MSDの御茶の水内科(循環器科)の件で現役MRの僕が思った事

だいさくの愚痴

どうもこんにちは、現役MRのだいさくです。

ご存知の人も多いかもしれませんが、

御茶の水内科という施設のHP内で、

MSDさんが名指しで非難されてるのが話題になってましたね。

Facebookやツイッターでも取り上げられてました。

こちらの記事です。

MRさん向け面会規定を作りました

内容を要約すると、

1、今後情報提供はメールのみでお願いしたい

2、どうしても面会したい場合は明確な理由を明記する

3、面会規定を守らなければ1分あたり1,000円のチャージを取る

このような措置にした直接の理由の一つが、具体的な面会理由を告げずに本社の人間を連れてきて、現在開発中の糖尿病のアプリに関するアドバイスを無償で求めてきた。結果、2時間の休憩時間を時間泥棒を行ったMSDという会社があったからです。 

このように記載されています。

MSDの御茶の水内科(循環器科)の件で現役MRの僕が思った事




私は都内の専門施設を担当して結構長いですし、

KOL担当の辛さとかはまぁよくわかっているつもりではあるんですが、

糖尿病領域のことをよく知っているわけではないのでその辺を踏まえて

今回の件について僕が感じたことを書いて行きたいと思います。

1、本社の人間はいつも自己中心的である事を覚えておく

極論ではありますが、本社の人間って自己中心的な考えをするもんなんです。

本社にいると会社側の見解ばかり聞いてるので洗脳されてしまって、

現場感覚が鈍ってしまい、会社の事情を押し付けるような事ばかり

言うようになってしまうんです。

これがKOLとの最大のトラブルのネタになると僕は感じています。

現場から本社勤務になって、最初はMRに良い顔してても、

半年くらい経つと、「私は本社の人間です」

みたいな顔や言動になってしまう人ってよくいるわけですよ。

先生、私は本社の人間です、さぁ本社の人間が来ましたよ!みたいな。

しかも要件も告げずに、本社の人間だから良いでしょ?

みたいな顔でこられたら誰だってムカつくわけです。

MSDがそうかは分からないですけど、

本社の人間ってこういう風にトラブルになると

もう二度と訪問してこない事も往々にしてあります。

何かトラブルになったり、先生を怒らせてしまっても、

本気の顔で謝れば大抵は許してくれるもんです。

MRとしても会社の事情というのを把握する必要は絶対にあるし、

先生の言う事ばかり聞いてるわけにはいかないですけど、

先生のタイプや現場の感覚と会社の発展を考えて良い潤滑油になるのが、

KOL担当のMRの役割の一つでもあると僕は思います。

2、コンサル契約を結ぶ

逆の立場になったらどうか?って事だと思うんですよね。

掲載されている文章からしか判断できないですけど、

2時間という時間を本社のアプリ開発の助言のために使ってもらう。

しかも無料で。

自分が先生の立場だったらどう思うかな?

ってとこだと思うんですね。

それはMRばかりのせいにしないで、本社の人間も考えなきゃいけないです。

これが1回3万円とかの単発のコンサル契約結んでおけば、

全然問題無いわけですよ。

単発のコンサル契約ってNational系の施設でもそこまでめんどくさく無いので、

その場ですぐサインしてもらえば良いので。

僕は以前の内資系の時も今のバイオベンチャーの会社でもそうしてます。

お金を払っておく事で気になることは全部ズケズケ聞けるし、

後腐れないのでこういうケースはコンサル契約結ぶべきです。

3、怒られる前に問題を可視化させる

MRの役割として、先生がどう思っているか?

という事を想像する力っていうのもやっぱ必要だと思うんですよね。

口には出してないけどどう思っているのか?

色々な問題って実はかなり前から起こっているんですよ。

それが今回のように怒られて初めて明るみに可視化されるわけです。

実際はかなり前からその問題は存在してるのです。

ただ、それでは遅いんですよね。

KOL担当のMRの役割の一つに問題が可視化される前に、

自分の中で可視化できる想像力も必要なんですよ。

今回はMSDさんのアプリ開発の案件により問題は可視化されたわけですが、

きっと可視化される前から問題はあったんだと思います。

それがたまたま怒られたことにより可視化されただけではないかと思います。

MSDと名指ししたは不幸中の幸い

今回の件でMSDと名指しになったのは良かったと思います。

MRは全員そうだみたいな書き方されると問題が意味もなく大きくなるし、

まぁ不幸中の幸いかなと。

最後に

KOL担当のMRになったら目先の数字も大事だけど、

会社とKOLの良い潤滑油になるというのも

大切な仕事の一つになると思います。

逆の立場だったらどうかな?って考えることが必要だと思います。

今回の病院の掲載内容からしかわかりませんけど、

僕は本社の人間も変わる時だと思いますよ。

MRから本社に行くと傲慢になる人間も一定数います。

会社の考えも良くわかるけど、現場のニーズとか、

先生のタイプに合わせて自分のスタンスを変えるという事を意識しないと、

本社の人間のプレミア感よりも、本社の人間はウザいなりかねません。

でも僕はMRの味方なので、

KOLには怒られるかもしれないけど踏み込まないと分からない時ってありますからね。

MSDのMRの方もこれを機にまた凄い成長すると思います。

では!







 

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