どうもこんにちは、だいさくです。
MR認定試験の勉強されていますか?
僕は中途入社で入ったので、
即戦力、説明会、講演会、ノルマ・・・ほとんど勉強できませんでした。
僕はマジメな話3週間しか勉強しませんでした。
その時の勉強法をまとめた記事がこちらになります。
ただ、昨年(2017年)からだいぶ認定試験の難易度が変わってきていますね。
今日はMR認定試験の難易度と勉強方法について最新版という形で
書いていきたいとおもいます。
MR認定試験の今までの難易度
MR認定試験の難易度は昨年の2017年から明らかに変わりました。
今までは、医薬品情報・疾病と治療・医薬概論の全ての教科で、
80%以上の正答率であれば合格するというボーダーラインが引かれていました。
もしくは、80%以上に届かなくても、
上位80%に入っていればその教科は合格するというものでした。
なので、今までのMR認定試験の難易度は、
医薬品情報230点中176点以上・もしくは全体の上位80%
疾病と治療300点中203点以上・もしくは全体の上位80%
医薬概論で230点中176点以上・もしくは全体の上位80%
これが今までのMR認定試験の難易度です。
ですので、必然的にMR認定試験の合格率というのは大体80%になるような
システムとなっていました。
そもそもこの試験は合格してもらうための試験です。
国家資格でもなんでもないですし、
極端に合格率を落としてしまうと、
製薬協会に加入している製薬会社から強いクレームが行くそうです。
ただの通過点であるMR認定試験をそんなに厳しくしてどうするんだ!と。
MR認定試験の現在の難易度
ではMR認定試験の現在の難易度はどのようになっているのでしょうか。
現在のMR認定試験の難易度は、MR認定センターの情報を見てみると、
上述したような今までの難易度から「上位80%」という文言が記載されていません。
医薬品情報230点中176点以上
疾病と治療300点中203点以上
医薬概論で230点中176点以上
なので、基本的に全ての教科で8割以上の正答をしなければならないと考えられます。
MR認定試験対策のミクスの講師などは、
毎年毎年認定試験の問題は異なっており、
極端に難しい年もあったり、
極端に簡単な年もあったりするとおっしゃっています。
ですが、一律8割以上の正答となると合格率は年度毎に変わってくるかもしれません。
MR認定試験の難易度はなぜ変わったのか?
MR認定試験の合格率は2016年までは全体で80%前後で推移していました。
しかし、2017年からいきなり69.8%まで落ち込みました。
第24回MR認定試験 合格率は69.8%、過去最低 新規受験者合格率は80.1%、3.9ポイント減
新規受験者の合格率は常に90%以上でしたが、それも80%まで落ち込んでいます。
ここにきて難易度がガラッと変わった理由は3つあります。
1、卸受験対策
これは文字通り卸さんにMR認定試験を受験してもらうことに対する対策です。
これはもちろん医薬品卸の方でもMR資格を持っておいて、
転職での市場価値をあげたいと考えている人もいらっしゃいますが、
その多くは製薬会社が中の良い卸さんに
平均点を下げるために受験させていたことが理由です。
そそのため全く勉強せずに平均点を下げるためだけに
受験している卸さんに対する対策でもあります。
なのでこういった手法は今後使えません。
2、MRの人数を絞るため
実はMRを一時期ドロップアウトしてる元MRの方が受ける補完試験というものがあります。
これは例えば、会社の中ですでにMRではないけどのちに
MRになる可能性のある人が受けていたり、
産休中の女性が受けていたりするものです。
元MRの人がまだMR認定証を保持するために受けるオンラインの授業とテストです。
そのMR補完試験の難易度がめちゃくちゃ上がっているのです。
現在MR資格を保持しているけどMR業をやってない方達の
MR認定証の更新の難易度をあげています。
これは製薬業界全体の流れでもあり、
MRの人数をこれ以上増やしたくないという業界のトレンドの一環として、
新規受験者の合格率も下げようという目論見が関連しているのではないかと考えられます。
