どうもこんにちは、だいさくです。
正直どういった属性の方かはわからないのですが、
製薬会社の本社勤務の年収がかなり検索されておりましたので、
10年以上製薬業界に勤務している私が知る限りで、
製薬会社の本社で働く場合の年収が大体どれくらいになるか?ということに関して、
情報をまとめてみましたのでご紹介させていただきます。
製薬会社の本社勤務の年収は大体どれくらいかまとめてみた!
製薬会社の年収レベルというのは比較的高いですが、
職種によっても差があると思います。
おそらく一番収入レベルで高いのは、営業部門や、事業開発系だと考えられます。
MRでも会社や領域、実績によっては30代を待たずに年収1千万に届く人もいます。
では本社勤務の方の年収レベルというのは大体どれくらいなのでしょうか。
こちらに一覧でまとめてみました。
職種 | 20代 | 30代 | 40代以上 | 備考 |
品質保証(生産管理・品質管理) | 344万〜 | 478万〜 | 600万〜1000万 | 大手外資ほど高い傾向有り |
PV(安全性情報管理) | 400万〜 | 498万〜 | 600万〜1000万 | |
流通政策 | / | 600万〜 | 750万〜1200万 | 内資大手ほど高い傾向有り |
研究・開発 | 467万〜 | 521万〜800万 | 800万〜1500万以上 | 最高は1900万もあり、差が激しい印象 |
MSL(メディカルリエゾン) | 444万〜 | 598万〜 | 700万〜1000万 | 内資ほど高い傾向有り |
人事 | 400万〜 | 524万〜 | 700万〜2000万 | 外資ほど高く、差が激しい |
総務 | 322万〜 | 429万〜 | 522万〜1000万 | |
経理 | 350万〜1000万(年代別情報無し) | 派遣も多い | ||
経営企画・事業開発 | 800万〜3000万以上(年代別情報無し) |
もちろん三役(品責、総責、安責)になると年収は上がりますし、
開発やMSLに関してもマネジャー職や領域によっても変わってくると思います。
あくまで平均的な目安として捉えていただければと思います。
MRから本社勤務になると年収はどう変化するか?
では比較的年収の高いMR職から本社勤務になると年収はどう変化するでしょうか?
まず間違いなく言えることとしては、年収面ではかなり減少すると思います。
会社によってもだいぶ違うかもしれませんが、
日当(年間60万前後)は年収ではありませんが、それがなくなり、
営業手当もなくなります。
例えば社用車と自家用車兼任制度を利用されている方などは、
その補助や駐車場代も自腹になります。
ちなみに僕がMRから本社に移った時、年収面では160万程度減少しました。
プラス日当も無くなったので200万超が収入としては減少しました。
またボーナスも基本的には業績に応じて平均的なボーナスが支給されるので、
MRでいた頃よりは下がった人が多いのでは無いかと思います。
しかし、本社勤務になると宿泊が増えるので宿泊日当が付いたり、
残業代が付く会社もあると思いますが、
それでも減少することは免れないと思います。
MRから本社勤務は「割りに合わない」
上述の通り本社勤務といっても様々な仕事があります。
MRからPV部などに異動した方とかは、ノルマに追われることもなく、
年収は減少するけどQOLが上がったみたいな話を聞いたりもします。
しかし、一般的にMRから本社勤務はマーケティングや、
営業推進、営業企画、営業戦略など、営業にまつわる内勤職に行かれると思いますが、
給料は減少するんですが、激務度は爆上がりします。
フレックス制度を敷いている会社が多いと思いますが、
それでも満員電車に揺られながら通勤することが多いですし、
異動は基本的に電車、仕事は自分発信よりは人から依頼された仕事が多いです。
自分のための仕事よりは人のための仕事をする方が断然多いので、
自分のためではなく人のための人生を歩んでる気がしてきます。
英語はMRの時にやっておくべきです
また人によっては本社勤務になってから、高額な英会話教室に通ったりするので、
自己投資のお金も増えると思います。
僕はMRの時というか、最初に働いていた小さい商社にいた頃から英語はやっていたので、
今英語を勉強する時間を確保しなくて良いという状態は本当に良かったと思います。
これで英語の勉強も今しなければならないと考えると、
ちょっとかなり心身ともにまずい状態になりそうです。
少し本題と外れますが、
英語って自分の上司やそのまた上の上司の英語レベルが大したことなかったり、
自分が所属するリージョンが非英語圏の国ばかりだったりすると、
みんな英語下手くそなので結構気楽だったりする印象です。(あくまで印象)
僕の今の上司もとりあえず、
今の日本の状況を英語で説明できること、
質疑応答ができること、それができればOKと言ってくれているんですが、
それがバリバリ英語喋るような上司だと結構きついんじゃないかと感じます。
それでも行ってみた方が良い本社
この辺はそれぞれの価値観によるんだと思うんですが、
僕は将来BD部門に行きたいという目標があるので、
本社勤務したいと思っていました。
本社に入ってみると本当に様々な部署があって製薬会社が成り立っているんだなぁと思います。
自分の会社が今何を考えていて、
世界的にどういうポジションにいるのか?ってのも敏感になれるのかなと思います。
ずっと本社にいようと考えなくても、
一度本社勤務をしてから現場に戻るのも何と無く良い相乗効果が得られると思います。
てかそんなこと考えられる余裕が無いくらい忙しいのは忙しいです。。。
気づいたら朝から晩まで働いて、一体俺はなんのために生きているんだとか思ったりして(笑)
ではまた!
コメント