ソレイジア・ファーマの日本立ち上げ、転職はあるのか?

ソレイジアファーマ

どうもだいさくです。

みなさんソレイジアファーマはご存知ですか?

ソレイジアと言えば、

日本を代表するバイオベンチャーの会社です。

今日はちょっとソレイジアに関して、

色々動向を見ていると、

もしかしたら営業部隊が立ち上がって行くのかな〜と感じたので、

ソレイジアファーマに関して書いて行きたいと思います。

ソレイジア・ファーマの年収

ソレイジアが知られるようになった一つのきっかけが、

製薬会社の年収ランキングだったという人も多いと思います。

今年(2018年)に発表されたランキングでは平均年収が1576万円でしたね。

ちなみに昨年度もダントツ1位でした。

後述しますが、僕の予想では来年も1位だと思います。

このランキングは上場してる会社でないと掲載されませんが、

日本の製薬会社ランキングのTOP10以内の実に5社がベンチャー系の会社になります。

世界的にもバイオベンチャー というのは本当に多く立ち上がってきていますが、

日本国内でもその傾向は今後も強まりそうです。

ソレイジア・ファーマとは?

ソレイジアの特色はがん領域が主眼の装薬ベンチャーになります。

候補物質の開発権導入による臨床開発が主体のファブレスになります。

シンバイオのような会社ですね。

【創業】2006年12月

【社名】ソレイジア・ファーマ株式会社

【本社】東京都港区芝公園2丁目11番1号

【社員数】単体15人、連結22人

【社長】荒井 好裕

【資本金】5,969百万円

ソレイジアはファブレス




ソレイジアはいわゆるファブレスという体制を取っています。

これは、fab(工場)lessなので工場を持たない製薬会社という意味になります。

なので、いわゆるBD、事業開発を中心に行なっている会社です。

創薬候補の化合物を他社から導入し自社で臨床開発を行うというビジネスモデルです。

最近は日本でもそういったビジネスモデルの会社が増えてきていますね。

ソレイジアのBDは優秀である

ソレイジアの社員は単体で15人です。

たかだか15人という人数ですが、

ソレイジの開発成功率は現在100%です。

今まで導入した薬剤はすでに2剤承認されています。

1剤目はがん化学療法にともなる悪心嘔吐を予防する貼付剤。

2剤目はがん化学療法による口内炎の副作用に対する治療薬であるエピシルです。

エピシルは2018年に日本でも使用できるようになり、

化学療法にともなう口内炎痛に対する画期的な治療薬となりました。(実際は医療機器)

そして、現在T細胞リンパ腫に対する治療薬が日本国内をふくう世界で、

治験が行われており、希少疾患であるため、

承認されることはほぼ間違いなく、

申請自体は2018年以降を予定しています。

これだけの成功事例を積み重ね、

失敗してない会社なので、ソレイジアの年収が高いのも納得できます。

ソレイジアと明治

ソレイジアの日本で初めての導入品であるエピシルは、

明治さんが販売をしています。

ソレイジアは伊藤忠商事と明治、

そしていくつ化のバイオベンチャー に投資する、

MPMキャピタルの出資を受けています。

ソレイジアの導入品を明治さんが扱うのはまぁ必然なのかもしれません。

ソレイジアは自販体制を整えている?

いくつかの記事を拝見して、私の予測の部分も入って参りますが、

ソレイジアは自販体制を整えているのではないかと考えられます。

その理由は2つあり、中国ではソレイジアはすでに自販体制を敷いており、

北京、上海、広州の3都市ではソレイジアファーマとして販売体制を取っております。

もう一つの理由は明治の販売網とソレイジアの今後の方向性が合わないからです。

ソレイジアの薬は現在ではエピシルやSP-01などの副作用関連に関する薬剤ですが、

今後は希少疾患に対する「治療剤」が中心になります。

今までのように化学療法による副作用対策の薬剤であれば、

明治と提携するのはソレイジア単体で行うよりは良いと考えられますが、

今後のT細胞リンパ腫などへの治療剤に関しては、

明治のリソースでは中々厳しいのでは?というの考え方は十分あり得ます。

あまりにも明治とソレイジアの方向性が違います。

シンバイオなどもエーザイを切り離すという噂も出ているくらいで、

沢山の薬剤を扱っている製薬会社の中に、

大事な開発品を任せてしまうのは、

その会社の中で、ただのone of themとなり、

ソレイジアの価値の最大化、

薬剤の価値の最大化ができないのではないかと考えられるからです。

明治がたまたま出資してたというだけでは提携する理由には今後はならないのでは?と考えています。

ソレイジア・ファーマのパイプライン

こちらが現在のソレイジア・ファーマのパイプラインになります。

SP-01 Sancuso
適応:化学療法に起因する悪心・嘔吐
権利:中国・台湾・マレーシア・シンガポール
開発状況:台湾、香港、シンガポール、マレーシア、マカオ(協和発酵キリンより事業化)

SP-02 ダリナパルシン
適応:末梢性T細胞リンパ腫
権利:全世界
開発状況:未上市、日本、韓国、台湾、香港にて最終臨床試験実施中(米国では完了)

SP-03 episil(上市済み)
適応:がん等の化学療法や放射線療法に伴う口内炎で生じる口内炎の管理緩和
権利:日本、中国、韓国

SP-04 PledOx
適応:がん化学療法に伴う末梢神経障害
権利:日本、中国、韓国、台湾
開発状況:日本、韓国、台湾および香港にてPhaselll(最終試験)準備中→2018年下期から開始予定

ソレイジア新株発行の案内(PDF)

2019年のソレイジアはもっと凄い!




2018年までは世界において上市作業が続けられておりましたが、

それも無事に完了いたしました。

また現在残っているパイプラインも順調に育っており、

早期の承認の可能性も出てきました。

2019年以降のソレイジアは完全に回収に入ることができ、

投資の段階は終わったと考えられます。

なのであくまで予想ですが、2019年度の製薬会社年収ランキングも、

ソレイジアが1番になるのではないかと思います。

ソレイジアのビジネスモデルは未来形

こういったバイオの会社が出てくるのは嬉しいです!

しかも日本から!

え!ソレイジアやシンバイオって研究してないの?

ただの医薬品商社じゃんって思った方もいると思いますが、

その通りです。

ソレイジアのビジネスモデルは今まさに大手の会社がやろうとしてることです。

大手の研究職なんてどんどん切られているし、

こちらの図からもわかるように大手の外資系も含めて、

2013年から導出した薬剤の8割は他社からの導入品なのです。

買ってはみたもののうまく導入できなかった事例って沢山あるんですが、

ソレイジアは現状100%です。

相当優秀なBDだと思います。

ソレイジアは現状日本では営業体制は敷いてませんが、

営業体制を敷いている会社の今後の生命線は、

間違いなくBDです。事業開発の人間が優秀であればあるほど、

社員は幸せです。

ここしばらくはそんな時代になっていくと思います。

最後に

MRの働き方は完全に変わりました。

MRの年収格差が激しい!儲かる領域、損する領域!

こちらの記事でも書いてますが、

MRの年収格差というのは凄いものがあります。

今一番価値の高いのは間違いなくベンチャー系です。

今後日本でスタートアップしていく会社もちらほら出てきます。

その辺はまた改めて書いていきたいと思いますが、

しっかり考えて動いて、自分の能力を磨いていかないと、

時代に乗り遅れます。

ではまた!

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト




 

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