製薬会社で1000人以上リストラした人事の人と話をしてきたよ・・

製薬会社とリストラ

どうもこんにちは、だいさくです。

2020年から今年にかけてコロナの影響も多分にあったとは思うのですが、

日本の国内上場企業では約20,000人程度の人がこの1年間でリストラをされたそうです。

上場企業だけを対象にしてるのでこの限りでは無いと思うのですが、

製薬業界でも昨今大変なリストラが敢行されていました。

私のブログも製薬業界のリストラに関する記事は40記事程度ありました。

だいさくブログリストラまとめ

そこで本日は、製薬業界で内資、外資と渡り歩き、

合計で1000人以上のリストラをまとめてこられてきた方にお話を聞く機会がありまして、

内容をシェアさせていただければと思います。

製薬会社で1000人以上リストラした人事の人と話をしてきたよ・・




今回お話聞かせていただいた方は、

元々は異業種で人事として働いていた方で、

その後内資系や外資系の製薬会社で人事部として働かれていた方です。

リストラの話だけじゃなくって、

新しい組織立ち上げの話など明るい話題も多かったのですが、

本日はリストラ時の人事部について書かせていただければと思います。

個人的にはとても面白かったんですが、

中々聞いてきた内容を全て書けるわけにはいかなくて、

リストラしてる会社ではどのような感じで人事部が動いてるかなど、

そんなに重く暗い内容ではございませんので、

どうぞお気軽にお読みいただければと思います。

製薬会社のリストラは計画的

製薬会社のリストラは、当然ですがいきなり起こるものではありません。

会社によって違うかもしれませんが、大体の傾向だと、

内資系は1年くらい前から、外資系は半年くらい前から計画されるそうです。

これまた言われてみれば当然ですが、

口外したり、内外部にバレたら本当にクビになるそうで、

そんなことが起きたら前代未聞で大変なので、そんなことは一度も無いとは言ってました。

発端は経営層(外資の場合はグローバル)から始まるそうですが、

その中心となるのは会計だったりするそうです。

不採算となっている部署はどこなのか?

そして会社の今後の動向によってどの部署のどの人員が必要ないのか?

そして積み増し退職金を含めて費用はどれくらいかかるのか?

会計の面からリストラの割り当てを行い、

それを経営層を含めて協議するというのがデフォルトになっているようです。

リストラ対象は年齢というよりパフォーマンス

ある程度の部署とか大枠の対象が決まってから、

リストラの対象者はどのように決まっていくか?という部分ですが、

リストラの対象って45歳以上とか、年齢で区切られているイメージなんですが、

当たり前といえば当たり前なんですが、

実際の本音はパフォーマンスの良い人は残して、

悪い人は辞めてほしいというのが本音だそうです。

内資でも外資でもその辺の傾向は大体同じのようですが、

パフォーマンスの良い人が手揚げをしたら全力で、それこそ全力で止めるそうです。

パフォーマンスの良い人が手揚をしてきてしまった場合にどのように止めるか?

というロールプレイングをしたり、

逆にある程度やめてほしい人のリストを作ってどのようにリストラに応じてもらうか?

というロールプレイを行ったりというのも行うそうです。

リストラ対象は年齢より評判




リストラの対象って45歳以上など年齢で区切られることが多いですが、

パフォーマンスの良さだったり、

それこそその人の評判っていうのが非常に重要なのでそうです。

むしろ年齢が多少上でもパフォーマンスの良い人は沢山いるので、

年齢の縛りというのが本当に適切なのか?というのは大きな疑問を持たれているそうです。

リストラをした人事部も誰かしらやめる

これはどの部署が対象になるか?にもよるのですが、

例えば部署を絞らずに、会社全体的にざっくりと早期退職を募集したりするパターンの時なんかは、

それを主導した人事部の人間というのも大抵は誰かリストラされるそうです。

多くの場合は、人事部長であったり、課長であったり、

それなりの役職についている人がやめていくそうですが、

リストラがある程度落ち着いたらほぼ必ずと言って良いほど人事部の誰かが辞めていくというのが、

リストラの通例とのことです。

リストラを主導してきた人事部が、

誰も辞めないというのは会社としても示しがつかなかったりという理由があるようです。

リストラ後の再就職支援というのは?

リストラ後の再就職支援って一体何をするのか?って結構気になるところなんですが、

これは外資系の場合はあんまりやってないそうですね。

これは簡単にいうと、転職エージェントに入ってもらって、

次の転職先の相談に乗ってもらって支援してもらうというものです。

早期退職募集の際に言われる「転職支援」って一体どういうものなのか?

以前こちらの記事でも書いたのですが、

この記事には書いてない内容として、

この場合、転職支援をお願いした会社からも報酬が支払われるため、

転職先の会社からの報酬はそんなに貰わないようになっているそうで、

そうすることによって再就職が決まりやすいように工夫しているそうです。

外資系の場合は元々人材が流動的なので、転職支援を行わなくても自分で探せるそうなんですが、

内資系の場合は一度も転職したことがない人も多いことと、

外部的な評判を気にしてこう言った再就職支援を行っている部分があるとのことでした。

確かに雇う側からしたら報酬を払う額が減額されるのであれば良いですよね。

なるほどって感じでした。

最後に

あくまで2、3社でリストラを経験した方のお話になるので、

全ての会社がそうというわけではないのですが、

4、5年分の積み増しとかもらえたりするって聞くとうらやましぃというか、

僕には一生縁のない話なんだろうなぁとは思ってしましますが、

なんとなくへ〜みたいな感じになっていただけましたでしょうか。

書くまえはそんな暗い話にならないと思っていたのですが、

書いてみるとやっぱりリストラの話題って暗いですね。

ではまた!




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