MRに英語力は必要あるか?いりません。ずっとMRで良いんならね。

英語力
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どうもこんにちは。

現役MRのだいさくです。

今日は、MRに英語力は必要なのか?について書いていきたいと思います。

以前のブログ→製薬会社が求める英語力はどれくらいか?現役社員が答えます!

の中で製薬会社で活躍したいのであれば、英語力は必須です!とお伝えしました。



ずっとMRで良いのなら英語力の必要性は皆無

これはこのままです。

ずっとMRのままで良いのなら英語力は全く必要有りません。

私は、これまで地方の基幹病院(大きい病院)から、

大学病院、都内の専門病院など幅広く担当してきました。

その中で「英語しゃべれれば~もっと成果があげられた~」

っていう経験は一回もありません。

私は普段オンコロジーMR(癌・腫瘍学専門)をやっています。

担当施設も都内の大きい病院で、

いわゆる日本のオピニオンリーダーといわれる医師を担当してますが、

いわゆる英語力を求められたことは一度もありません。

オンコロジーMRは特に海外の学会情報に非常に敏感になりますし、

自分の担当疾患に関する最新文献は常にチェックしますので、

そういった情報は全て英文になります。

英語論文が読めることは英語力ではない

ただ、英語文献(MRがチェックする文献はほとんど英語です)や

海外学会情報を英語で読み取る力は、英語力ではありません。

ただの慣れです。

文献に出てくる英単語はほとんど似通ってますし、

今では分からない単語はあまりないので、すらすら読めます。

そして、文献に出てくる単語って非常に丁寧なものになるので、

あまりスピーキングの場面なんかで使えるものでもないと思います。

文献自体には表や、図がかなり差し込まれていますし、

重要なのはそういった、視覚で分かる部分だったりしますしね。

余談になりますが、私は文献を読む際、

最後のディスカッションの部分がMRにとっては一番重要だと思っています。

なぜかというと、ディスカッションの部分には様々な

「言い訳」「訴求ポイント」が書かれているからです。

自社医薬品にとって、悪いデータが出た際はその「言い訳」が、

良いことが書かれている文献には「訴求ポイント」が治験医師の目線で書かれています。

そのディスカッションの部分は筆者の書き方で書かれているので、

そこだけは少し英語力が必要になるかもしれません。

「ずっとMRで良いです」を許すほど製薬会社は甘くない

ずっとMRで良いなら英語力は必要ありませんと書きましたが、

そもそも、ずっとMRで良いですか?飽きませんか?私は嫌です。

そもそも、「私はずっとMRで良いです」

これを許してくれるほど製薬会社はあまくありません。

向上心が無いですよね。

そんな向上心のない人間なんて必要無いと

判断されちゃうこともあります。

嘘でも「私はマネジャーになりたい!」、

「マーケティングに行きたい」って言わないとだめですよ。

私が上司だったら、ずっとMRで良いなんてことを堂々と言う人は、

ちょっとどうかしてるなと思ってしまいますね。

しかも、MRって結構しんどい場面もありますからね。

これが、50歳、55歳になっても20代、

30代の若手と同じパフォーマンスを求められた時にできますか?

顧客の医師・薬剤師・看護師も自分よりはるかに年が下になりますので、

逆に気を使われちゃいます。

それであれば、それまでの経験を生かして、若手を育てる方向を目指したり、

マネジャーを目指したりする方向に早くからシフトしたほうが良いと思います。

外資系ではMRも英語力が必要かも!?

