どうもこんにちは、現役MRのだいさくです。
昨今は製薬会社に入社する女性が本当に増えてきました。
MRの人数は全体的には微減となっていますが、
女性MRの数だけは増え続けています。
私はMRという職業を含めて、
製薬会社で働く事は女性にはとてもオススメですし、
是非選んで欲しいと思っています。
ただ、数年するとMRという職業を辞めていく女性MRもいます。
もちろんそこまで多いわけでは無いですよ。
でも毎年一定数の女性MRはMR職から離れていきます。
MRを辞めたい女性MRのリアルな5つの理由
そこで今日は女性MRがMRを辞めていくリアルな理由を紹介していきたいと思います。
私がこれまで製薬会社に10年間勤務してきて、
比較的多い理由を順番にご紹介していきたいと思いますので、
今後MRになりたい方や、現在MRをされている方に少しでも参考になれば幸いです。
女性MRが辞める理由1、転勤
女性MRがMRを辞める理由で一番多いのが転勤です。
転勤が理由といってもパターンは3パターンくらいに分けられます。
1、転勤に怯えるのに疲れた
30代に差し掛かってきた独身の女性に多い理由です。
30代に差し掛かってくると、
毎年毎年転勤に怯えるのが嫌になってしまいます。
若い時は新しい場所に行くのも楽しいと思っていましたが、
また新しい場所で、最初から人間関係を作っていくというのに
ただただ疲れてしまう事があるようです。
特に多いのが、最初は田舎に配属されて、
20代後半くらいにやっと希望の勤務地(東京や大阪など都市部)
に転勤になったのに、3年したらまた転勤か〜となって
転勤が無くて、且つそのまま都市部に住む事ができる職業に変えたいと思うため、
転職していく事人も一定数あります。
2、転勤によってパートナーと離れるから
結婚して子供もいる女性で、
例えば福岡で家族で暮らせているのに、
いきなり転勤を告げられることもあります。
そうなるとやはり辞めてしまいます。
もしくは、旦那さんが転勤になり、そ
の転勤についていきたいという理由です。
これが例えば、東京や大阪など本社勤務ができる地区にいる事ができると、
そのまま本社の内勤業務なんかに就くことも可能ですが、
特にローカルエリアだと厳しいですね。
3、転勤ができないという理由
これは最初に縁もゆかりもない土地に配属されて、
中々自分の希望の勤務地に転勤できない時です。
この問題は実は深刻です。
女性MRはいわゆるお嬢様タイプの人も多いのです。
大学を卒業するまで実家から通っていて、
いきなり縁もゆかりもない土地に配属されて、
鬱状態になってしまう女性が一時期頻発したのです。
特に外資系が在宅勤務を促進させた時に、
営業所も何もないところに毎日一人で誰も知り合いがいない所で一人で住むというのは、
結構女性MRには堪えるのです。
そのため辞めてしまう人も一定数います。
現在では、新卒入社の女性MRは極力田舎の一人ぼっちの配属は
避けるようにはなってるという話です。
転勤はMRにつきものです
転勤はMRには残念ながらつきものです。
転勤はむしろ楽しんで行こうよ!と僕は思っていますが、
そういうわけにもいかない事情があるんですよね。
ただ、転勤の無い医療系の職種というのは沢山あります。
PMSモニターや、CRO、CRA系も転勤の無い事が多いです。
一度探してみると良いと思います。
ジョブくるアプリは面倒な登録をしないで単純に求人だけ見れます。
LINEみたいな感じで、チャット上に「転勤の無い製薬会社勤務」などを
入力すると勝手にAIか人間が探してくれます。
女性MRが辞める理由2、ハードワーク
こちらもかなり多い理由です。
できる女性MRが辞めてしまうのが、
特に都内の大学病院系を担当することになった際に、
朝から晩まで働いている事があります。
私が以前勤務していた内資系では、
本当に夜の夜中までずっとパソコンカチカチ叩いてる女性を営業所で何人も見ました。
もっとうまくおサボリしながらやったら良いのにと思ってはいたんですが、
真面目で仕事ができる女性ほどこの理由でやめてしまいます。
実際女性で40代、50代でもMRやってる人は皆無です。
こんな状態が40、50になっても続くのかと思うと嫌になってしまうんですね。
製薬会社は他業界に比べると、
女性が多い業界でもありますが、
それでも男性の社員の方が断然多いので、
そこに女性が入っていくとなると
やっぱり男性と同じようにガンガン働かなければいけません。
学生時代の同級生がのほほんとOLやって、
彼氏とラブラブな状況とかみると、
ふと、嫌になってしまうんですよね。
ただ、このハードワークは会社や領域によっても全然違うので、
私はMR職を辞める前に転職した方が良いと思いますよ。
本当に全然会社によって違うので。
女性MRが辞める理由3、結婚(できない)
結婚がきっかけで辞めることは女性MRでも普通にあります。
今回はそういうことではなく、
上述したようなハードワークが原因で、
このままでは結婚できないのでは・・・
という不安から辞めてしまう事があります。
結婚できない理由はハードワークだけではなく、
MRは比較的給料の高い業界ですので、
女性MRの心情としては、やっぱり自分より給料の高い男性と結婚したいと思うのです。
そうすると中々合う男性もいなくて・・そう言った理由もあるんだと思います。
こう言った様々な理由で結婚できない、となって辞めてしまう女性もいます。
女性MRが辞める理由4、パワハラやセクハラ
これは営業職なので難しいのですが、
数字が悪いとどうしてもその理由を聞かれますし、
その理由が本当かどうかを確かめるために上司が同行します。
そして、もっとこうすれば良いのでは?
