製薬会社のPV部に英語は必須か?というご質問について

製薬会社のPV職

どうもこんにちは、だいさくです。

読者さんから下記のようなご質問をいただきました。


だいさくさん

いつも興味深くブログ拝見させていただいております。

私は理系の大学に通う大学生です。

現在就職活動中で、製薬会社のPV部に興味を持っております。

製薬会社のPV部としての職種をこなす中で、英語はどれくらい使用するものでしょうか。

正直あまり英語には自信がないのですが、

だいさくさん現在本社で勤務されているという事だったのですが、

PV部の方に求められる英語力というのはどの程度必要でしょうか。

教えていただけましたら嬉しいです。

製薬会社のPV部に英語は必須か?というご質問について




どうもご質問ありがとうございます。

実は以前にも学生さんからPV部に関するご質問をいただき、

下記のような記事を書いております。

製薬会社のPV職(安全性情報部)の仕事と将来性【読者さんからのQ&A】

こちらの記事現在でも沢山読まれておりますので、

もしPV部にご興味ある方いらっしゃったら是非ご参考いただければと思います。

PV部に限らず製薬会社は英語必須

最初に結論をお伝えすると、

僕も現在の会社で外部からPV部の方の仕事を拝見してる限りの話ではありますが、

PV部においても英語は必須だと思います。

製薬会社は総じてグローバル企業が多いですし、

仮にグローバル展開してなくても扱ってる薬剤が海外でも販売しているのであれば、

海外で販売してる会社とのやりとりが必ず必要になってくる場面があります。

ですので、PV部に限らずですが、

製薬会社の本社で仕事をする場合は英語は必須だと考えておいた方が良いと思います。

僕はこれまで当ブログでもMRは基本的にキャリアの入り口として捉えた方が良い、

キャリアの入り口として捉えるにはやはり英語が必要になってくると考えているので、

普段は英語使わないとしても絶対英語は勉強しておいた方が良いと書いております。

僕はあんまりTOEICは実践的ではないと感じているので、

一応こんな記事も書いたりしてます。

【初心者向け!】大人になったら始める英会話おすすめ勉強法!

というより、製薬会社で本社でそれなりのポジションで働こうと思ってるのに、

英語は全くできませんっていうのはちょっとお話にならないと思ったりしてます。

製薬会社のPV部に求められる英語力とは?

ただ、英語に関しては、製薬会社の中でもポジションや、

職種によってその求められる英語のレベルや種類がちょっと異なるのかなと思います。

営業部門だと読み書きももちろん大事ですが、

それよりは今の日本の現状や課題などをしっかり伝えられるスピーキングが大切ですが、

PV部に関しては英語の文章力や読解力の方が大切だと思います。

もちろん安責(安全管理責任者)とかだと、

グローバルの会議なんかにも参加するケースがあるでしょうから、

それなりに高い英語力が必要になってくるかもしれません。

なので、PV部で求められる英語力は、

営業部門だと、スピーキング>読解力(文章力)ですが、

PV部の場合は、読解力(文章力)>スピーキングのようなイメージになるかと思います。

製薬会社のPV部の仕事を簡単に説明

ではそのPV部はどんな時に英語が必要になるのか?というところですが、

これを説明するにはPV部の方の仕事内容を説明する必要があります。

詳しくは以前の記事をご参照いただければと思いますが、

製薬会社のPV職(安全性情報部)の仕事と将来性【読者さんからのQ&A】

簡単に説明しますと、

MRやってるとPMS関連で接する機会が多いのでそのイメージですが、

実はPV部の仕事はもっともっと多岐に渡っていて、

「ファーマコヴィジランス」と言われておりますが、

非臨床と臨床、治験から上市後までの医薬品の安全性を監視し、

そのデータの収集と入力、分析と評価、ライティング(当局への報告のため)、

この辺の仕事が実践的な仕事としてあげられます。

製薬会社のPV部はどんな時に英語が必要になるのか




ではそのPV部の仕事の中で、英語はどんな時に必要になるか?というところですが、

医薬品というのはご存知の通り、

投与量や他の薬剤との併用、患者さんの既往や体質など、

多くの要因が影響して副作用の現れ方も異なってきます。

非臨床試験や治験の時にはわからなかった副作用が報告されることも当然多くあり、

その情報をいち早くキャッチして、それを迅速にグローバルに報告しなければなりません。

また当然逆にグローバルからそういった副作用が報告されることもあります。

そういった時のやりとりが基本的に英語になるので、

英語を正しく読解する力が必要になってきます。

また普段から現場のMR以上に海外の情報に沢山触れており、

学会の情報や症例報告、科学誌に発表されている論文などに目を通して、

その薬剤に関する有害事象の情報をキャッチしてます。

よくMRにも、

「担当の先生が〜学会で発表された情報に有害事象が含まれておりますので調査をお願いします」

みたいな連絡を受け取ったことがある人って多いと思うんですよね。

製薬会社のPV部に求められる英語力は「正確な読解と文章作成力」

製薬会社の中の安全管理部門って製薬会社3責の1つとして扱われているくらい凄い仕事で、

MR目線だと多分安全管理の社員って2、3人くらいしか知らないと思うんですが、

大手の製薬会社の場合だと、おそらく200人くらいは人数がいると思います。

彼らは日々世界中の安全性情報の収集や評価、分析をしており、

ライティングまでをこなしているので、

完全なる専門職で、大変な仕事で、僕みたいな適当な人間には絶対務まらない仕事です。

薬がある限り必要な仕事ですし、英語に関しても、

全くできませんという人は多分いないと思います。

ただ求められる英語力は医薬品情報に関して正確に理解できる読解力だと思います。

また正確に医薬品情報や有害事象に関する情報を伝える文章力なのかなと思います。

最後に

僕自身がPV部で働いたことがあるわけではなく、

あくまで外部からの意見ではありますが、

製薬会社のPV部の英語力に関してお伝えできましたでしょうか。

英語に関しても本当に正確さの求められる仕事だと思いますし、

日本から予期せぬ重篤な有害事象が発現してしまった時の、

PV部の方の残業の嵐は凄いし、

僕は何もお手伝いできませんので、本当に大変そうだなぁと思ってみてます。

社会人になってから英語を勉強するのは大変ですので、

もし就職が決まっているのであれば今からしっかり英語の勉強はしておいた方が良いと思います。

わかんないけど、米国の添付文書とかみておくと良いんでしょうかね。

入社してからも覚える事や下積み期間もあると思いますが、

経験値がものをいう仕事だと思いますし、

結構転職にも困らない仕事だと思います。

頑張ってください!

ではまた!




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