私は、現在は国内の製薬会社で働いていますが、

以前は外資系で働いていました。

外資系で働いていた時は、自分の上司の上司くらいが外国人だったりします。

当時の社長はアメリカ人で、

マーケティング部長はフランス人でした。

ここまで外国人が多いと、MRの会議に外国人マネジャーが来たりするんですよ。

そんな時はどうしてもプレゼンは英語で行わなければなりませんし、

ディスカッションも基本的に全て英語になります。

外資系は文字通り外国の会社になります。

例えば10人で行う会議で1人でも外国人がいればそれは英語で会議を行います。

MR以外の道を目指すのであれば英語力は必須

製薬会社の多くはグローバル企業です。

医薬品の治験を引っ張っているのは主にアメリカになります。

製薬会社ランキング10位以内の5社がアメリカの会社ですね。

ちなみに、こちらが2015年度の製薬会社世界ランキングのベスト10の会社です。

順位 会社名 売上額(百万ドル)
1位 ファイザー 44,547
2位 ノバルティス スイス 43,415
3位 ロシュ スイス 41,071
4位 サノフィ 34,804
5位 メルク 34,782
6位 ギリアド 32,639
7位 ジョンソン&ジョンソン 31,430
8位 グラクソス・ミスクライン 27,754
9位 アストラゼネカ 24,708
10位 アッヴィ 22,859

必然とMR以外の職種につくとなれば、グローバル(特にアメリカ)と

コミュニケーションを取る必要がありますので、

それがどんな職種であれ少なからず英語は必要になります。

詳しくはこちらのブログを→製薬会社が求める英語力はどれくらいか?現役社員が答えます!

外国人に言いたいことが言えなくて良いのかい?

以前の外資系の時に、

外国人に対して言いたいことが言えないのが本当に悔しくてたまりませんでした。

これは結構留学した医師も同じ悔しさを嘆いてますね。

TOEICの勉強はかなりしていたんですが、

全然言葉がでてこないんですよ。

それからというものTOEICの勉強から、

スピーキングの勉強にシフトしました。

 

TOEICの点数が大事なのは新卒だけ

TOEICの点数は英語力を測る物差しとしては、重要ですよね。

ただ、現状では製薬会社ではTOEICの点数をのボーダーラインとして

設定しているのは新卒入社の人間だけです。

中途入社に対してはTOEICの点数は全く関係ありません。

受けて無くても全く問題なし!

国内№1の武田薬品が

いち早くTOEICの点数を新卒入社のボーダーラインに設定して話題になりましたが、

実は武田薬品もMR採用にはTOEICの点数は求めていません。

あくまで、開発業務や治験に関わる職種の採用に関してだけTOEIC730点というラインを設定してます。

しかし、最近の新卒入社の社員はほとんど英語ができる人が多いですね。

製薬会社で出世する人間は、

・成果をしっかりあげることができる

・論理的に説明ができる

・英語ができる

これが大きな三大要素になります。

実際英語はめちゃくちゃ勉強してる

TOEICの点数はあまり関係ないといいましたが、

TOEICも含めて実際特に30代以下のMRは英語の勉強をめちゃくちゃしてます。

月に10万くらい払ってベルリッツやイーオンに通ってる人もいます。

私も英語の勉強を始めてから5年くらい経ちましたが

今では普通にしゃべれるようになりました。

私の場合は外資系での経験も大きかったですけど。

実際あまりやってないようでみんなめちゃくちゃ勉強してます。

英語はとにかく継続!

英語の勉強はとにかく継続です。

どんな教材だろうが自分にあったものを継続することです。

私は月に10万はらってベルリッツも通ってましたが今は、

月に980円のスタディサプリと、3000円のレアジョブしかやってません。

スタディサプリ ENGLISH
 それだけで全然喋れます。

継続すれば良いのです。

製薬会社の社員におすすめの英語勉強法7選!

最後に

いかがでしたでしょうか。製薬会社で活躍することを考える以上、

英語は必須になります。

MRで一生終わっても良いということが中々許されない傾向にあるので、

MRの時からしっかり英語は勉強しておいた方が良いでしょうね。

ただ、これからMRを目指す人には英語力は全く関係有りません。

逆に言うと、私がそうであったように、

英語が全くできなくてもMRへの道は開かれています。

特に外資系は勝手に英語を使う環境にあるので、

外資系MRになるだけでも一石二鳥かもしれませんね。

現役MRが厳選したMR転職サイトおすすめランキング!

それでは、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです!



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