どうもこんにちは、だいさくです。
どんなポピュレーションの方かは分からないのですが、
大学担当のMRは出世コースですか?と言う非常に素朴な疑問をいただきましたので、
今日は製薬会社で大学担当をすることは出世コースなのか?
と言うテーマについて書いて行きたいと思います。
大学担当のMRは出世コースなのか?
僕が一応大手の外資系と大手の内資系とで10年近く働いてきた感覚としては、
出世コースでは無い、とは言えないと思うので、
どちらかと言えば出世コースを歩んでいると思います。
確かに、開業医担当とかからいきなりマネージャーになるってことはあんま無い気がします。
オンコロジー領域でいうと地方の総合病院だけしか担当したことないのに、
いきなり本社のマーケティング部に呼ばれるというのも無いと思います。
内資・外資問わず、大手の製薬会社であれば、
MRの人数が2000人を超える会社もあると思います。
医学部のある大学の数は全国で81校しか無いので、
単純な計算だと2000分の81だと考えると、
やっぱり選ばれた人が担当するのが大学担当なんだと思います。
旧帝大担当はその中でも出世コース
僕が最初に働いていた大手の外資系では、
旧帝大と、主要ながんセンターなどの専門施設の担当は、
大体15人程度が社内で抜擢されるんですが、
そのうちの3分の1くらいの人間は出世して行きました。
旧帝大と、主要ながんセンターの担当者は、
実は現場の意見だけでは決められることができませんで、
会社のお偉いさん、事業部長とか、統括部長クラスの人間が、
しっかり候補となるMRと同行をして、
このMRに任せておけば間違いないと言うお墨付きをもらわないと、
担当できないようになっていました。
なので、会社の中でも選ばれた15人くらいの人間は、
その後マネジャーになったり、本社での仕事に携わるようになって行くので、
大学担当<旧帝大担当、の方が出世コースかと思います。
領域や疾患によって違う
特に生活習慣病の大学病院担当者は出世コースの人が多い気がします。
糖尿病や心疾患とかは必ずしも旧帝大が有名と言うわけでは無いですし、
都内の私立大学が実はすごい名門大学だったりもしますので、
担当してる疾患が全国屈指の治療施設であれば、
その施設の担当者はその会社のその領域のエースだと言えると思います。
僕はずっとオンコロジー領域だったので、
大学担当よりは、NCCHなどのスーパー専門施設を担当する人は、
やっぱり特別な人間というイメージでした。
ただそれでもスペシャリティ領域で、その領域の全国トップの専門施設担当者は、
旧帝大とか大学担当よりもダントツの出世コースというか、
エースの人が担当すると思います。
なので、大学担当者はそうで無い人よりも少なからず出世コースだといえるけど、
それは担当疾患や領域にもよるよってことだと思います。
大学担当して出世しない人の方が多い
ただ、もちろん大学担当すれば100%出世するかというとそうでもないです。
大学担当=出世では絶対にないです。
出世コースのスタート地点くらいには立てたかもしれませんが、
そこから脱落する人の方が断然多いです。
大学担当したけど、
気づいたら5年くらいずっとこのままだな〜、
成果もまぁまぁ出してるんだけどな〜、
っていう人の方が多いです。
MRの80%はMRのままキャリアを終えるというデータもあるくらいなので、
中々出世っていうのは難しいですし、
水ものなのは水ものだと思います。
とりあえず今日はそんな感じです!
ではまた!
コメント
大学担当が必ずしも出世するとは限らないけど、チームリーダー以上になった人は必ず大学病院を担当していると言っても過言ではない気がしますね。
本社勤務、マーケ等に異動するにしても、大学でKOLを担当した経験は必ず活きるし、むしろそれが必須な気もします。