製薬会社で本社勤務ができる具体的な方法を現役MRが教えるよ

MRの今後

こんにちは、現役MRのだいさくです。

私もかれこれMRに転職して8年、

今年で35歳になりました。

そろそろ本社勤務でも考えてみようかな~なんて軽い気持ちで考えています。

まぁ考えているだけでは中々実現しないので、

今日は製薬会社で本社勤務をするメリットデメリット、

そしてその具体的な方法を書いて行きたいと思います。

製薬会社で本社勤務をするメリットデメリット、そして具体的な方法を考えてみたよ




いきなりの本社勤務は厳しい

製薬会社で本社勤務をすることは、

いきなりは難しいですね。

いきなり本社勤務ができる人材として、

英語がまずペラペラであること。

ペラペラというのはTOEICうんぬんではなく、

英語圏に住んでいた経験があったり、

外国で働いていた経験があるレベルです。

あとはPhD(ピーエイチディ)ですね。医学博士です。

これらを備えていればいきなり製薬会社で本社勤務をすることは全然可能です。

今回はそういった特別な人材の話ではなく、

あくまで一般的に製薬会社で本社勤務をするにはどうしたら良いかという話です。

本社勤務のメリット

本社勤務のメリットをざっとあげてみます。

①転勤がない
→また現場に戻ることを希望するか海外勤務を希望しない限りは基本的には無くなります。

②ノルマに追われない
→職種にもよりますが、いわゆる現場のMRのようにノルマに終われるストレスは無くなりそうです。

③キャリアアップが多彩

 

④残業代がもらえる
→まぁその代わり営業手当てが無くなりますね。営業手当ては営業であればつきますが、残業手当は残業しないとつかないので残業手当0円の月もあります。

⑤会社内から日本全体を見れる
→これは結構重要です。日本全体を見てもらうために優秀な人材には本社勤務をさせるというのが本社勤務の基本ですからね。

⑥海外出張に行ける
→部署にもよりますが、マーケや学術関係の人間は大きな海外学会があるので海外出張が年に数回あります。マイルもメチャクチャ溜まりますね。

⑦海外勤務の可能性が広がる
→僕は海外勤務をしたいのでそのために本社に入りたいと思っています。海外勤務するためにはまず本社に入らないと難しいです。

デメリット





デメリットもあります。

①給料が下がる
→本社勤務になって給料が上がる人はまずいませんね。営業手当てや日当がなくなるので、それだけで年間150万以上は減るのでそこは覚悟しましょう。

②自由が利かない
→自分の時間を自分で管理するような仕事ではなくなるので、自由が利かなくなります。空いた時間でちょっと買い物とか歯医者いくとかまずできません。

③電車通勤
→営業者が取られてしまうのでその辺は不憫ですね。最近はフレックス制を導入していたり、通勤時間をずらす工夫を行政が行っているので解消されつつありますが、僕は嫌です。

④主体的な仕事ができない
→自分で考えて自分で行動するという仕事スタイルではなくなります。基本的に「言われたことをやる」というのがメインになります。

⑤社内の人間関係のストレスが増える
→他人の仕事や他人の時間を生きることになるので、他人を巻き込みながら仕事をしなければなりません。現場にいるより他人に気を使わなければなりませんのでその分ストレスが増えます。

本社勤務は自由がなくストレスが増える

まとめると本社勤務は、

「給料が減り、自由も利かなくなるためストレスが増える」

その一方で、

「新たなキャリアが望めたり、新しい仕事ができる魅力がある」

と言えそうです。

これは恐らく製薬業界以外の業界でも同じことが言えそうですね。

本社勤務になってから失敗する人も多いので、

本社勤務のメリットデメリットはしっかり抑えておいたほうが良さそうです。

製薬会社で本社勤務をする具体的な方法

製薬会社で本社勤務をする方法はいくつかあります。

①結果を残してマーケにいく
→MRからマーケに行く道が一番妥当かもしれません。会社によって違いますが、マーケに行く道としては、まずしっかりMRとして結果を残す。そして、KOLを担当してマーケに行った時の人脈を作っておく。これが重要です。マーケにいって一番困るのはKOLとの人脈が無いことです。人脈がないと何の役にも立ちませんので、特に外資系はマーケに行く人間は必ずKOL担当にさせることが多いですね。

②MSLになる
→これは薬学部&英語力であれば以外にいけます。実はMSLは社内異動のほうが難しいんですよね。「理系+英語」これがあればMSLの転職案件を探しちゃった方が早いです。
MSLへの転職に必要な条件やスキルを解説するよ

③PMSモニターになる
→PMSモニターは市販後調査や使用成績調査、そして副作用報告を中心に活動を行う、2017年度から新しく立ち上げられた組織です。現在はファイザーとノバルティスしか設置してませんが間違いなく現在のMSLのような組織になると思います。2,3年後にはMSLのようにハードルが高くなる可能性があります。
PMSモニターってどんな仕事?MRの仕事を奪う?

④内勤者になる(学術担当など)
→製薬会社の場合は内勤業務になるのも十分可能性があります。PMSサポートや、学術担当、教育部などあるので、MRに疲れた方は一度上司と相談してみても良いと思います。

マーケの道は厳しい

MRからマーケに行くことは、

製薬会社で働いている人にとっては花形のような道ですが、

中々かなえられない人もいます。

どうしてもKOLを担当するまでの圧倒的な実績、

そして人脈が必要になります。

マーケは会社の顔なので営業力もコミュニケーション能力も優れたものが求められます。

一番早い方法は転職してしまう事

本社勤務一番近い方法は転職することです。

マーケにいきなり行くことは難しいですが、

MSLへのハードルは会社によって大分差があります。

また、上述したようなPMSモニターなんかも今後注目される職種になります。

ノルマに追われるのに疲れてしまったり、

月末の詰め作業にうんざりしてる人は一度検討してみても良いと思います。

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最後に

いかがでしたでしょうか。

本社勤務の具体的な方法とメリットデメリットを、

なんとなくでもお伝えすることができましたでしょうか。

30代、40代にさしかかると自分のMR業務だけやっていれば良いという、

仕事スタイルでは許されなくなってくる年代でもあります。

本社勤務することでまたMRやりたいって思えば仕事のやる気もアップするでしょうし、

本社勤務って長いサラリーマン人生を考えると悪いことって無さそうですよね。




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