イドルシアのコマーシャル部門の求人が開始!情報をまとめてみた!

イドルシア

どうもこんにちは、だいさくです。

※こちらの記事今年の2月に書いた記事のリライト版になります。ちょっと早とちりして書いてしまったのでリライトしてお届けしております。

イドルシア・ジャパンそろそろ本格的に立ち上がっていきそうですね。

以前から本社系業務の求人が出ていたので、そろそろだと思ってましたが、

やっとコマーシャル部門の求人が出てきたようです。

立ち上げ当初から結構有名な会社だったので、ご存知の方も多いかもしれませんが、

今日はイドルシア・ジャパンについて情報をまとめましたのでご紹介させていただきます。

イドルシアの求人がやってくる!情報をまとめてみた!




僕はかれこれベンチャーの製薬会社に来て3年が過ぎましたが、

個人的にですが、

今の時代やっぱり希少疾患のミニマム組織の製薬会社の方が働きやすいんじゃないかなぁとは、

結構強めに感じています。(というか僕はそっちの方が絶対に良いと思い込んでます)

イドルシアはまだまだこれからの会社ですので、社風などは分かりませんが、

製薬ベンチャーというのは社内外からの監視も大手ほどは無いですし、
(大手が厳し過ぎっていうのもある)

多分あのまま僕が大手にいたら経験できなかったような事を今経験させていただいているので、

僕の場合は本当に転職して幸せだし、良かったなぁって思ってます。

イドルシアファーマとは?

Idorsia pharma

イドルシアは製薬ベンチャー界隈ではとても有名な会社なのでご存知の人も多いかもしれません。

何故有名かというと、元々はActelion(アクテリオン)を率いていた経営層の方たちが、

アクテリオンがジョンソン&ジョンソンに買収される際に、

アクテリオンの社内で進められていた、

研究開発プロジェクトがスピンアウトする形で設立されたので、

一部ご存知の方がいたのかなと思います。

なのでイドルシアの経営層は元々アクテリオンの方であり、

現在もジョンソン&ジョンソンが5%の株を保有しています。
→すでに売却済みです。

創立(日本):2017年(日本:2018年3月)

社長(日本):ジョン・ポール・クロゼール(日本:田中 諭)
(両者の社長共に元々アクテリオンの社長だった方です)

本社(日本):スイス・バーゼル(日本:東京都千代田区)

現在は本社であるスイスに加えて、アメリカ、ドイツ、日本、中国に拠点があります。

日本の社員数は現在50名弱で、グローバルでは750名程度の社員数になります。

日本の製剤やパイプラインに関して詳しくは後述いたしますが、

現在はファブリー病、不眠症、治療抵抗性高血圧症、動脈瘤性くも膜下出血、全身性エリテマトーデス、急性心筋梗塞がグローバルの主要なターゲット疾患となっています。

ちなみに案件はランスタッドが持っています。

まずは不眠症治療剤daridorexant(ダリドレキサント)

2021年3月に日本で申請が予定されているdaridorexantという薬剤が、

最初に扱われる薬剤になるかと思います。

1つ目のP3試験の結果では非常に良い結果でしたが、

2つ目のP3では1つ目に比べると若干見劣りする結果でありましたが、

ある程度の有効性は確認されています。

↓こちらが1個目の試験結果

イドルシア Daridorexant 最初の臨床第 III 相試験 良好な結果を発表

↓こちらが2個目の試験結果

イドルシア daridorexant 2 番目の臨床第III相試験 良好な結果を発表

Daridorexantの有効性を簡単にご紹介




上述のイドルシアから出てるプレスリリースが、

通常製薬メーカーが出すようなプレスリリースと違い、

非常に内容が細かくPKのデータも一部載ってますので、とてもわかりやすいと思います。

一応ここではサマリーとして記載いたします。

Daridorexantはプラセボと比較してベースラインからの睡眠潜時(LPS)の減少として測定される入眠までの時間、中途覚醒時間(WASO)の現象として測定される睡眠持続時間を有意に改善。また患者が毎日記録するそう睡眠時間(sTST)に関してもベースラインから有意に増加した。

