どうもこんにちは、だいさくです。
僕のブログでも前々からソレイジアの営業部門立ち上げに関して、
もしかしたらワンチャンあるかも・・・という記事を書かせていただきました。
基本的には導出がメインの会社ですし、
あくまでワンチャンって感じだったんですが、
期待をさせてしまった方には申し訳無く思うのですが、
ちょっと可能性が無さそうなので、お知らせの意味を含めて書かせていただければと思います。
ソレイジアファーマの立ち上げ求人は無さそうなので残念・・
ソレイジアファーマといえば、
ほぼ毎年のように、
製薬会社の年収ランキングで1位を飾る会社としてご存知の方も多いかもしれません。
※アンサーズニュースより
ソレイジアファーマで働いてる人って、
本当にべらぼうに年収が高くてびっくりします。
僕も正直結構年収が高くて、
あんまりいける会社の選択肢も限られる中で、
もしソレイジアが立ち上げたら・・って言うのはかなり期待しておりました。
ソレイジアの実績
ソレイジアって年収は高いけど、一体どんな会社?と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、
最近の実績ですと、
エピシル口腔溶液を明治さんに導出してます。
これは口内炎の対症療法で使用する薬(医療機器に属する)で、
口腔外科での処方でしか使えないようですが、困ってる患者さんには非常に重宝されています。
あと、最近だと、SP-04というがん治療に伴う末梢神経障害(PN)の薬剤である、
calmangafodipirというお薬をマルホさんとライセンス契約をして、
株価がめっちゃ上がりました。
マルホ株式会社 – ソレイジア・ファーマ株式会社 SP-04日本販売権導出契約、資本提携
がん治療に伴うPNはがん治療医の先生も困っていらっしゃるし、
リリカなんかも微妙というか、おまじない的な感じで処方されてる類いもあるので、
これが成功すればソレイジアにとってもマルホさんにとって大きいビジネスになるのではないかと思います。
立ち上げの噂はダリナパルチン
そもそも、ソレイジアが営業部隊を立ち上げるという噂があったのは、
ダリナパルチンというT細胞リンパ腫に使う薬を開発中で、
まぁ正直、T細胞リンパ腫自体がかなりキツイ疾患(悪性度が高い)というのもあって、
ポテンシャルとしてはかなり厳しい薬ではあるのですが、
それを売るために自販体制を敷くのでは?という噂がありました。
ただ、ご存知の方も多いと思うのですが、ソレイジアの筆頭株主が明治さんで、
そういった関係性のためこれまでの薬剤を明治さんに導出してきました。
明治さんも非常に儲かっている会社ではあるのですが、
血液がんの薬剤はさすがに無理だろうという話があって、
そこまで患者数が多くない疾患で、あまり競合ひしめく領域でもないため、
ソレイジアが自販するのでは?という話がありました。
明治ファルマが血液領域にむしろ参入
その矢先むしろ明治さんが儲かってるお金を血液領域にがっつり投資を開始されて、
GVHD治療薬であるKD025を米Kadmon社から導入、
HIB- 8000を米HUYA Bioscienceとライセンス契約するなど、
これまでも後発品を中心に一応製剤はあったのですが、
すでにライセンス契約してるソレイジアのダリナパルチン(臨床試験の患者登録は完了済み)を、
見据えて今後営業体制を構築していくという話があるそうで、
このことからソレイジアの自販体制は無いな〜と判断して良さそうです。
ただ、元々ダリナパルチン自体は明治さんはソレイジアとライセンス契約を結んでおりますが、
今後メディカル的な立場での募集などはあり得る可能性はほんの少しはあるかもしれません。
最後に
ソレイジアの立ち上げを待ってる方もいらっしゃったので、
ちょっとお知らせ的に書いてみました。
ソレイジアってなんか優しい雰囲気を感じる会社で、
なんとなく晩年はこんな会社のために働けたら良いのになぁなんて思っていたので、
ちょっと残念でもあります。
明治さんの血液領域の薬剤もニッチですが、面白そうだと思いました。
ではまた!
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