どうもこんにちは、だいさくです。
コントラクトMR(CSO)で働く色々シリーズですが、4回目の今回で一応最終回になります。
過去3回の記事はこちらになります。
コントラクトMR(CSO)からのキャリアって何がある?経験者に聞いてみた
コントラクトMR(CSO)で働くメリットデメリットをがっつり聞いてみた!
コントラクトMRの将来性やメリットデメリット聞いてきた!
最終回の今日のテーマは、
コントラクトMRの将来性に関してです。
今日も引き続きCSO歴約10年のyouさんにお聞きしております。
コントラクトMRの将来性ってぶっちゃけどう?
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MRの将来性自体が色々言われてはいるんだけれども、コントラクトMRの将来性はどうなんでしょうかね?
CSO自体は間違いなくこれからもニーズはあると思いますし、
拡大していくのは間違いないと思います。
実際昨今、大手の製薬会社ではいかに人を減らすかを考えているような状況ですが、
コントラクトMRの数は増えています。
ただ、CSOも製薬メーカーと同様、
これからは生き残りをかけてさらに厳しい情勢なのは間違い無いと思います。
CSO事業の買収や合併は?
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製薬企業も合併や買収が多いけど、CSOも集約されたりするんですかね?
2019年2月末にCSOでは、
中堅のACメディカルをEPSホールディングスが買収したとリリースされてましたし、
EPSホールディングス CRO・CSO事業の「ACメディカル」を買収
4月にはビーアイメディカル(伊藤忠商事資本)が、
業界最大手のIQVIAにCSO部門を事業譲渡しました。
ベルシステム24HD ビーアイメディカルのCSO事業をIQVIAに譲渡へ
これまでは業界自体の成長が右肩上がりだったので、CSOも同様に右肩上がりでこれましたし、
新興企業もいくつも立ち上がっていましたが、市場成長の期待ができず、
独自色を出せない中堅以下の会社は厳しいかもしれません。
流石にIQVIAやシミックが買収されたりという事は無いと思いますが、
中堅以下の集約はこれからさらに進む可能性があります。
CSOはコントラクトMRだけじゃない選択肢の幅が魅力!
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なるほど。MRの数ほどではないけどCMRの数も減少気味と言われている昨今ですが、医療機器系の案件も多くなってるという話もありますよね。
そうですね。CSOで医療機器をはじめとしたMR以外のプロジェクトが活発になっています。
逆を言うと製薬メーカーの案件だけでは厳しいと言う事です。
ただ逆に言うと、今ままでは、コントラクトMRだとメーカーに転籍か、
転職か、そのままCSOの会社で出世してくみたいなのがキャリアの選択肢でしたが、
最近はコントラクトでも様々な案件が出てきています。
営業系だとMSLやマーケティング、はたまた事業開発なんかもあるのです。
例えば事業開発なんかは普通、製薬会社でその部署には中々行けないと思いますが、
CSOであればそれも可能なのです。
もちろんハードルは高いですが、可能性があると言うのは魅力だと思います。
製薬業界自体は間違いなく縮小傾向ですが、
そこを逆手に取ったCSO事業の戦略は面白いと思います。
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なんだか状況は製薬業界と似てますよね。大手製薬も投資対象がデバイスに移っていたり、買収や合併したり。。今なんて開発品目の4割が希少疾患になってるし、時代は刻々と変化してますよね。
コントラクトMRからのキャリアは?
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CMRの方のキャリアは今後どうなっていくもんなんでしょうかね?
こればっかりは難しいです。本人が未来をどう考えているかと言うのもあります。
先ほどの通り、以前と比べるとだいぶキャリアの選択肢の幅は広がっているのは事実です。
CSOのキャリアは以前だいさくさんが書いていただいた記事にも詳しくお伝えしましたが、
コントラクトMR(CSO)からのキャリアって何がある?経験者に聞いてみた
確実に言えるのは、「5年後どうなりたいか?」と言うゴールを明確にしておいて、
プランニンングする事ですかね。
個人的にはCSO内でキャリアを目指さないで、
メーカーへの転籍、転職を考えるのであれば、
チャンスがあれば早急に移るべきだと思います。
現状でもそうですが、
これから先もメーカーへ入るハードルはますます高くなることが想定されるし、
そもそも入るメリット自体が年収が上がる以外にはあんまりなくなってきてるのも事実です。
一昔前は、転職市場においても、数少ないメーカー求人の応募条件を見ると、
「CSOからは不可」と言う一文が珍しくなかったですが、
最近はそう行った文言はありません。
むしろCSOだろうと何だろうと経験がものを言う業界だと思います。
CSOからメーカーへの転職は、メーカーからメーカーに比べると高いです。
なので、中長期的な展望も含めた上で、
一度自身の市場価値を高めておく必要があるのではないかと思います。
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市場価値を高めるってのは英語とか、資格的なものとか、全然関係ないけど、僕は今の会社でやっていこうと思ってるので、転職しようという気持ちはあまりないので、本業につながる副業なんかももしかしたら大切かもしんないっすね。
CSO内でのキャリアに関しても、MRに拘りたいのか、
それともMR以外のプロジェクトに携わりたいかで話は変わりますね。
当然、製薬企業への転職だけを考えれば、
直近でMR以外の仕事をしていると転職市場では価値は微妙になってしまいます。
CSO内で働き続けることだけを考えるのなら良いと思いますし、
未来にデバイスの方に行きたいと思うのであるなら良いと思います。
ただ、製薬メーカーにこだわるのであればやっぱ微妙。
未経験の方は最初にアサインされるプロジェクトの重要性がより増してくる気もします。
決して卑下するわけじゃないですが、
GEや長期収載品のみを取り扱うプロジェクトは中々評価されにくい現実もあるので、
CSO応募時じアサイン予定のメーカーはよく確認して、
可能な限り新薬を扱うプロジェクトにアサインされるのが理想だと思います。
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中々自分で希望領域を選択できるわけではないと思いますけど、その辺も製薬メーカーと似てるなと思います。
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youさんは製薬メーカーへの転職が既に決まっておりますが、これまでのCSO経験を総括してこれからCSOで働きたいと考えている方に何かメッセージをお願いします!
このシリーズとても長くなってしまいましたが、
私はなんだかんだでCSOで働けてよかったと思っています。
今回内定をいただけたメーカーも、CSOでの多様な経験があったからこそ、
ご評価をいただけたのも事実です。
これだけ製薬メーカーが厳しい時代になっていますが、
私はMRに慣れて心から良かったと思っているし、感謝しています。
最終的に、絵に描いた餅を現実にするのがMRの仕事だと私は思っているので、
製薬業界にご興味があるなら、是非CSOにチャレンジして欲しいです。
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長くなってしまったこのシリーズですが、僕の知らない世界で働いてるMRの方へのインタビューシリーズはちょくちょく続けて行きたいと考えております。引き続きよろしくお願いします!!!ではまた!
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