MRの接待に「抜け道」があるって本当?現役社員が答えてみる

MRと接待

どうもこんにちは、だいさくです。

なんか、今だにMRというと「接待」というイメージを持ってる方がいるみたいですね。

とっくのとうちゃんに接待は無くなっているんですが、

年に何回か、週刊誌や、ネット記事にMRと接待に関する嘘情報が流れます。

これまでもMRと接待事情に関する記事は書いて参りましたが、

今回はMRの接待に抜け道は本当にあるのか?というテーマで書いていきたいと思います。

MRの接待に「抜け道」があるって本当?現役社員が答えてみる




MRというと「接待」、ご近所さんに「MRやってます」というと、

「接待大変でしょう?」というテンプレートのような会話があったのも

随分懐かしくなってきましたが、

いわゆるMRが行ってきた「接待」は2012年4月から禁止されてます。

製薬会社MRの接待事情を現役MRが書く!

ただ、その当時はまだ1人あたり5千円までの接待が可能なのは可能で、

5千円接待をやってる人も中にはいたと思います。

現在ではまずいないです。

MRの接待を振り返ってみる

僕自身が製薬業界に足を踏み入れた頃はまだ接待が可能だったし、

僕自身はお医者さんへの接待が大好きで、結構やってました。

僕は異業種からMRになったので、

MRになる前までは、お医者さんとお話しする機会なんてほぼ皆無な人生を過ごしていて、

とにかくお医者さんとお話しするのがすごく好きでした。

たまに看護師さんを連れてきてくれて病院内の事情とか、

普段知り得ない事を知ったりできることも異業種から転職してきた僕にとっては、

全てが勉強になっていたと思います。

MRと接待の記事を書くたんびに、

(いや〜接待も悪いもんじゃないんだけどなぁ)

とか思ってる自分がいるのは大きい声では言えません。

僕がMRになったのは2010年頃で、接待は可能だったんですが、

二次会なんかはすでに禁止されていたので、

基本は1次会で終わってましたし、

外資系のオンコロジーだったので、

そもそも接待に対する社内コンプライアンスが厳しかったのもあって、

とても健全なお食事会という感じでした。

お医者さんから特段何か嫌な目にあわされたこともなかったし、

むしろとても紳士的で、優しい先生や尊敬できる先生ばかりでした。

むしろ接待がなくなったことは僕個人にとってはとても嫌でした。

とにかくMRはもう接待してない

僕は個人的には接待が大好きだったのですが、

接待が嫌という理由でMRにならない方も一定数いたみたいなので、

女性の場合は確かに気持ちは理解できるし、すでに接待はできないこともあって、

全体的なMR数は減少してますが、女性MRの数はほんの少し増えているという現状も、

その辺が理由なのかなとは思います。

とにかくMRの接待は完全になくなったと考えて良いと思います。

なぜMRの接待に抜け道があると思われてるのか?

では、MRの接待はなくなったのに、

まだMRの接待には抜け道があって、MRはまだ医師に接待をしていると思われているのは、

なぜなのでしょうか?

その理由は大きく分けると3つあるようです。

1、接待規制は自主規制だから

接待規制というのは製薬業界が勝手に敷いている自主規制だと言われているみたいです。

確かに接待規制というのは、法律ではなく、

メーカー公取協が製薬協の動向を見て、

その透明性を担保するために定めたものなのですが、

それは自主規制ではなく、メーカー公取協が定めているので、必ずしも自主規制ではなく、

国の定める機関が発行しているので強制力は非常に強いです。

というより絶対です。

もしMRが接待をしていて、それが判明したら、外資だったらクビになりますし、

内資でもクビになるか、何かしらの処分は受けると思います。

その会社自体が非難されますので、

自主規制だから別に従わなくても良いという解釈は全くありません。

そもそもそんなリスクを冒してまで接待してもあんまり意味ないです。

2、慰労会の存在




2つ目は慰労会の存在です。

慰労会というのは講演会や社内の社員向けに医師が行う勉強会の後に、

慰労として飲食をする事を言います。

この慰労会を接待の抜け道と表現する人がいるんですが、

確かに慰労会というのはただの接待だとは思います。

ただイメージするような華美過大なものでは全然なくて、

普通のお食事会です。

また一時期、接待目的のために医師の社内向け勉強会を開催しまくっている人がいるという噂があったらしいですが、

多くの製薬会社では医師1人あたりの慰労会の開催回数は定められていて、

年に多くても3回くらいだと思います。

ちなみに僕が以前働いていた内資は年に2回まで、今の会社は1回までとされてます。

外資系ではそもそもこの慰労会自体を禁止してる会社も多くあります。

なのでこの慰労会は接待の抜け道ではなく、やはりあくまで慰労会です。

そもそも接待できなくなったから慰労会やりまくって、

処方増やそう!と考えてる人が本当にいるんだったらそれはもうただのおバカなのです。

3、接待という名の研究費助成

最後がこちらなんですが、

接待がなくなった代わりに、大学や専門施設にお金を入れまくってる、

それを間接的な接待だ!という人がいるみたいです。

マジでそんな人がいるみたいなんです。。。

この業界をご存知の方は、ちゃんちゃらおかしいというのは分かると思うんですが、

そもそも接待同様、研究費助成もできにくくなってます。

完全にできなくなってるわけではありませんし、

昔は営業目的で戦略的に研究費助成(いわゆる寄付)を行なっていた時代もありましたが、

そんな時代はとっくに終わり、

寄付も一時期の4分の1位の規模になっているようです。

むしろそのせいで大学などの研究期間が介入試験を行えなくなって、

日本から報告されるものの7割が観察研究になっているという、

日本の医療業界の未来が非常に危ぶまれる状況になっています。

医師側が寄付に関して規制緩和を求めているという話を聞きますが、

製薬企業からすると寄付というのははっきり言って全然やりたくないし、

メリットがあまりないので、多分これは復活しないと思います。

なのでそもそもどんどん削減されている寄付にたいして、

間接的な接待という表現をする事自体が、

全くもってこの業界を理解してない人が言ってる事だと思います。

最後に

とにかくMRは接待はしてません。

MRは接待がなくなったらしいけど、抜け道があって、

まだめっちゃ接待やってるらしいよ・・・というのは全部嘘です。

接待の抜け道なんて存在してませんし、もうそんな時代は終わっております。

製薬企業から支払われる謝礼金にも最近メスが入っているようですが、

あれもあくまで医薬品の適正使用を目的としたものに支払われる、

労働の対価なので、ちょっと違います。

その辺はまた書いていければと思います。

ではまた!




コメント

  1. 独身MR より:

    たまに慰労会とかやると意外に面白いし、先生の本音というか、普段はなかなか聞けない話や人間性を見聞きできるから有意義ではあるんですけどね。
    もちろん関係性も深くできるし。
    まあ接待ありきだと、それはそれで毎日辛そうですけど。

    私も接待が無くなると分かったからMRになったクチですけど、最近の若手はそういう酒席が無いのが普通になってて、そういう場でのマナーや立ち居振る舞いなんかが疎か、というか全く知らない、学ぶ場もないから少しかわいそうだとは思いますね。

    • 大作 大作 より:

      そうなんすよね。
      正直何でもありでやっていた頃の方が断然スキルはつきましたからね。。。

      何とも言えませんなぁ。。。

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