どうもこんにちは、だいさくです。
なんか・・・中外製薬がロシュから切り離されるとかいう噂が流れているらしいですね。
ブログ書いてると、検索ワードのトレンドとかがブログに表示されたりするんですが、
「中外製薬 ロシュ 関係悪化」とか、
「中外製薬 ロシュ 切り離し」とか、
なんかそんなワードが頻繁に上がってきたんですよね。
なのでちょっと調べてみました。
中外製薬とロシュ社は強固な関係を結んでいる
まぁまぁ、総じて悪い噂とか、いわゆるデマってのはすぐに拡散されると言われてます。
Twitter社もデマの拡散スピードは真実の40倍なんていう報告もされてました。
この中外製薬がロシュから切り離されるってのは完全なデマです。
ご存知の通り中外製薬はロシュ社の傘下に入った後にものすごい勢いで伸びていった会社です。
※中外製薬2020年IRより
戦略的傘下という事で、中外製薬から前向きにロシュ社の傘下に入ったわけですが、
7兆円を超える時価総額の中外製薬ですが、その59%をロシュHDが取得しているわけで、
ロシュとの関係を悪化させるわけがありません。
こんなにもWin-Winな提携関係は他に類を見ないくらい非常に良好な関係と言えます。
2022年も引き続きロシュとの関係を強化する!
中外製薬のIRにもその旨しっかり記載されています。
ロシュとの強固な関係を結び、
ロシュとの強固な連携、
そしてロシュと一緒に安定供給、
一緒に色々改善していく!
っていう風に書かれています。
一応僕もその筋の人にバカバカしいと思いながら聞いたのですが、
ロシュとの切り離しなんてありえな〜い!!とおっしゃってました。
本当に愚問を投げつけてしまって恥ずかしい限りです。
中外製薬はAI創薬もすごいよ!
まぁこの記事はほぼここで終わりなのですが、
それではあまりにもザンナイので、
中外製薬はマジですごいよというお話少しさせていただければと思います。
中外製薬が11月に「CHUGAI DIGITAL DAY 2021」っていうイベントを行ったんですが、
中外製薬、、、
もうすでに、、
MALEXAというAI創薬のプラットフォームを自社で開発したらしいですね。
しかもすでに運用していて、
中外製薬内で蓄積されてる抗体研究のデータをAIに学習させて、
新しいプロジェクトがきたときに、
“こういう配列に変えると、最適な抗体になりますよ”
と提案できる環境基盤みたいで、
社内ですでに作って実際に運用しているらしいです。
これマジで本当にすごくて、中外製薬のデジタル部門が得たとても大きな成果の一つだと思います。
AI✖️医療はいっぱいあるよ
ちなみにですが、AI機能が搭載された医療機器ってFDAではすでに150を超える数を承認していて、
国立がん研究センターでも、
大腸内視鏡の画像データをAIで読み込んで判断するアプリケーションを開発して、
すでに人間医師よりも精度が良いレベルまで来ていたり、
(ちなみに医療機器として国内で承認されてます)
AIは争うものではもちろんなくて、
そもそもビックデータがないと活用できないので、
大手の製薬会社は絶対にやるべきなんですが、
その中で中外製薬は本当に凄いし、内資系の中ではやっぱり一歩抜きん出ていると思うわけです。
グーグルが設立したAI創薬の会社で、Isomorphic Laboratories という会社があるんですが、
そこもタンパク質のフォールディングに特化したAI解析(深層学習)が専門だったりもするので、
その会社の強みをもっと大きな強みに変えることができるんですよね。
だからもっとそこに投資するべきで、
重複いたしますがやっぱ中外はすごいんです。
何が言いたいかというと・・
まぁ結局何が言いたいかというと、
中外製薬がロシュから切り離されるのはデマだよという事に加えて、
そもそも、そんなデマを検索してる方にお伝えしたいのは、
中外製薬はあなたたちが考えてるよりもっともっと先を進んでいたりしますよって事です。
ではまた!
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