どうもこんにちは、だいさくです。
昨日、ツイッターで製薬会社に新卒入社された方から、
現在研修中で、できるだけ早く現場レベルの知識をつけるための自己学習方法について、
ご質問をいただきました。
初めまして、19卒のMRです。導入研修期間の自己学習についてアドバイス頂けないでしょうか?今、現場レベルの知識をつけたく、まずは「薬がみえる」などの書籍から手をつけ最終的にはガイドライン等も目を通したいと考えています。毎日英語は勉強しています。アドバイス頂けましたら幸いです。
— だいと@薬剤師トレーダー (@yakyakFX) 2019年4月11日
製薬会社に新卒入社した方が研修中にできる勉強とは何か?
僕はもともと新卒入社したわけではないので、
新卒入社された方の研修期間中のカリキュラムとか、
雰囲気をあまりよくイメージできてないのですが、
なんとなく、みんな恋愛してるイメージというか、
恋愛したいけど我慢してるみたいな、なんかそんなイメージというか、
率直にいうと羨ましいなぁって思ってたんですが、
こんなご質問をいただけるような意識の高い方がいるんだなと。
僕の研修期間を少し振り返る
最初に少しだけ僕が最初に入社した外資系の会社の研修を思い出しますと、
とにかく課題の嵐でした。
17時半頃に研修自体は終わるんですが、
次の日の説明会の予行演習とか、テストの準備とかそんなんしてたんで、
自己学習する余裕はほとんどなかったです。
恐らくそれは僕が未経験中途入社で、
即現場、即戦力みたいな感じだったのでカリキュラムがびっしり詰まってたんだと思います。
毎日勉強でずっと座っているにも関わらず、
3食しっかりたいらげるのでおデブになりそうな危機感と戦っていた記憶もあります。
実際体重も4kgくらい増えてた記憶があります。
現場レベルの知識は中々難しい
現場レベルの知識を会得するのは現場に出ないと厳しいんですよね。
研修で習った事と、実際現場に出てみると、
おい、全然違うやないかぁ!!の嵐だったりもします。
研修部の人のMR論ほどあてにならんもんはないなぁと思ったりして。
正直、現場レベルの知識を会得するには、
お医者さんや薬剤師さんや看護師さんと沢山喋るのが一番早い会得方法ではあります。
あと、とにかく現場に出たら説明会を入れまくることかなと。
それを踏まえて僕の回答
現場レベルの知識は現場に出ないと難しいことを踏まえて、
僕がツイッターでお応えさせていただいた回答ですが、
1、担当する薬剤のFAQを熟読
2、会社の出してる資料を読み込む
3、説明会資料で説明会できるようにしておく
4、イントラのDr講演を聴講する
5、Youtubeの市民公開講座聞くこと
6、RMP読む
7、あるならCTDをPDFで保存しておく
僕は転職した時もすぐに行うのがこの7つです。
特に絶対にやった方が良いと思うのが、上の3つです。
担当する薬剤のFAQを熟読
これはマスト事項かなと思います。
結構最近では印刷できないようにされてたりしますけど、
僕は印刷したものをいつも持ち歩いて、隙間時間でずっと読んでました。
結構現場に出ると聞かれる質問は大抵FAQをチェックすれば載ってると思います。
説明会とか、アポイント面談の際に、こう聞かれたらなんて答えるんだっけ?
