武田薬品のリストラ手法が巧みなので製薬業界の手法を回想してみる

製薬会社とリストラ

どうもこんにちは、だいさくです。

武田薬品さんのリストラ手法が巧みすぎてヤバイという内容が、

ダイヤモンドオンラインに掲載されて、

武田薬品の巧妙過ぎるリストラ手法、製薬業界で相次ぐ「実質指名解雇」

製薬業界のリストラ手法に関して少し関心が集まっているようなので、

今日は製薬業界に10年以上いる僕が製薬業界で行われるリストラ手法に関して、

お伝えさせていただきます。

武田薬品のリストラ手法が巧みなので製薬業界の手法を回想してみる




私がブログを書き始めてからも相当な数の製薬会社がリストラを行ってきました。

2018年の製薬会社リストラまとめと世間の勘違いについて

現役MRが語る!2019年の製薬会社リストラ状況と原因や今後!

製薬業界というのは外資系が多く参入してるなどもあり、

リストラや早期退職は今に始まった事ではなく、元々頻繁に起こる業界です。

なぜ武田薬品のリストラは非難されているのか

今回のテーマの一つである武田薬品のリストラですが、

なぜそんなに騒がれているの?ということを簡単にお晒いさせていただきますと、

そもそも今回ニュースになっているのが

2013年頃から17年頃にかけて合計2回行われたリストラで、

武田薬品の研究所の社員3分の2程度が退職して行きました。

その時のリストラ手法が巧みだったというニュースなんですよね。

経営陣からしたらまさに「巧み」で、社員からしたら「悪魔」という感じなので、

その辺の軋轢が話題になってるというものです。

その際のリストラは武田薬品は全く社外に公表しておらず、

対外的には、人員削減が目的ではなく、

あくまでオペレーショナル・エクセレンスの一環だったと言ってます。

しかし、社員からしたら、

高値でつかまされた数々の大型買収は多額の借金とゴミの塊と言えるのれん代を残し、

武田の屋台骨を支える大型製品はほぼ皆無、

その買収失敗の責任をリストラという形で処理しようとしており、

またそのリストラの手法がえげつなかったという事です。

ダイヤモンドさんが行った取材の元ネタは、

その際に退職して各社に散らばっていった武田の元社員がソースのようですね。

武田薬品が行った具体的なリストラ手法

では、その武田薬品が行った具体的なリストラ手法はどんなものだったのか?という部分ですが、

この手法自体は今後他社でも同じように行っていくのではないか、

製薬業界の人事部が参考にしているという話もあって、いわゆる垂涎の的と言われています。

武田薬品はまず普通に早期退職を公募してしまうと、

優秀な人材から先に応募されてしまうという懸念があり、

会社として切りたい人材が切れないという観点から、

まず最初に行ったのは、「組織改編」を大々的に掲げたそうです。

そして、リストラ前には約1300人程度いた人材の中で、

数百人にしかポストが無い公募を行い、そこで公平性を担保する、

公募は新しいポジションや子会社出向枠などだが、

次のポスト自体を減らすような公募で、優秀な人材はそちらに行かせる、

その選考に漏れた社員には早期退職を選ばせるなど、

社外に自ら出ていくような仕組みを編み出し、

まず公募を募って優秀な人材を社外に流出させるリスクを減らしたそうです。

武田薬品だから成せる技である




ただ、これは外資畑が長い僕からするとただの早期退職だし、

優秀な人材だけは残したいと考えるのは当然のことだと思います。

実際武田の早期退職の際には、約60ヶ月分程度の積み増しがあったそうです。

武田薬品の広報部もオペレーションエクセレンスの一環なので、

決して悪い意味にはならないと言っています。

そもそも、外資系ならこんなコストのかかる、

めんどくさい手法は絶対取らないし、

むしろ武田薬品のような大手のお金を持ってる会社だからできる技で、

もっとえげつない事やってる会社ってあるよねぇとは思います。

ただまぁ新卒で名門武田薬品の門を叩いた人達にとっては、

耐え難い屈辱だったのかも知れませんね。

僕ならそんな会社とっとと辞めてしまえば良いのにと思ってしまいますし、

それが早期退職というタイミングならむしろラッキーだよねとさえ思います。

他の製薬会社のリストラ手法を回想

武田薬品のリストラはあくまでオペレーションエクセレンスの一環として行われているので、

外部に公表されなかったんだと思います。

リストラというのは外部に発表してるものと発表してないリストラがあるし、

ほとんどの場合は早期退職というコストのかかる、

