シンバイオがついにエーザイ離して自販体制開始!現役MR目線で書いてみる!

シンバイオ

どうもこんにちは、だいさくです。

最近、気づいたらシンバイオの記事書いてる気がします。

まぁシンバイオみたいな会社は増えてますからね。

僕も同じオーファンの会社にいる人間としては、

やっぱりシンバイオの動向にはかなり注目してます。

というより、ついに!シンバイオが自販体制を発表しましたね。

シンバイオのIR(インベスターリレーションズ)から発表されてました。

こちらそのPDFになります。

抗悪性腫瘍剤「トレアキシン」の自社販売に向けた準備開始のお知らせ

シンバイオはエーザイを離したがっていた!?




正直いうと、シンバイオがエーザイを切り離したがっていたのはかなり有名な話です。

このIRの中ではもちろんそんなことは書いてないけど、

それはバイオ系に詳しい人とか、

MR界隈の人は結構既に知ってた人も多いんです。

僕自身は、今回の発表の中で、

自販体制を敷く理由=エーザイを離したい理由という意味合いだと思いました。

シンバイオが自販体制を敷く理由

シンバイオが自販体制を敷く理由は2つあります。

これはIRの中にも書いてありますし、

既にあった噂もこの通りです。

1、トレアキシンの価値を最大化するため

2、黒字化するため

この2つです。

この二つはずっと言われていました。

この二つの理由について簡単に説明させていただきます。

 

1、トレアキシンの価値を最大化するため


トレアキシン(ベンダムスチン)はもっと評価されて良い薬だ。

もっと売れて良い薬だ、もっと価値を最大化して欲しい、

今のままでは無理だ。

簡単にいうと、これがシンバイオの自販体制の理由の一つです。

トレアキシンはMCL(マントル細胞リンパ腫)や、CLL(慢性リンパ性白血病)を始め、

低悪性度のB細胞リンパ腫に適応を取っています。

特に市場が大きいのがFL(フォリキュラーリンパ腫)になります。

このトレアキシンはもっと売れて良い、もっと評価されて良いという話がで始めたのは、

最近ではなくかなり前からその噂はありました。

逆に、1stラインでの適応を取ってからはまぁまぁ売れていたという評価だったので、

それなりにエーザイに対して非難できない状況だったと思います。

ただ、低悪性度B細胞リンパ腫の1stラインのシェアも半分程度らしく、

まだまだ伸び代があると考えられています。

今のままエーザイに任せておいてはトレアキシンの価値を最大化できないと判断したのです。

 

2、黒字化するため


シンバイオはずっと赤字です。

大体、年間1億3千万程度の赤字がずっと続いています。

これは詳細は忘れてしまいましたが、

エーザイに多額の利益を抜かれているからです。

なので自販体制を整えない限りずっと赤字なのです。

エーザイは多額の利益をすっぱ抜いてる割りには、

トレアキシンの最大化に邁進してない、

それなら自販しようと考えるのは当然といえば当然です。

自販発表後のシンバイオの株価




2018年10月16日にシンバイオのIRから自販体制開始のお知らせが出たら、

株価が急騰しました。

30%程度の上昇です。

投資の勉強中の僕としては、こういう時に株って上がるんだ〜と勉強になりました。

ただ単に自販体制を発表しただけなのに、、

まだなんの成果も出してないのに、、とは思いましたが。

シンバイオの自販体制にはかなり期待されている

ただ、この株価の急騰が示す通り、

シンバイオの自販体制はかなり期待されています。

僕もかなり期待してるし、是非頑張ってもらいたいです。

あれだけ低悪性度B細胞リンパ腫でダントツの成績を出しておきながら、

半分しかシェアが取れてない、自販体制を敷くことで、

黒字化はほぼ間違いなくできる、

そして血液癌では一番パイの大きいDLBCLへの適応拡大も期待されており、

MDSの新薬(リゴセルチブ)も控えている。

こんな状況のシンバイオに期待がかからないはずがありません。

株主や投資家の人たちもそうだと思いますが、

僕自身もとてもワクワクしちゃいます。

エーザイを離して本当に良いのか?

ただ、ここまで聞くと良いことずくめな気がしますが、

エーザイだって当然何にもやってこなかったわけではないんですよ。

どう考えたって、リソースの量はエーザイの方が上です。

シンバイオは80人くらいしかいない会社です。

エーザイは連結で1万人を超え、単独でも3千人以上いる会社です。

持ってる情報網もノウハウもどう考えてもエーザイの方が上なんです。

エーザイのオンコロジー領域は、

低悪性度B細胞リンパ腫を含めて、甲状腺癌や肝がんなど、

非常にニッチな領域がメインでしたが、

とても頑張っていたんです。

オンコロジー領域を立ち上げてからすごく一生懸命頑張っていたと思います。

そんなエーザイを切り離して自販して、

黒字化する、価値の最大化をするというのは決して楽な道ではないと思います。

とにかく頑張れシンバイオ!

ただ、まぁ頑張れシンバイオ!です。

今回の自販体制に関するビジョンもそれなりに無理のない、

達成可能な目標設定に見えますし、

同じバイオの会社にいる僕としてもすごく応援してしまいます。

シンバイオへの転職はどうか?

シンバイオは今すごい募集かけてますし、

もう少しで締め切るでしょうけど、

おそらくまた近いうちに募集かかると思います。

んじゃシンバイオの転職はどうなんでしょうかね。

シンバイオへの転職や魅力に関して現役MR目線で書いてみる!

こちらの記事でも書きましたが、

待遇面でもストックオプション的な面でも僕は良いと思いますよ。

ちなみにこれが今のトレアキシンの売上推移です。

自販体制にしたら100億円を目標にしています。

全然無理な数字じゃないですよね。

シンバイオの経営陣はバカじゃない

シンバイオの今回の自販体制に伴う営業部門の募集に関して、

僕が1番の良いと思う点は、

黒字化の目標が2021年ってところです。

これは良い目標です。

2019年は黒字化!とか言われたら、

入った社員はたまったもんじゃないと思います。

自販体制にかかる時間ももちろん計算に入れてるんでしょうけど、

それでもやっぱりしっかり先を見据えたナイスなビジョンだなって思います。

なんていうか、経営陣がバカじゃない気がします。

最後に

シンバイオの自販体制はずっと言われていたことだったので、

今後はかなり注目したいと思っています。

むしろ、、株買ってみるかな〜とも思ったりしてます。

MDSもアンメットニーズが高い領域ですし、

同じ血液領域なので余計な負担を社員にもかけませんからね。

今後もシンバイオの動きには注目したいと思います!

シンバイオを含めたバイオの会社に強いエージェントをこちらでまとめてますので、

ご参考いただければと思います。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト 

ではまた!




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