製薬会社で早期退職した50代MRにその後を聞いてみた

MRと早期退職

みなさんこんにちは。

現役MRのだいさくです。

製薬業界は普通の業界と違って、

現在行われている臨床試験の数やその結果、

もしくは製薬会社が今取得しているコンパウンド(新しい薬となりうる化合物)

を見ることによって、

その会社の未来予想が比較的簡単に予想できる業界でもあります。




製薬業界はつぶれにくい

一般的な業界では新しい製品を出しても、

発売してみないと売れるか売れないかが分からない部分があります。

しかし、製薬業界は臨床試験でエビデンスを出さなければ製品を出すことができない為、

臨床試験の結果を見て、大体の予想をつけることができます。

発売した後も、特許で少なくとも8年間は守られるので、

販売できる期間とその売り上げ、市場の大きさ、

そして今後の売り上げ予測が他の業界と比較しても

断然明確に分かります。

そのため、新薬がしばらく出ないことが分かると、

製薬会社は倒れる前にリストラや早期退職に踏み切ることができます。

製薬業界は特殊が故につぶれにくい

コンプライアンス違反が起きたとしても、

経営に大きな打撃がおきにくいのが製薬業界です。

そのためか製薬会社って歴史が長いですよね。

武田薬品や小野薬品は300年前後続いてる会社です。

もちろんそれ以外の国内製薬会社の歴史も本当に長いです。

ただ、普通の業界では競争がとても激しいアメリカでも

製薬会社だけは歴史が長いです。

200年以上続いている会社もざらです。

アメリカでは製薬業界以外で100年以上続く会社なんてほぼ皆無です。

製薬業界は経営がやりやすいのです。

その特殊さ故につぶれにくいのです。

製薬会社のリストラや早期退職はとても良いこと

上述の通り未来の展望が描きやすい業界なので、

計画的にリストラや早期退職を行うことができます。

リストラや早期退職を忌み嫌う人がいますが、

勘違いしちゃいけないのは、これは良いことなんです。

何故なら、自分の会社がつぶれる時っていきなりつぶれますからね。

次の日会社に行ったらもう会社が無かったなんてことになったら

どうなると思いますか?

当然その月の給料は払われませんし、

退職金なんて出ません。

そんな時自分が40代、50代で子供がいる状況とかどうします?

そんなことになるくらいなら計画的にリストラや早期退職をやってもらった方が

断然良いのです。次の職も決めやすいし。

製薬業界であれば、他に行くところはいくらでもあるんだから。

製薬会社のリストラや早期退職には種類がある

リストラや早期退職は表立って行う会社ももちろんあります。

その場合に多いのが、

年齢を区切ることと、退職金を多めに出すことです。

年齢は大抵、40代以上、50代以上というところが多いです。

退職金は通常の1.5倍だったり、

現在の就業年数にプラス2年~5年足した年数の退職金をもらえるなどです。



製薬会社のたちの悪いリストラ方法

リストラを表立ってやらない会社もあります。

たち悪いですね。

まぁMR間の情報共有や、外からみてれば分かりますけどね。

定期昇給を中止したり、ボーナス額を減らしたりして、

自然と社員の退職を促して、やめたら補充無しの手法が多そうです。

大規模な人数を切りたくないという会社に多いですね。

まぁそんな会社はとっとと辞めてしまいましょう。

製薬会社で早期退職した50代MRのその後を聞いてきた

僕個人としては早期退職で退職できるなんてうらやましいなって

思います。待遇はとても良いですからね。

普通の業界だったら考えられません。

では早期退職者の定番でもある、

50代のMRで早期退職した方はその後どんな人生を歩んでいくのでしょうか。

 

