m3の製薬会社に対する売上爆増!MRの立ち位置の今後を考察してみた

エムスリー

どうもこんにちは、だいさくです。

緊急事態宣言下にまた入りましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。

先日、下記の記事書いた時に、

ぶっちゃけ多分そんなに影響しないのかなぁ〜なんて事を書いちゃったんですが、

再びの緊急事態宣言、製薬会社の対応をまとめてみる

電車めっちゃ空いてますね。。。

今までには考えられないくらい空きまくってます。。。

いやはや多分本当に他業界も含めて少なくとも東京の出勤率は相当ダウンしてるのかと思います。

さて、m3(エムスリー)の決算が発表されたようで、

「それを受けて人間MRは今後どんな感じになるんでしょうか?」

といったご質問を頂戴いたしまして、

僕なりになんとなく思い浮かんだ事を書いてみたいと思います。

m3の製薬会社に対する売上爆増!MRの立ち位置を考察してみた




米国の90兆経済政策の影響も多分にあると思いますが、

日本の株価も30年ぶりとかの高水準になってますね。

そして製薬会社にも馴染みの深いm3(エムスリー)、Jストリーム、ブイキューブあたりも、

コロナ以前には考えられないくらい株価が爆増してます。

特にm3は1株1万円を超えましたし、

2020年の製薬会社に対する売上は1社平均5億円!

5億円ですよ!

そこまで製薬会社にお金を出させるm3も凄いんだが、

コロナ禍といえどm3に年間5億円も払える製薬会社ってまじすげ〜!!

僕の会社はまず間違いなくそんな経費取ってこれないっすからね。

m3と取引してる製薬会社は70社なので大体350億の売上です。

m3は連結で750億の売上と株主向けに発表されていたので、

多分m3本体の売上の大半は製薬企業からなんでしょうね。

2021年3月期 第2四半期決算短信 [IFRS](連結)

m3に5億?MRを雇う?どっちが得か?

僕も一応今は営業戦略部の一員なので、結構こんな事を考えるわけなんですが、

m3にもし5億払うのなら(うちは払えないけど)、

うちの会社なら100%MRを増員するんですよね。

大体MRを1人雇うとすると年収の2.2倍くらいの経費は覚悟しなければならないので、

5億だとすると年収1千万のMRを1年間で23人雇えるんですよね。

正社員じゃなくてもコントラクトMRの方を2年雇うのなら10人✖️2年も増員できるわけです。

なぜうちの会社ならMR増員するか?っていうと、

希少疾患で新薬のフェーズだからなんですよね。

理由はそれ以上でもそれ以下でもないんですが、

希少疾患ってぶっちゃけお医者様も患者数が少ないのであまり興味がなくて、

m3で広く拡販してもチャネルとして適切ではなく、費用対効果があまり見込めないんですよ。

広く浅くはデジタル、細かいケアは人間MR

昨今e-MRとかデジタルMRの人の立ち位置がすごい上がってて、

びっくりするような高待遇の会社も増えているんですが、

m3なんかも似通ってて、最初のチャネル作りには良いと思うんですが、

細かいケアは当然人間MRにしかできないわけで、

希少疾患とか、新薬上市直後のような、

細かい取り組みが必要な領域はやっぱ人間MR優位なのかなと思います。

まぁそれがコロナ禍でできないからどこも困ってm3にお金が流れているんでしょうけどね。

m3に費用対効果はある?

しばしば議論になるのが、m3をそんなに活用して費用対効果って本当にあるの?

ってやつなんですが、

ここからは僕の妄想なんですが、

これってたまにm3の人に問う人がたまにいるんですが、

m3からしたら、知らねーよって感じなんじゃないかなと思うんですよね。

もちろんm3のサービスも多岐にわたっているので一概には言えないんですが、

費用対効果ってm3が考えるんじゃなく、使う側の製薬会社側が考えるべき事で、

「んじゃ、おたくで沢山雇ってるMRの費用対効果は?」

ってm3の人も思っているんじゃないのかなぁって僕は横で聞いてて思う事があったりします。

こんなに金払ってんだからちゃんとその効果を見える化してよって思う気持ちもわかるけど、

それをm3に求めるのはちょっと違うんじゃないかなと。

ちなみにうちは、WEB講演会も今はm3は使わず全てMR経由で案内してもらっています。

もちろん兆候していただける数は10分の1くらいになりましたが、

総聴講時間はあまり変わらないのもあったりで。

アフターコロナでどうなるんだろうか?




アフターコロナでもMRの働き方は今と変わらない、

病院側の受け入れが以前と同じようには緩くならないっていう話が出ているんですが、

それはまだわからない事ですが、

恐らく広く浅くはデジタル(m3、デジタルMR etc)の役割、

その後のクロージングの部分を人間MR、

っていう感じになっていく兆候が強くなるのではないかなと感じています。

少し前までは、広く浅くも全てMRって感じだったのが、

クロージングに絞られていくのではないかなぁとは最近のデジタル環境を見ていると思ったりはします。

以上、雑談風にご質問にお答えしてみました。

ではまた!

 

コメント

  1. バイオ より:

    いつも興味深い記事ありがとうございます。以前シンバイオの黒字化についての記事がありましたが、改めての緊急事態宣言を受けて、本記事のような希少疾患に係る拡販、特に今はRTD製剤置換の重要な時期であることを鑑みて2021年展望をお聞かせいただきたいです。

    • 大作 大作 より:

      コメントありがとうございます!
      承知しました!
      ちょっとあんまり時間がない昨今なのですぐには書けないかもですが、
      必ずどこかで書きます!

      いつもありがとうございます。
      引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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