希少疾患(RD)領域の経験とは一体なに?将来性やアピールポイントまとめ

希少疾病系への転職

どうもこんにちは、だいさくです。

昔コンフィデンシャルな求人案件をブログに書いちゃったら、

読者さんからちょっと怒られてしまった事もあって(完全に僕が悪いんですが・・)

最近あんま書けてないんですが、

希少疾患系にご興味のある方は何となくピンと来てるかもしれませんが、

今年に入ってちらほら上がってる案件の中に、

結構なスーパーな案件があると思います。

昔はベンチャーとか希少疾患で立ち上がった系の会社は、

「オンコロジーなど患者ベースの処方提案の経験」的な文言が記載されてましたが、

最近は「希少疾患領域の経験者」という風に書かれている求人も多いかと思います。

今日は希少疾患の経験って具体的にどんなものなのかという事に関して書いて行きたいと思います。

これからオーファン領域やバイオベンチャー系の会社にチャレンジしようという方に

少しでもご参考いただけましたら幸いです。

希少疾患(RD)領域の経験とは一体なに?将来性やアピールポイントをまとめてみる




2年くらい前までは、

「希少疾患領域の経験」という風に書かれている求人はほぼ皆無でしたし、

一応大手の開発費用の45%が希少疾患に注がれてきているという背景もあって、

今ままでは小さい会社が隙間産業としてやっていたようなニッチなイメージでしたが、

昨今大手の会社でも、

いわゆるRD(Rare Disease)領域が立ち上げられた会社もちらほら出て来ているという事なので、

希少疾患にフォーカスがあたっているのは個人的にはすごく嬉しい気持ちです。

希少疾患領域(RD)の将来性

希少疾患は実はそれぞれの国々で定義づけが異なるのですが、

一般的には2000人に1人くらいの割合で発症する疾患とされています。

ちなみに癌に関しては、種類でいうと実はほとんどが希少癌と言えます。

この表はわかりやすくざっくりまとめられていますが、

左側にあるいわゆるメジャーな癌と言っても実際にはもっと細分化されていますし、

またオンコロジーは今後もっとさらに細分化されていくことを考えると、

メジャーな癌種が希少疾患領域に少しづつ取り込まれていくのではないかとも予想されてます。

ただ、希少疾患というのは当然癌以外の疾患の方が多いですし、

例えば、アルナイラムやアレクシオン、バイオマリン、

かつてのシャイアー などが手がけている疾患というのは、

いわゆるスーパーオーファンと言われる領域になります。

スーパーオーファンを含めた希少疾患というのは、

現在確認されていて且つ治療薬が無いものを含めると大体6〜7千程度の疾患が確認されています。

なので、大きなマスに対する治療薬が出尽くしてしまい、

「化合物枯渇」を招いている昨今の状況を考えると、

これまで未開拓であった希少疾患で比較的高薬価がつきやすいこの領域に力を入れるというのは、

それなりに当然の流れなのかなと思います。

またこちら僕の大好きなEvarute Pharmaさんがまとめていただいている、

開発費用から算出された希少疾患領域における今後の売上高予測になります。

この表には無いのですが、2019年度に立てられた予測では、

2030年までに大体現在の倍以上の市場になっていると予測されています。

ただ、この表の中に僕がいうところの、

オンコロジーの中で住み分けされた後に定義された希少疾患(ちょっとわかりづらい)は、

計算に入ってなかったと思いますので、実際にはもっと市場は伸びていくと考えられます。

Evaluate

Evaluateさん本当に良いマーケティングデータを提供してくれるので、

たまに覗いてみられると良いと思いますよ!

 希少疾患領域の経験とは一体なんなのか?

それでは、昨今求められている「希少疾患の経験」というのは一体なんなのか?

