どうもこんにちは、だいさくです。
ちょっとですね、以前MRから異業種に移られた方達とお話しした時に、
とある会社さんの人事の方をご紹介いただきまして、
ローカルな感じではあるんですが、医療系の検査とか、
コンシューマー向けのヘルスケアの部門を担っている会社で、
元々MRをされていた方とか、医療機器営業の出身の方とかが多く働いている会社みたいで、
承諾いただいて、なんとなく両者の間で働き方とか考え方にどのような違いがあるのかとか、
ざっくりお話をしてきたので、
今日はその時のお話を簡単ではありますがご紹介させていただきます。
元MR?元医療機器?異業種で通じやすいのはどっち?人事に聞いてみた
当然ですが、
MRもどんな会社でどんな薬剤をどんな病院で担当してきたかによっても違うわけですが、
それはもちろん医療機器営業の方にも同じことが言えるかと思いますので、
あくまで一例として、
僕もいくつかMRから異業種への転職に成功された方からメッセージをいただく機会も増えて、
今後もし異業種にトライする方のために、
MRのスキルとしてどんなものが特徴的なのか?などお伝えできればと考えております。
MRは論文データを紹介するのがとても上手
その方がかなり強めにおっしゃっていたのは、
MRをやられていた方は総じて論文だったり、データを紹介させる事に関しては、
抜群に上手な人が多いとおっしゃっていました。
そもそも論文慣れしていて、
この論文は何が背景で、何を目的にしているのか?結果はどうだったのか、
そしてそこから何が言えるのか?という部分を正確に読み取って、
それを論理的に伝えるというスキルは色々な営業マンがいる中で、
多分MRをやられていた人意外に、勝る人はいないのではないかとのことでした。
その会社では今まで元MRの人はいなかったので、
元々の社員の方にはとても良い風を吹かせてくれているとおっしゃっていました。
まぁ今は論文ベースの話が中心ですし、
確かに論文をそこまで沢山読むような営業職ってないですからね。
意外に普段普通に行っている事が強みになる事って、
自分では気づかない事が多くて、
赤の他人から言われないと気づかないものだったりするんでしょうね。
医療機器営業マンは論文は読まないのか?
では、MRから医療機器の営業に転職される人も多い中で、
医療機器営業というのは論文などのデータ紹介というのはしないのですか?とお聞きした所、
あくまでそこの会社にいる方のお話ですが、
医療機器は文字通り「機器」なので、エビデンス云々というより、
その機械とその機械はどう違うのか?この辺が違うからこっちの方が良いですよね?
という感じで、その機械の良さそのものを口頭で伝える営業スタイルが多くて、
その機械の良さが何かで証明されているというよりは、
物理的な説明がメインになるそうなんですよね。
お医者さんの懐に入るのは医療機器の方が強そう
なんとなくエビデンスベースの訴求、物理的な良さの訴求、
そういった違いがある一方で、
お医者さんの懐に入るのがうまいのは、
どちらかというと医療機器の人の方が強いのではないかなぁといってました。
医療機器の方は時には手術に立ち会ったりしてる人も多くて、
医療パートナーの一員のような仕事をしていた人もいらっしゃって、
より医療現場に近く、お医者さんとの距離が近いため、
その距離の縮め方も上手い人が多いのかなぁとおっしゃってました。
元々MRをやっていた方は会いに行くのにも何かしっかり理由をつけていく人が多いし、
気難しいお医者さんには何かしらお金を使ってどうこうする思考回路の人が多くて、
単純に人間力みたいな泥臭い営業スタイルは医療機器の人の方が多いかなと。
まぁ個人的には何か理由があるから行くんじゃないのか?とか心の中で思いましたが、どちらかというと昔のMRの方みたいな働き方の方が通用しやすいのでしょうかね。
横のつながりや組織を使うのはどちらも上手い
営業面でのアプローチ方法だったりは、
個々で違いはありますが、お医者さん同士の横のつながりや、
会社の組織を使うというのはどちらもそれなりに上手いと思います。
ただ、なんというか、MRやられていた方は、とにかく大義名分を大切にしてる気がしますよ。
何か企画を行うにしても、その大義名分だったり、
会社が求めてる求めてないに関わらず、医療貢献なんかの側面からも考えてる感じがします。
心底考えているというか、そういう大義名分を作るのが上手いんですよね。
一方で医療機器営業の方は、まぁ多分外科系を担当している人が多いのもあるんでしょうけど、
先輩のお医者さんを活用して、営業をかけたりする感じというか、
単純に目の前の顧客に効果的なプローチを考えて実行する人が多いですかね。
あとは本当に人間力というか、私がここまでお願いしているんだから・・と、
人間力、営業力で勝ち取ってきてくれるタイプの人が多い印象ですかね。
最後に
今回お話をしてみて思ったのは、
保険適応内の商売というのはやっぱ特殊なんだなぁと思いました。
所変わればお医者様も色々だし、
当然保険適応内でのお医者さん、
自由診療がメインのお医者さんもいるので、
時代に合わせて自分を変化させるというのが大切なんだろうなぁと思いました。
結局MRのスキルって意外に生かせるもんだねぇってことをお伝えしたいと思っていたのですが、
うまくお伝えできましたでしょうかね。
ではまた!
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