有害事象はプラセボと比較して同等の発現率であった。

また日中の患者不眠症症状とその影響に関する質問票(IDSIQ)の睡眠領域スコアを用いて毎日測定された結果、「肉体的及び精神的な疲労感が少ない」、「眠気が少ない」「より活発である」として患者が日中に記録した活動性が改善された。

また治療の中止に伴う、反跳症状や離脱症状は認められなかった。

個人的に思うDaridorexantの臨床試験の懸念点

臨床試験の結果に関する懸念点なんですが、

正直僕はこの不眠症領域に関することは全然わかりません。

ただ、不眠症治療の標準治療として、

GABA受容体作動薬、メラトニン受容体作動薬、オレキシン受容体拮抗薬など、

薬物療法の治療選択肢が広がっています。

Daridorexantの比較対象が何故プラセボなのだろうか?という部分はあります。

他の治療薬のエビデンスレベルが乏しいのか、

Daridorexantの売りはDualである部分だと思うのですが、

通常のオレキシン受容体拮抗薬などと比べる必要はないのだろうか?とは思いました。

なんとなくDaridorexantを扱ったらその辺突っ込まれそうな気がしました。

不眠症治療剤の日本の市場

不眠症の定義は、

寝付きが悪い、夜中に目覚めてしまうに代表される、

「入眠障害」、「中途覚醒」、「早期覚醒」「熟眠障害」

日中に眠気に襲われる「過眠」なども不眠症に入るそうです。

その状態が週に2回以上あって、それが1ヶ月以上続く場合は不眠症になそうです

不眠症は日本人成人の大体20%程度が潜在的な患者と言われているそうですが、

有病率が高いにも関わらず、社会的認知度が低いということもあったり、

不眠症治療剤は危なくない、治療中止による依存症状などは今はほとんどないのですが、

患者さんに対する印象として依然として残っているようで、

その辺ももしかしたら啓蒙が必要なのかもしれませんね。

一応、日本の不眠症治療薬の市場は大体800億前後と言われているそうです。

イドルシアは持田製薬とのコプロモーションが決定

ちなみにDaridorexantは持田製薬さんとのコプロモーションが決定してます。

ただ後述のパイプラインが上市された際にはそれをコプロすることは決まってませんが、

もし持田製薬が望む場合は優先的に権利が与えられるとされております。

イドルシア の将来性

イドルシア の将来性としてパイプラインはどうでしょうか。

日本のHPにはなかったので、グローバルの状況を下記にまとめてみました。

日本で進行しているか?まではわかる範囲で記載してますので、

下記のものが全て日本でも進行するのかまでは定かではありません。

薬剤名
(ターゲット)
ターゲット 疾患 現状 備考
Daridorexant Dualオレキシン受容体拮抗薬 不眠症 米国で承認申請済み 日本は2021年3月に申請予定
Clazosentan エンドセリン拮抗薬 動脈瘤くも膜下出血 P3進行中 日本も参加
ルセラスタット グルコシルセラミド合成酵素阻害 ファブリー病 P3進行中 経口投与、日本も参加
Salatogrel P2Y12受容体拮抗薬 急性心筋梗塞が疑われる患者 P3準備中
Cenerimod S1P1受容体modulator 全身性エリテマトーデス P2
ACT-774312 CRTH2受容体拮抗薬 鼻ポリープ(鼻茸(びじょう)) P2進行中
ACT-539313 選択的オレキシン1受容体拮抗薬 精神疾患 P2準備中
Sinbaglustat GBA2/GCS 阻害剤 ライソゾーム病 P1終了
ACT-1004-1239 CXCR7 拮抗薬 がん免疫 P1
ACT-1014-6470 / 免疫 P1
ACT-541478 / CNS P1

アクテリオンからスピンアウトしてたかだか数年の会社が、

ここまでのパイプラインを持っているというのは、正直驚きます。

現在P3に進んでいる製剤が4つで、一つ(不眠症)は承認間近というのは、

かなりびっくりしました。

アクテリオン同様に希少疾患に向けた開発が中心で、

非常に面白い、将来性が高い会社だと感じます。

イドルシア に限らず、結局新薬が出てこない事には、組織拡大が見込めず、

その会社で働く事による自分のキャリアも見えない部分があるので、

そういった意味でも面白そうだと感じました。

アクテリオン時代の田中社長の評判

以前アクテリオンの記事を書いた際に少し書いたんですが、

アクテリオンファーマの買収後の評判はどう?

