかります)

一度読んでみてください!

達成する人の法則

では!

 

 

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