製薬会社で海外勤務したい場合の現在の最短路線

MRの海外勤務

どうもこんにちは、だいさくです。

沢山いらっしゃるのかどうか分かりませんが、

製薬会社で勤務していて、海外勤務してみたい方って一定数いるのかなと思います。

中々狭き門ではありますが、

海外勤務に関して最近一つのトレンドがあるみたいなので、

今日はその辺に関してご紹介させていただければと思います。

製薬会社で海外勤務したい場合の現在の最短路線




僕も以前の内資系に転職した時は、

「うちは海外勤務できる可能性あるよ!」という言葉につられたのも転職した一つの理由でした。

色々情勢が変わってしまって中々思うようには行きませんでしたが、

やっぱり海外で一度働いてみたいとか、

自分のキャリアを海外で作りたいとかそんな思いを持ってる方もいらっしゃるのかなと思います。

今も昔も海外勤務は内資が王道

昔は、特に内資の会社だったら結構海外勤務できる可能性がありました。

とりあえず、英語さえある程度喋ることができれば、

新卒3、4年くらいで行けることも稀にありましたし、

いずれ海外勤務ができるルートというのが外資よりは確実にあったと思います。

その頃は生活習慣病全盛期で、

生活習慣病に強い内資メーカーが日本で開発した薬剤で成功し、

それを海外でローンチするなどのケースでそのまま海外に飛ばされるという感じだったそうです。

また現在でもOTC系の薬剤や製剤は海外でも引き合いがあるそうで、

もしかしたら医薬よりはOTCとか一般薬の方がその可能性としては高いかもしれません。

減少した海外勤務の可能性

いわゆるプライマリー全盛期からスペシャリティーに移行することによって、

海外勤務の可能性は減少しました。

例えばオンコロジー系の製剤は日本で開発するケースがほとんどなく、

まずは海外で承認になり、日本で小規模の治験を行い、

その後承認になるというケースです。

一部の薬剤は日本発の抗がん剤もありましたが、

それは日本でしか使われない薬剤だったり、

日本人以外では強く副作用が発現したりする製剤でした。

抗がん剤の治験の行いやすさからも、

国内企業の開発品も海外で治験をする流れになっていたのも原因としてあります。

また、各国で自国の人材を雇用してほしいという考えから、ビザの取得が厳しくなり、

日本から人材を送り込むよりは国内企業が海外展開する際に、

人材を現地調達する流れがあったのも理由の一つだと考えられます。

なので、オンコロジー経験しかしてない僕が、

海外勤務をしたくて内資に転職するというのは本当に無謀だったなと思いますし、

最初から無理ゲーな目標だったんだなぁと今にして感じています。

外資系のブランチ採用には今も厳しい海外勤務




ただ、現在でも外資系で海外勤務をしたいと思っても中々難しいと思います。

それは下記の記事でもまとめておりますが、

製薬会社のMRに海外勤務の可能性はあるのか?必要な英語力とは?

外資系の場合は本社が外国なので、日本はブランチになります。

なのでどうしてもブランチ採用の場合だと海外勤務をさせる理由もメリットもありません。

教育の一環として数年間本社で勤務するなどはありえると思います。

ですので現在でも海外勤務の可能性があるとしたら、やはり内資系です。

では、現在どういうパターンか?というところですが、

それが製薬×デバイスだそうです。

製薬経験×デバイス

これまでも製薬会社の投資先が、

デバイス系に移って来ているということをご紹介させていただきました。

以前何かの記事でご紹介させていただきましたが、

東洋経済の4月号がかなり良くまとまっていますのでもしご興味ある方ぜひご一読ください。

週刊東洋経済 2019年4/20号 [雑誌](先端医療ベンチャー)

東洋経済に載っているような壮大な話ではなくても、

アステラスとバンダイナムコが運動支援を促進するためのスマホ向けアプリを共同開発してます。

アステラス製薬とバンダイナムコエンターテインメント 運動支援アプリの共同開発契約を締結

糖尿病患者向けのものですが、

アステラスは経営計画の中でも、医療用医薬品事業で培った強みと異分野(デバイス系)

の融合を掲げています。

また大日本住友がDeawbridge Health,Incとの採血デバイスへの締結や、

大塚製薬の服薬測定ツールのデジタルメディスン、

日本のITベンチャーであるウェルビーと、

内資メーカーが血圧測定に関するアプリの共同開発も行なっております。

こういった治療の手助けになるデバイスの開発だけでなく、

特に精神疾患系はアプリ治療開発が盛んに行われています。

製薬×デバイスは、医療用医薬品ビジネスが中々儲からない昨今、

こういった異分野への挑戦が盛んに行われている事もありますし、

何より開発コストが100分の1程度に抑えられる、

一度開発してしまえば在庫を持たないなど利益率の向上も図れます。

製薬×(何か)は海外勤務の可能性有り

僕はブログがら転職エージェントに30社以上登録しております。

特にバイオベンチャー 系の求人や、

あまりないんですが、未経験でもOKの海外勤務求人は結構敏感に取得しています。

昨今、この製薬×何か(デバイス、IT)で海外勤務の内資求人が上がって来ております。

これはできればMR経験(特にその領域経験)があるか、

もしくは医療用デバイスの経験が優遇されており、

例えばそのデバイスが日本で成功した場合に、

そのビジネスを海外に持っていくため海外勤務を見据えた製薬×デバイスの求人になるそうです。

ちなみに僕が少しプログラミングをやっている事をアピールしたんですが、

IT系の人材は特に欲していないそうで、

あくまで医薬品の営業か、医療機器の営業経験者が良いそうです。

冒頭にもご紹介させていただきました、

以前の日本で生活習慣病の開発とビジネスを成功させて、

海外に持っていくのに似ているのかなと思いました。

やっぱ癌治療に困っている国というのは先進国が多いので、

日本以外の国は生活習慣病やOTCの方が強いんだなぁと思いました。

最後に

僕の会社は海外勤務できる可能性が少しはあるのですが、

大手でスーパーハイスペ以外の人が行けるチャンスってないんだろうなぁと思っていたので、

ちょっとびっくりしてハイテンションで書いて見ました。

実際内資の医薬×デバイスの案件もあるそうです。

ちなみに求人はランスタッドからいただきました。

ランスタッド

ランスタッドは完全外資の転職エージェントで、

登録してから結構経ってから連絡きたんですが、

履歴書や職歴をアップロードしないとお話しにならない感じみたいです。

一応世界で2番目に大きいエージェントで、

元製薬会社の方が担当してくれたりするので面白いと思います。

ではまた!




コメント

  1. […] 以前の記事にて少しご紹介させていただいたんですが、 […]

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