君のこの辺りが良く無いのでは?
と言ったやり取りがパワハラだと感じる人もいます。
実際どギツイパワハラなんかは全く無い時代になったと私自身は思っていますが、
水面下ではあるのかもしれません。
ただ、女性に限らず、社員に対するパワハラ、セクハラ対策はホットラインを設けるなど、
とても厳重に管理されています。
本当にきついのであれば、辞める前にしっかりホットラインなどを活用しないと、
会社は変わりませんので、その際はしっかり周りに相談するなどした方が良いと思います。
セクハラパワハラにはかなり厳しい世の中ですので、
必ず何かしらの対処をしてくれると思います。
女性MRが辞める理由5、違う事に興味が出てくる
この理由はそこまで多く無いですがいらっしゃいます。
私が知ってる限りでは、
女性系のファッション誌のライターになったり、
広告代理店に転職したり、
マーケティングや、コンサル系に転職した人も知っています。
ただ、、結構数年後にまた戻ってくる事も多いですけどね。
僕自身が元々異業種からMRに転職したので、
違う業界を知るというのはとても良い事だと思っています。
しかも、製薬業界はかなりオープンなので、出戻りも大歓迎ですしね。
一度しかない人生なので全然チャレンジして見て良いと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。
女性MRがMR職を辞める理由をお伝えする事ができましたでしょうか。
私のこれまでの経験の中で一番多い退職理由が、
転勤に絡んだ事ですね。
結婚していても、独身でもやっぱり転勤はネックになってくると思います。
転勤は絶対無理!と言ってしまうと、
その他の人に迷惑かかってしまうので中々言いづらい背景もあると思います。
冒頭にお伝えしましたが、転勤の無い製薬系の職種も沢山あります。
僕も今転勤がない製薬会社で働いているので、
家族を持つ身としてはやっぱり良いですよね。
MR職でも転勤の無い会社はありますし、
CROやCRA、PMSモニターなんかも家庭と両立するにはとても良い職業だと思います。
一度エージェントに話だけ聞いてみても良いと思います。
では!
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コメント
私も今の世は女性こそMRはオイシイ職業だと思うし、外資なら尚良いと思ってます。
ただ、どうしてもMRで長く、それこそ40超えて続けられるかというと難しいのが実情ですよね。
あまりジェンダー発言もしたくないですが、家庭がある、お子さんが小さい、とかだと余計に厳しいなと思います。
パートナーの問題もよく聞く話だし、結婚したばかりなのに、
「九州と東北で別居してる」
「旦那が〇〇にいるから、一緒に住みたくて内資から外資メーカーに転職した」
なんて話を聞くのも珍しくないです。
旦那が転勤になったから、もしくは現在〇〇にいるからそのエリアに転勤したいというのもよく聞くし、このケースは比較的希望が通りやすいですが、そのシワ寄せで当該エリアから弾かれる社員が当然いる訳で、あまりよく思われないことも多いですよね。
だいさくさんが常々話されてるけど、製薬会社はキャリアの広がりが本当に限定されて狭いので、この辺がもう少し何とかならないかなと、私も常々思ってます。
そうなんですよね〜。
勤務地とか転勤に関しては、完全に運になっちゃうんですよね。
なんか、女性MRは結婚を機に一定数は辞めていくから、うちは女性を多く採用するみたいなブラッキーな考え方してる
会社もあるみたいですからね。。。
それと少し訂正した方がいいなと思うことがあります。
それは
「CSOは勤務地の融通が利きやすい」
ということなのですが、結論言うと、最近これに関してはほぼ期待できないと考えた方がいいと思われますので、表現をもう少しマイルドにした方がいいかなと。
近年、確かにCSOの需要は高まっているし、活用する企業の数も右肩上がりなのは事実です。
ただ、裾野は広がっていますが、稼働するMRの数自体は増えていません。
まとまった人数の大型プロジェクトは昨今の製薬業界を考えても期待できない状況です。
したがって、限られた人数の案件をCSO同士で奪い合うことが多く、勤務地限定のMRは余程のキャリアや技能を備えていない限り、まずニーズはありません。
むしろ、勤務地限定の時点でメーカーに推薦されないケースが多くなると思われます。
確かに少し前まで、CSOの利点は勤務地の融通が利くことだったのですが、CSOに関してもこれからは生き残りをかけた戦いが始まると思っています。
CSOそうなんですね!私の周りの人はだいぶ融通利かしてもらってる感じだったんですが、
広い目で見ると難しいんですね。。。
CSOも評判が良い悪いがなんかはっきり別れてきてる感じはしますよね。。
どこに行っても大変な時代に入ってきましたね。。。
その辺は訂正しておきますね!
ご指摘ありがとうございます!!
女性のことを全分かっていない男性が女性について書くことはいかがなものでしょうか。
少しばかにしているように感じる人もいると思います。
男性、女性とくくること事態が間違ってきている時代かと思いますので気を付けた方がよいかと思います。
コメントいただきありがとうございます。
こちらの記事は元々女性MRが辞める理由について書いて欲しいという依頼をいただいて書いております。
また何人かの女性MRにインタビューして作成しておりますので、
僕自身の意見というのはそこまで入っておりません。
もちろん一切バカにしてるつもりはございませんが、
不快に感じたのであれば申し訳ございません。
確かに女性MRが辞める理由と男性MRが辞める理由というのも似通ってきてはいる反面、
女性特有のものもあるのではないかと感じます。
男性の僕が女性のことを書いていることに苛立っているように感じますが、
逆にもう少し具体的に改善点などご指摘いただけますと幸いです。