プライマリーMRの魅力!(読者さんからのQ&A)

読者さんからの質問

どうもこんにちは、だいさくです。

本日は当ブログを読んでいただいている現役MRの方から、

ご質問というか、お叱りというか、そんなメールをいただきました。

今回はやり取りをそのまま載せていますので、

ちょっと長いですがプライマリーMRの魅力について熱く語っております。

プライマリーMRの経験は貴重であるという事




いつもだいさくさんのブログは面白いし、
すごく勉強になってるんですけど、
今回はちょっと苦言を呈していいですか?
と言いますのも、こちらにお邪魔するようになって、
過去の記事から拝見させていただいたんですが、
だいさくさんて明らかに「専門領域・希少疾患MR≧プライマリMR」
って見方してますよね?これ止めた方がいいですよ。
いや、だいさくさん自身がそう見るだけなら別に何とも思わないんですけど、
このブログはかなりの閲覧者がいて、
なおかつ過半数が未経験やこの業界に入ることを考えてる人なんですよね?
だとすれば、プライマリMRの価値を下げる、
蔑むような表現は控えた方がいいと思います。
確かに世の流れは 専門領域に傾いているのは事実だし、
これから出てくる薬剤は希少疾患も多いと思われます。
過去のプライマリ領域の何でもアリだったツケが現在の規制、
薬価改革等に繋がっているのも事実です。それは否定しません。
ただ、私個人はCNS領域、
現在のプライマリとどちらも経験してる立場だからこそ自信を持って言えるのですが、
「できるプライマリMR≧専門領域MR」ですよ。
これは間違いないと思ってます。
特に領域性になる以前の武田薬品、
現在なら第一三共のデキる人たちのレベルはそれこそ桁が違うと思っています。
(武田薬品が領域性になったのも個人的に残念でした)
スペシャリストと言えば聞こえはいいですが、
悪く言えば一芸しかできないのと同義 ですからね。
これは堀井貴文氏も言ってるんですけど、
「何か一つのことを100%まで突き詰めようと思うと、それこそ並大抵じゃない努力がいるけど、だいたい80%くらいまでは誰だってそれなりに頑張ればある程度の時間で到達できる」
「だから私は色んなことを80%くらいまで学んだらそこで止める、その色んな80%同士が繋がって様々な可能性を生むんだ」と。
私はこの考えこそプライマリMRに通ずる考えだと思ってて、
ハイレベルでマルチに診療科を問わずに活動できるからこそ広がる可能性を実際に実感してるし、専門領域ではできないダイナミズムで、
クリエイティブな活動ができると思っています。
個人的に、これからMRになる人は最初にプラ イマリを経験した方がいいとも思ってて、
そこから専門領域に行けばいいなと。
というのも、特約店との付き合い方、
この業界での物事の流れ、他メーカーとの付き合いなど、
プライマリでないと経験できないことが沢山あります。
(詰めとか、MSとの駆け引きや付き合い等、面倒なことも沢山あるけど)
決して専門領域や希少疾患を悪く言うつもりもないし、
だいさくさんの言うことは正しいと思います。
プライマリMRも、今のままでは存在できないし、
できないプライマリMR”はそれこそ価値はないと私も思います
特に40代後半以上のコテコテのプロパー気質MR)。
長文、大変失礼いたしました。私自身が今現在、
プライマリMRにプライドを持って活動しているので、
少し ムキになったところもあります。
引き続き、よろしくお願いいたします。
独身MR

だいさく 返信




独身MRさん

どうもどうも。
熱いメール、とても嬉しいです!!
わかりますよ、本当に。仰りたいことは、120%理解できます。
僕の場合は、そこまでは思ってなくても、
わかりやすいように伝えるためのポジショントーク的な感じで書いてる部分が
あるにはあるので、
心から蔑んでるとかって言うことは無いです。これも本当に。
そして、プライマリーMRの方がスペシャリティMRより
優れている部分があるのもよく分かります。
僕はずっとオンコロジーしかやってなかったので、
一次医療圏、二次医療圏、慢性期病院、急性期病院の違いとか
存在すらよく分かってませんでしたし、
医療連携なんかも全く意識したことなかったんですよ。
がん患者はなんとなく現れると思ってたけど、
開業医の先生が疑いから診断くらいまで行ってて、
どのように送る病院を決めているのかとか、
開業医の先生がどんなことを普段考えているのか?
あとは生活習慣病や慢性疾患自体の知識なんかは、
以前の内資系にいなかったら知る由もなかったと思います。
僕の今後の人生においてはきっと内資系を経験したことはかけがえのない経験だったと思える日が来ると思っています。
内資系だと新卒入社の子は最初プライマリースタートのところも多いって聞いたことがあって、
それはきっとプライマリーの経験が大切だからなんだと思うんですよね。
医療全体を見た時には必要だと思うんですよ。
ただ、やっぱり今後や未来を見た時にどっちが良いか?って所なんですよ。
プライマリーの経験はした方が良いとは思うんですけど、
別にしなくても大きな問題は無いって思ってるんですよね。
新卒の子は時間の余裕があるから良いと思うんですけど、
このブログは未経験中途の人が多く見てる部分もあるんですよね。
実際お問い合わせも30歳前後の異業種の人が多いんですよ。
僕は未来や今後の医薬品業界の方向性を考えると、
病院にべったり張り付くスタイルは無いかなと。
オワコンっていうより、
もうそのスタイルを許してくれない世の中になると思ってるんですよね。
そうなった時に今のプライマリーの働き方ってどうなるのかなと。
それこそ大手のプライマリーで一つの大学を2人くらいで専属で担当してる人っていると思うんですけど、
その大学がいきなり訪問規制ガチガチになった途端、
何もすることなくなってると思うんですよ。
影でコソコソ医局塔の影に隠れて先生待ってたりとか、
よくわからないことになってるなと思っちゃうんですね。
記事に書きましたけど、
Dr JOYやPr JOYって言うのがここまで流行ってるのはもうそういう社会なんだと思うんですよ。
極端ですけど、Dr JOYを導入してない病院は癒着してんのか?
って思われるような未来に近い将来なると思ってるんですよね。
MRの今後の姿はアポイント面談や説明会が80%の活動になるんじゃ無いかなと思ってます。
領域はどんどん細分化されると思うので。
ホリエモンの言うところは僕は異業種系のことと捉えてる部分があるんですよ。
僕の場合はMRもやってブログもやって、
不動産投資や資産運用とかも結構ガンガンやってるので、
ホリエモンの多動力にも書いてあったんですけど、
3つ以上の顔を持つと幸せになれる(5つだったかな)
そんな意味合いで捉えてはいるんですよね。
ただ、、、プライマリーのような働き方が性に合う人もいるんですよ。
無理してスペシャリティーに来て不幸になってる人もいるんです。
プライマリーにはプライマリーの魅力があると思うんで、
僕は全然色々な意見があって良いと思うし、
たまにTwitterとかコメントとかにアンチコメントとかDMをいただくんですけど、
あくまで僕の意見を発信してると思っているので、
プライマリーMRの魅力って言うテーマで僕のブログに記事を書いてもらいたいと思ってるくらいなので。
以前の独身MRさんからのメールのやり取りもよく読まれているので、
このメールのやり取りだけでも伝わる部分はあると思いますので、
とても貴重な意見いただけて助かります!
引き続きよろしくお願いします!!
だいさく




コメント

タイトルとURLをコピーしました