社員の次のステップを応援してくれるような早期退職をしてくれる会社しか、

そもそも公表しないと思います。

僕は今まで早期退職を行なったことがない会社はちょっと注意だよと、

こちらの記事でも書いておりますが、

とにかく製薬企業が行うリストラ手法というのは様々あります。

なんとなく僕が知っているとか、聞いたことのあるリストラ手法を回想してみたいと思います。

最もダメージを受けそうな場所に転勤させる

これは、その社員の地縁や、趣味、家族の状況など徹底的に調べ上げて、

最もダメージを受ける異動先提示して自主退職を促すというものです。

これは文字にして描くとなんか極悪非道のように聞こえますが、

基本的に外資系では、会社として必要ない社員に、

そこがどんな場所だろうと転勤をさせるという次のステップ自体を用意しません。

なので、この手法自体は、内資系の製薬会社で取られている手法だと思います。

PIPに入れる

PIP(Performance Improvement Program)とは、

著しくパフォーマンスの悪い人に退職を促すような研修のことを言います。

内容はこちらの記事で詳しく書いてあるのですが、

成績の悪営業マンとか、単純にパフォーマンスの悪い社員に対して、

宿題のようなものを課してストレスを与え続けて退職を促すようなシステムになっています。

これに関しては、会社として年間で社員の10%程度を入れ替えるという目標設定がされているので、

成績の悪いチームからは何人PIPに入れるなどの目標設定がされており、

PIPに入った人が全員きつい研修を受けさせられるわけではないので、

PIPに入ったらやばいという恐怖感を与えさせて、

他の社員への良い影響を生み出そうという試みもあると思います。

次のステップ(場所)を用意しない

これは上述の通り、外資系でよく用いられている手法で、

PIPに入るのはまだ良い方で、

例えば、営業なのに、担当先を持たせないで自分より若手の社員とずっと同行させたり、

アストラゼネカ(AZ)でも問題になりましたが、

資料の整理などをさせるような部署に追い込み、

自主退職を促すというものです。(いわゆる追い出し部屋というものです)

AZの場合は社員の方が訴えた事で公になりましたが、

ほとんど公にならないですが、

特にアメリカ系やイギリス系の製薬会社でよくある手法だと思います。

家賃補助、日当のカット

これはリストラを促すために行われることとそうでないことがあったりしますが、

例えば、半年後から家賃補助をカットしますとかそんな方針を打ち出すので。

社員の給料というのは法律で守られているのでそこまで落とせませんが、

家賃補助や、MRの日当などはできるので、

その辺をいきなりカットするというものです。

これは外資系でもあるし、内資系(特に小中規模の会社)でもあったと思います。

この手法をとる会社はかなりジリ貧な会社であることが多いと思います。

社員は誰でも良いのでやめてくださいという手法ですし、

とにかく社員は消えても会社は残すという極悪非道だと思います。

こういう会社には入りたくないものです。

最後に

会社というのは、良い時は本当に社員に還元したり、

色々な意味で手厚い対応をしてくれますが、

先行きが悪くなった途端手のひらを返してくるので、

僕は会社や周りの同僚や上司に感謝することはあれども、

あんまり愛社精神というのは持たないようにしています。

早期退職を募集しても良い会社だったり先行きの明るい会社は、

あんまり辞めないので、武田薬品のような手法をわざわざ使うのは、

会社も不安なんだろうなぁって思ってしまいますね。

年齢なんかにもよるんですが、

自分が思ってるよりも自分の市場価値って結構あるので、

しっかり自分の市場価値をはかるための情報はとっておいた方が良いと思います。

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あと、最近ちょっとやってみたんですが、

自分の市場価値を見出すという意味のミイダスってサービスがあって、

やってみたらこんな結果でした。

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いくつかの質問に答えるだけで3分程度で終わるので良かったら試してみてください。

自分今の年収が1400万くらいなので、

市場価値ほどは良い待遇なんだなぁとか、

逆パターンもあると思うので面白いと思います。

ではまた!




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