たまたま会ったので聞いてみた


つい先日たまたま会ったんですよ。

私が昔働いていた地域で、

54歳で早期退職したおじさんに。

その人はもう60歳手前です。

50代早期退職者の転職先で多いのは後発品メーカー勤務

実際一番多いのが後発品メーカーに転職するパターンです。

実際その人もこれまで扱っていた抗癌剤の後発品を

扱っているメーカーに転職してました。

後発品メーカーって先発品メーカーと違って大抵は65歳まで働けるそうです。

その人はまだ子供が中学生なので、

逆にあの時辞めておいて正解だったかもしれないと言っていました。

外資の先発品メーカーでMR業を65歳まで続けるのは難しいですからね。

製薬業界は本当に恵まれている

改めてですが、やっぱり製薬業界って本当に恵まれていますよね。

だって、54歳で早期退職してもそのあと65歳まで働ける会社があるんですよ。

普通だったらなんていうか首吊りものというかさ、

工事現場のバイトとかで食いつなぐ事だって十分ありえるんですよ。

それを考えると本当に恵まれている。

製薬業界って凄い。

後発品メーカー以外の転職先

後発品メーカー以外だとコントラクトMRですね。

コントラクトは現在も人数が増えているし、

基本的に転勤もあまりないので良い選択肢の一つだと思います。

ただ、実際はコントラクトといっても仕事内容は普通のMRと一緒なので、

プライマリー担当だった人には需要が少ないのが現状ですね。

スペシャリティー領域を担当していた人間でないと転職しづらいです。

薬剤師免許を持っていても・・・

MRだと薬剤師免許を取得してる人も多いですよね。

30年前後MRを続けてから調剤薬局やドラッグストアに就職する人もいるそうです。

しかし、やっぱ続かないみたいですね。

理由は良く分からないですが、

ピッキングという単純作業が面白くないのか、

もはや薬学知識が無いのか、、、

「僕は薬剤師免許持ってるから、全然大丈夫」といって薬剤師業務を

行った人もいたみたいですが、

大抵またMRに戻ることも少なくないそうです。

実家が薬局という人はそのまま家で気軽に働いてる人もいるそうですけどね。

リストラや早期退職に強い転職サイト

もうご存知の方も多いかもしれませんが、

いわゆる40代後半から50代の再雇用に強い転職サイトが、

パソナキャリアです。

パソナはリクルートやDODAと並ぶ業界最大手の一つですが、

特徴としては再雇用に強いことです。

後発品メーカーやCSO以外にも元MRしかできない事務的な仕事も含めて、

案件を多数持っています。

一度相談してみると良いと思います。

再雇用に強み!パソナキャリア

製薬業界の早期退職やリストラは恐るに足らず

「製薬会社」「早期退職」「リストラ」ってネガティブなイメージがあると思います。

実際グーグルの予測変換でも出てきます。

全然ネガティブなことじゃありません。

むしろポジティブですよ。

この製薬業界で本当に良かった~と思うべきです。

他の業界だったらマジで首吊りもんですから。

製薬業界でリストラ、早期退職なんて当たり前ですから。

それが当たり前であることを幸運に思うべきです。

製薬業界の終身雇用はもはやメルヘン

そもそも終身雇用なんて今さらありえないですからね。

信じてる人なんていないと思いますが、

そんな人は完全にメルヘン街道まっしぐらですよ。

製薬業界は転職が当たり前

MRの2人に1人は転職してます。

今後はもっと割合としては多くなると思います。

それで良いのです。ノープロブレム。

現代は確定拠出年金(401K)のおかげで、

多少退職金の魅力は薄れましたしね。

製薬業界にいるんだから転職は当たり前のことなんです。常識です。

リストラはこの先100%あると思って人生設計する

転職して他の会社に行っても活躍できるスキルを身につければ良いのですよ。

いつ転職したって大丈夫、会社なんていつでも辞めれます、

ぐらいの気持ちで普段からいることです。

結果を出すために邁進できるスキルを身につけておけば他の会社に行っても

絶対活躍できます。

あとは副業です。

これからは一つの肩書きだけで生きていける時代ではなさそうです。

僕は副業収入が大体年間300万以上あります。

だからいつリストラになっても大丈夫です。

その前に転職しちゃうと思いますが。

製薬会社の社員(MR)におすすめの副業10選!

転職する時を想像しておく

転職なんて絶対しないって思ってると痛い目にあいます。

するつもりはなくても情報を取っておくのです。

今自分の会社以外の世界はどういう人材を求めているのか、

自分がもし転職したらどんなことができるか?

転職エージェントとたまに連絡取っておくのも良いものですよ。

MR転職サイトおすすめランキング!年収1,200万超えの現役MR厳選サイト

最後に

いかがでしたでしょうか。

リストラや早期退職と聞くと、とてもネガティブな感じがしますよね。

製薬業界以外の業界を知っている僕としては、

なんて恵まれている業界なんだと思っています。

逆に早期退職、リストラはありえる、

100%ありえると思って人生設計や目標設定をすることです。

製薬業界にいる人はラッキーですよ。

早期退職、リストラなんて当たり前のことです。

会社は傾いても自分は傾かないスキルをつけて副業も全力でやりましょう!

ではでは!




コメント

タイトルとURLをコピーしました