3、相次いだ製薬会社の不祥事
3つ目が、製薬会社の相次いだ不祥事です。
副作用報告の遅延、MRの臨床試験への介入、
プロモーションに関する違反など、
ここ数年間で製薬会社の不祥事が相次ぎました。
MRの登竜門でもあるMR認定試験の基準を厳しくするというのは、
それなりに理にかなった事だと考えられます。
MR認定試験を合格するための効果的な勉強方法
MR認定試験を合格するための勉強方法は一つしかありません。
たった一つです。
MR認定試験の問題は全て教科書から出る
まずMR認定試験に臨む前に必ず覚えておかなければならない事として、
MR認定試験の問題は全て教科書の中から出るという事です。
1問として教科書以外から出る問題はありません。
なので極論としては、教科書の内容を全て覚えておけば全部の問題が解けます。
MR認定試験に合格する効果的な勉強方法はたった一つ
MR認定試験に合格する効果的な勉強方法はたった一つです。
それは、過去問を解きまくる事です。
とにかく色々な過去問題を解きまくる以外には無いです。
本番の問題では、解いたことのないパターンの問題も出てきます。
でもそれはみんな同じです。
みんなが解いたことのない問題です。
でも、会社からもらった過去問題だけをやっていたら解けません。
そしてミクスオンラインの問題だけやってても解けません。
MR認定試験の問題は毎年違いますので、
様々な種類の過去問を解きましょう。
すでに2018年版の新しいものもしっかり出ていますね。
たくさん過去問を解いた人が勝ちます。
過去問題を解くコツ
過去問を解くにあたってのコツがあります。
それは一気に全部とかないことです。
特に最初は10問単位か多くても20問単位で解いたほうが効率が良いです。
その都度わからなかった問題、
合っていたけど勘で解いた問題はしっかり見直して、
その都度しっかり理解をした上で次に進みましょう。
ただ、上述したように問題は全て教科書の中から出題されますので、
過去問に取り組む前にしっかり教科書は全部読んでおいた方が良いと思います。
答え合わせをする過程で必ず教科書をしっかり読むことになるので、
どこに何があるかということや、
全体像をしっかり把握するためにも教科書は一度全部しっかり読んだ方が良いと思います。
MR認定試験はただの通り道
MR認定試験の辛いところは、
ほとんどの人が受かるってところなんですよね。
受かって当たり前、ただの通り道、
受からなかったら自分の評価が減点されてしまうので、
その辺が辛いところですね。
僕は本当に3週間勉強しただけで受かりました。
むしろ2週間経ったあたりで、
模擬テストの点数は新卒入社の方と同じくらいの点数になっていました。
ただ、特に合宿中は18時間くらい勉強してたと思います。
集中力が物を言うのがこの認定試験です。
中途入社の方は勉強時間が思うように取れなくて厳しいと思いますが、
とにかく!しっかり教科書を全部読んで、
あとは色々な種類の過去問題集を解きまくることです!
陰ながら応援してます!
頑張ってください!
コメント
私は3科目に集約されて最初の年に受験しました。ですのでそれまでと傾向も対策も異なるので相当辛かったです。
私も中途でしたので、ほとんど勉強する時間は与えられず、自主的に営業活動をセーブして勉強時間に充てました。いわゆる大人の対応というやつです。
むしろコレに受かることが一番の仕事だと割り切り、試験の1ヶ月前から目先の実績は完全に後回しにしましたね。
1つ付け加えるなら、疾病と治療だけは根本的に理解できるように勉強する必要があります。
残りの2科目は暗記で何とかなるのですが、疾病と治療だけは抜本的な理解をしていないと、小手先の暗記では通用しません。
ですので、とにかく文系の方は疾病と治療を早めにコツコツと準備した方が間違いないです。間違っても直前の2〜3週間勉強すれば大丈夫とかいう先輩達の言うことは信じてはダメです笑
昔とは基準も難易度も変わってるんですから
まぁ2ヶ月くらい前からちょろちょろ教科書読み出して、
1ヶ月前から過去問解きまくるくらいがちょうど良いかもですね!