どんな点がアピールポイントになるのかな?と言うところを少しまとめてみたいと思います。

希少疾患領域の経験を求めている会社というのは、

基本的には少人数制の広域担当を敷いている会社が多いと思うのですが、

大手のRD領域の立ち上げも大体同じような体制になっているとお聞きしてます。

なのでRD領域の経験に関しては、広域、少人数制というのを前提に書いて行きたいと思います。

希少疾患領域の経験として抑えておいた方が良い3つの事

一応今回の記事を書くにあたって、

僕の経験も踏まえてRDの経験がある方にもお聞きしましてポイントを3つにまとめてみました。

1、お医者さんは知りたい時に知りたいという事を理解する

2、専門医や関連学会は必ず抑える

3、患者会と密に付き合う

こちらの三つです。

1、お医者さんは知りたい時に知りたいという事を理解する

希少疾患って本当にニッチなので、

基本的には専門医に送られてしまう事が多かったりもするんですが、

疾患によっては普段は別の専門で診られている先生が片手間で診られたりもします。

なので、例えば年間1人とか2人しかその疾患の患者が来ないという先生も珍しくありません。

経験されてる人はわかると思うのですが、

基本的に患者がいない時には興味がありません。

疾患にもよるのですが、

希少疾患を診られる先生はその患者が来た時にドンピシャな情報が欲しいと思っています。

希少疾患って薬が良いから勝手に売れるみたいな誤解をされてる人もいるかもしれませんが、

実際は真逆で、先生は患者が来た時に情報が欲しいと思っている事を理解してないと、

大きな差がついてしまいますし、とてつもない機会損失になってしまいます。

RD領域って普通にひと月に1億とか2億とか売れたりするんですが、

そこを理解してないと、

投与する薬があるのにスルーされて悪化したり、

死亡してしまったりするという事が往々にしてあって、

売れない人は本当に売れないのです。

正直広域担当してると患者確認のための訪問はかなり無駄な行為になってしまうので、

患者が来た時にしっかりコンタクトを取れる体制を構築しておくのがとても大切です。

2、専門医や関連学会は必ず抑える




2番目は専門医がもしいるのであれば必ず抑えなければなりません。

この辺はむしろ普通にMRをやっていれば当たり前のことだと思うので、

深く説明しませんが、希少疾患は種類によっては専門医がいない事もありますが、

専門医がいる場合にはしっかりコンタクトをとって、

そこに患者が集まるような組織構築を行ったり、

専門医 to 非専門医でコンタクトが取れるような会社としての体制を構築する事も結構大切です。

中には専門医の先生が投与方法などを説明されている動画が患者会からダウンロードできたり、

専門医に送られる前に1stコンタクトを多くされる診療科の先生、

例えば整形外科で良く発見される疾患とかであれば、

整形の先生が集まる学会で診断に関するランチョンを行ったりする事も結構大事だったりします。

いわゆる啓蒙活動を会社と三位一体で作り上げて行くのも仕事の一つだと思います。

3、患者会と密に付き合う

希少疾患は大抵患者会があります。

しかも患者会はかなり強い力を持っていたりするので、

患者会としっかり付き合うか付き合わないかで、

まず啓蒙のスピードも全然変わってくると思います。

僕も今の会社に入る前にオーファンの会社何社か受けたんですが、

患者会のブログ見た?とか結構聞かれました。

しかも患者会って製薬会社にすごい協力的なので、

色々な情報が取れるので必ずしっかり付き合った方が良いです。

希少疾患領域に挑戦したい人は絶対英語やっとけ

大手のRD領域とかならそこまで必要ないかもですが、

希少疾患の薬剤一本で立ち上がったような会社は、

前述の通り一人当たりの売り上げが高いと年収もめっちゃ高かったりもしますが、

そういう会社はほぼほぼ英語必須です。

面接も英語が入って来たりします。

TOEICとかやる前にとにかくスピーキングに注力して英語の勉強しましょう。

英語面接マジか・・・やっぱ受けんのやめよう・・・とか思ってるそこのあなた!

まじでビビらずに一歩踏み出してみてください!

現場の人にそこまで高い英語力は求めてません!(たぶん)

僕もこれまで英語面接何回か受けたんですが、

自分のこれまでのキャリアとか、

日本の状況くらいはしっかり説明できるように準備しましょう!

準備なら誰でもできます!

本番は笑顔で乗り切れます!(たぶん)

もし良ければ僕の英語シリーズもご参考に。

【初心者向け!】大人になったら始める英会話おすすめ勉強法!

英会話がもっと上手になりたい!そんな方におすすめの7つの方法!

レアジョブユーザー必見!レアジョブで英会話力を磨くためのコツ

最後に

しっかり知りたい情報を知りたい時にを理解して行動パターンを構築できれば、

まぁ医師の働き方改革なんのそのですし、

昨今のMR活動に対する規制も僕はかなりRD領域の方には追い風なのかなって思ったりします。

結構広域って開き直るとマジで売り上げ上がりませんし、

熱意と行動力みたいなのが重要だったりもするんですが、

なんとなくですが、プライマリーの方の方が結構その辺のマインドセットが上手い気がしてますし、

RD領域の疾患や薬剤にもよるんですが、

活躍してるイメージがあるので、(アルナイラムとか。。)

ぜひご興味ある方チャレンジして見てください。

最近求人系の記事を書くと怒られてしまうので書けないんですが、

大手は比較的どこでも扱ってますが、

バイオベンチャー系の情報は幅広く取らないとスルーされてしまうので、

しっかり取ってみてください。

希少疾患(オーファン)系製薬会社への転職を考える人にオススメの転職サイト

ではまた!




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