それが良い悪いではなく、

アクテリオンの社風自体がちょっと体育会系っぽい感じのように思えたのですが、

今のイドルシアを率いている田中社長も元アクテリオンなわけで、

アクテリオン時代のネットの情報を集めると賛否あり、

ネットは往々にして否の意見が集まりやすい場所ですが、

詳しい方にお話を聞くとリーダーシップのある男らしい方のような評判も聞きますので、

その辺はしっかり社風としてご自身の目で感じ取るのが良いのかなと思います。

あまりブログでこういうことは書かないのですが、

アクテリオンの記事を書いた手前一応触れておこうと思いまして。

最後に

元々スピンアウトしてるとはいえ、

創立後グローバルで4年、日本で3年の会社の規模には到底見えないのですが、

非常に開発力のある会社だと思いますし、数年でこのスピード感は本当に凄いと思います。

とんとん拍子に開発が進めば本当に面白い会社だと思いましたし、

もし運よく入れた方はとてもハードワークになるのではないかと予想します。

一応すでにバックオフィス関連の募集は始まっており、

それなりに成熟段階にあるようですが、MRを含めたコマーシャル部門はこれからだと思います。

2021年3月申請予定(申請はされました!)なので、

2022年1月頃にかけての入社を見据えた募集がかかるのではないかと思います。

案件はランスタットが保有しておりますので木になる方は聞いてみてください。。

ランスタッド

ただ、まだMR系の募集は少し先になると思います。

→MRを含めたコマーシャル部門の募集が開始されました!!

単純に新しい会社が出す新薬というのは個人的にとてもワクワクするだけでなく、

もしそれが世の中を席巻していく様を想像すると、はたから眺めているだけでも面白いですよね。

ではまた!




コメント

  1. だいさく だいさく より:

    だいさくです。
    イドルシア、持田製薬さんとコプラする事を書くのを忘れてました。
    帰宅したら加筆します。

  2. 独身MR より:

    コマーシャル部門のトップはリ〇ーの元部長?がなるそうで、その子飼いを引き連れてマネージャーに収まるようです。
    この部長、正直良い噂を全く聞かないですね。以前の会社での評判を知る人が何人も知人にいますが、皆口を揃えてネガティブな反応でした。
    立ち上げの会社はトップが誰になるかは非常に重要な要素だと思うので、この辺は気にした方がいい気がします。
    私自身の経験則として。

    • 大作 大作 より:

      どうもです。
      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、TOPが誰かは非常に重要です。
      むしろその辺を意識して面接に望まないといけないと思います。

      得てして評判は色々な要素に作用はされますが、とても貴重なコメントありがとうございます!

  3. 田浦 一訓 より:

    はじめまして。
    ブログを拝見しまして、夢を感じましたので、MRの仕事をしたいと思い、高卒の40ですが、MRに転職を考えております。無謀と言われますか、可能性はありませんでしょうか?
    ちなみに、12月の試験を受けようとMRの導入教育を受けるところです。
    先生の言うように、3週間で合格する頭は、ないために真面目に半年勉強する予定です。
    もし、良ければ直接メール頂けたら嬉しいです。
    kazunori0507@i.softbank.jpになります。
    宜しくお願い致します。

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます!
      高卒の40歳ですと、かなり厳しいと思います!
      でも、、、、挑戦してみたら良いと思います。
      月並みですが、やらずに諦めるより、やって諦めた方が良いと思います。
      挑戦した後に見えてくる何かがあるかもしれません!
      後、MRの認定試験は製薬会社もしくは医薬品卸に所属してないと受験できないので、
      今からやらなくても大丈夫です!!むしろ会社に所属してから勉強しても全然間に合います!

      もしかしたら医療機器とか、検査会社とかも含めて検討すると良いかもですね。

      頑張ってください!

  4. ミスターx より:

    ジョンソンアンドジョンソンが5%株を保有していますか?すでに売却していると思います。決算発表を確認しないと、間違った情報はどうなんでしょうか。

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます。
      貴重なご指摘をいただきありがとうございました。
      修正いたしました。
      大変失礼いたしました。

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