どうもこんにちは、だいさくです。
マルホさんの実施されていた、ネモリズマブが国内Phaselll試験で、
主要評価項目を達成しましたね。
僕は、マルホさんとお話しする機会がちょくちょくあって、
個人的に思い入れがあったので、今日は、
マルホさん良かったねと言う気持ちでネモリズマブについて書いてみたいと思います。
ネモリズマブが国内P3試験で目標達成！マルホさん良かったね！
実は僕自身が子供の頃結構アトピーで苦しみまして、
今は全然良い状態なんですが、
僕の妻も子供の頃アトピーだったんですよ。
んで、自分の子供もそうなのかなぁなんて思ってたら、
やっぱ赤ちゃんの頃からアトピーが結構ひどかったんですよね。
赤ちゃんの時もですが、
引っ越ししたり、何か環境が変わるたびに出たり出なかったり、
ひどい時の状態は本当にかわいそうだし、
膝の裏とか、肘のあたり、うちの子は目の周りにもひどいアトピーが出てしまうんですよね。
子供もつらいんだけど、嫁さんもつらいんですよね。
夜中に「かゆい、かゆい」って言って起きてきて、さすってあげて、、、
アトピーの苦しみはアトピーの子しかわからない
アトピーってアトピーじゃない人にはやっぱわからない苦しみなんですよね。
うちの子供も学校とか習い事とかでからかわれます。
「なんでそんなカサカサなの？」とか、
「保湿しろよ」とか、、、
ここでは書きたくないような言葉とかも言われたりします。
正直、すげームカつくし、明らかに悪気のある言い方する子供とかだと、
マジのゲンコツしたくなります。
なので、ネモリズマブの存在はずっと知っていました。
ネモリズマブの概要
ネモリズマブは、中外製薬さんが創製した、
抗IL-３１レセプターAヒト化モノクローナル抗体です。
ネモリズマブは今回国内P3試験で主要評価項目を達成しました。
対象となるのは13歳以上で、
中等度以上のそう痒（そうよう、と読みます。かゆみのこと）を有する、
アトピー性皮膚炎の患者さん215名。
ネモリズマブ投与１６週間後の有効性と安全性をプラセボと比較するというものです。
その結果、ネモリズマブは１６週間後のそう痒VAS変化率に統計学的有意差が認められました。
VASに関する詳細や、EASIと言うアトピーの重症度を表した評価指標に関しては、
マルホさんのプレスリリースをご参照ください。
アトピー性皮膚炎を対象としたネモリズマブの 国内第III相臨床試験(比較試験)で主要評価項目を達成
僕とマルホさん
マルホさんといえば、ヒルロイドですよね。
女性が美容目的で処方を受けてるんじゃないか？？みたいな話もあったりの、
あのヒルロイドです。
僕は子供用に処方してもらってたんで、マルホさんのことは、
ヒルロイドで知ってました。
でも、抗癌剤の副作用で皮膚障害って結構出ると思うんですが、
そう言った啓蒙活動のためか、
アポイント待ちしてる時に自分の次がマルホさんだったことが何回かあって、
僕は結構マルホさんのMRの方と仲良かったんですよね。
結構若い方が多くて、
アトピーの話したり、副作用対策の話させてもらったりしてました。
まぁ主には子供のアトピーの話だったりしたんですが、
逆に子供のアトピーの場合は保湿や、
ステロイドやらない方が良いケースもありますよと、
教えてもらったりして、僕の子供はいわゆる脱ステ、脱保湿で、
かなり改善したりもしました。
マルホさんの印象
なので、マルホさんには個人的に結構感謝しておりまして、
とても若くて優しい方だったんですが、
そんな思い出があるので、マルホさんがネモリズマブの販売権を獲得してることを聞いた時は
とても嬉しかったです。
やっぱ売れてるのがヒルロイドで、
これも後発品が出てるので、結構厳しいんですよ〜なんておっしゃってたので、
なかなかのピカ新っぽい薬が出てきたので本当に良かったと思います。
ちょっと言いたい事あり
ただ、ちょっと言いたい事というか、
なんでこの薬の対象年齢が13歳以上なのかなと。
アトピーで苦しんでる人って主に子供が多いし、
もちろん重症化する患者は13歳以上にいるのかもしれないけど、
対象はあくまで中等度以上のアトピー患者なわけで、
なんで13歳以上なのかなと。
投与が皮下投与なのはまぁしょうがないとしても、
対象が13歳以上というのがどうもビジネス的にもったいないという気がするし、
僕や僕の妻の友人にもアトピーの子供を持つ親が何人かいて、
その子供はみ〜んな10歳くらいなんだよね。
逆にアトピーって体から油分が出てくると改善される傾向にあるので、
体から油分が出始める13歳くらいになると治ってるケースも多い。
一番苦しむのは10歳くらいなんだとおもうんだよね。
アトピーって結局問題は痒みですからね。
痒くなければ、かかないから重症化しづらいと思う。
ボリボリ掻いてしまうから良くないわけで、
その痒みを我慢できない年齢の子に投与できなくてどうするんかね。
最後に
まぁ申請は今回の試験の結果だけでなく、
他に行われている試験の成績等も含め行われるとされているので、
少し申請内容は変更されるかもしれませんね。
とにかく、マルホさんおめでとうという気持ちと、
やっぱ中外ってすげ〜って気持ちと、
これで日本のアトピー患者さんの苦しみが少しでも減れば嬉しいという気持ちです。
んじゃまた。
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