とかセルフで考えてると大抵FAQに答えが書いてあるので、
これは絶対マストですかね。
2、会社の出してる資料を読み込む
これは資材全般ですね。
会社が出してる自社医薬品の資料ってやっぱり分かりやすいですよね。
自社医薬品の良い所がしっかり書かれているので、
訴求ポイントが分かりやすく理解できます。
現場に出て最初は何の資材も持たずに現場に出るって事は怖くてできない気がします。
特に最初は資材ありきで活動した方が恐らく自分が楽だと思うし、
今日はこの資材のこの部分だけ絶対伝えてみよう!と目標持ってやると良いのかなと。
僕も最初はそんな感じでした。
3、説明会資料で説明会できるようにしておく
僕は現場レベルの知識を速攻でつけるには説明会を病院でやらせてもらうのが一番早いと思います。
なので、現場に出たら、引き継ぎの時に説明会予約しちゃう事です。
昨今は病院も厳しいかもしれませんが、先輩にやりやすそうな病院で、
説明会の申し込みをしてもらったりして、5回くらいやってしまえばディスカッションする中で、
結構現場レベルの知識がついてくると思います。
僕も引き継ぎのタイミングとかはすぐ説明会入れてしまいます。
説明会の予行演習とかも研修でやるけど、
実際現場に出て見ると先輩は全然違う言い回ししてたりして、
おい!全然習った事と違うやんけ!はあるあるではあります。
説明会の際のお弁当選びはこちらの記事をご参考に。
4、イントラのDr講演を聴講する
イントラにDrの自社医薬品に関する講演資料が入っていたりすることがたまにあります。
1番の勉強はお医者さんのお話聞くのが一番です。
なので、もしそんな資料があれば絶対に聞いておいた方が良いです。
極論、KOLが言ってる事と同じことを言ったら良いと思います。
イントラに無くても研修部の人にお願いしたら、
きっとDVDとか持ってると思います。
5、Youtubeの市民公開講座聞くこと
本当に便利な時代なったんですが、
Youtube開くと担当する疾患に関する動画ってめっちゃ出てきます。
現役のお医者さんが解説してくれてます。
例えば、「悪性リンパ腫」と検索するとこんなに沢山出てきます。
是非ご自身が担当する疾患を検索してみてください。
僕は今でも電車乗ってる時とか聞いてます。
6、RMP読む
RMPは現場に出るとほとんど読まないです。
新薬が出る時には読みますが、それ以降あんま読まないです。
でも一度は必ず読んでおいた方が良いです。
基本「薬剤名 RMP」と検索すれば出てきます。
RMPはRisk Management Planの略で、
医薬品の安全性を確保するために、開発の段階から、市販後に至るまで、
リスクを適正に管理することを検討するための管理計画書になります。
とにかくすごい勉強になります。
優先順位は高くないかもしれませんが、一度は目を通しておいて損のない資料です。
7、あるならCTDをPDFで保存しておく
最後はCTDですかね。
まぁ多分昨今、MRには公開してないかもしれませんね。
CTDはその医薬品の全ての情報がそこに詰まっています。
CTDに載ってない事は情報が無いということになります。
医薬品によっても変わりますが、大体15cmくらいの厚さになります。
これは読む必要ないですが、もしあるなら、PDFで保存しておいて、
何かわからないことがあればそれで検索すれば全部回答できます。
大抵は本社に行けば保管してあるので、困ったらそれみれば万事解決できます。
まとめ
といった感じです。
論文読むとか、最新の学会情報チェックしておくとかしても良いかもしれませんね。
僕は必ずやっておいた方が良いのは、上3つだと思います。
1、担当する薬剤のFAQを熟読
2、会社の出してる資料を読み込む
3、説明会資料で説明会できるようにしておく
4、イントラのDr講演を聴講する
5、Youtubeの市民公開講座聞くこと
6、RMP読む
7、あるならCTDをPDFで保存しておく
多分、最初は上3つやるだけでも結構しんどいと思います。
研修中はとにかく太らないように気をつけてください!
研修頑張ってください!
ではまた!
コメント
お世話になります。
ブログ拝読させて頂いておりいつも勉強させて頂いております。
現在36歳オンコロジーMRとして活動しているのですが、今後本社勤務を見据え統計学の必要性を感じており、エクセル プログラミングが必須になってくるかと感じているのですがだいさくさんのお考えをご教授頂けないでしょうか?
コメントありがとうございます!
ちょうどそのことを考えていたので、ちょっと記事で回答させていただきますね!
出来上がったらまたこちらのコメントに載せさせていただきます。
貴重なご意見ありがとうございます!!!