どうもこんにちは、だいさくです。
「MONITARO(モニタロー)」がPR.JOY有料化に伴って、
どんどん勢力を拡大しているようですね。
モニタローを運営するHCMJのHPにも下記のような内容が記載されています。
下記抜粋です。
”他社サービスの有料化に伴い製薬業界及び病院で大きな波紋になっているかと存じます。これを受け多くの病院(薬剤部)及び製薬会社様からも切実なご要望を頂戴いたしました。その結果無料のコミュニケーション機能であるMONITARO-Liteを新たにリリース致しました。健全な病院サービスと費用のあり方に関して憂慮されておられる病院関係者様、製薬各社の皆様に置いて新たな選択肢になると思います”
完全にJOYのサービスと料金設定をdisってる感じに見えますし、
多くの病院と製薬会社とはどこだろうか?とか思いながらですが、
今後有料化も視野に入れてる(すでに通常版は年間5千円)事がほのめかされているので、
今日はモニタローについて思った事を書いていきたいと思います。
業界席巻中!モニタローはPR.JOYになり変わるか?
JOYの料金設定や、対応方法、サービスのあり方に不満を持っていた方が多かったせいか、
あくまでJOYと比べると対応方法に好感が持たれていそうです。
ただ後述しますが、運営するHCMJの業務は完全にJOYの二番煎じのサービスを作って、
参入してきた新興企業で、苦労してJOYが切り開いた環境をそのまま奪っていくだけなので、
当然料金設定などは安く設定できるわけです。
後医は名医と同じ理論でJOYのやり方を真似て、悪いところを改善してるので、
好感が持たれているのかなとは思ったりします。
HCMJの創業者は元ジョンソン・エンド・ジョンソン
社名:ホスピタルコンプライアンスマネージメントジャパン
本社:東京都千代田区
設立:2019年4月
社長は小島孝二さんと言う方で、メリルリンチの日本法人で営業をされたのち、ジョンソン・エンド・ジョンソンに営業として転職され、その後マーケティングを担当。2019年にHCMJを設立されてます。下記HPに載っていたお写真になります。
HCMJ自体は元々モニタローをきっかけに創業されたのですが、最近ではAIロボットを活用したコロナ感染管理ソリューションを提供した事で、日本赤十字の下間教授が環境感染学会でHCMJの感染対策や訪問管理が有用である事を報告された事が非常に注目され、テレビ出演もされておりました。
モニタローのサービスは結構エグい
モニタローは展開してるサービスはJOYに似ているわけですが
僕自身は現役でMRをやっていた時にモニタロー導入施設を担当した事がなく、
導入してる施設の担当者に聞いたら結構エグいと言うか、
どこで何をしてるか全て薬剤部にわかるようになっているんですよね。
一度訪問の手続き(スマホでピッとするだけ)をすると、
GPSでどこにいるか丸わかりになるようで、
このメーカー、〜教授のアポだけなのに違う階の医局にも行ってる!
みたいなのがわかっちゃうらしく、結構やりづらいらしいです。
なので、JOYがまだ無料だった時にあえてモニタローを導入する施設は、
特に訪問規制が厳しい施設というイメージがありました。
あと訪問したら訪問したかどうかが上司やリーダーに通知がいくので、
まぁ上司がうるさい人だとちょっとめんどくさいですかね。
ただ、この技術がHCMJの特徴で、
それを使って医師の勤怠管理システムが運営されていたり、
今回のコロナ禍で、医療従事者がコロナに感染した場合、
誰がどこで感染して、その感染者はいつどこで誰と接触していたか?が、
わかるようになったという優れた技術なのです。
それは結構評判良いような事が書かれていました。
病院の勤怠管理システムを製薬会社が払うのは普通?
冒頭にもお伝えしましたが、モニタロー通常版は年間5千円かかります。
しかし、このLite版は無料なのですが、今後は有料になるような事がほのめかされており、
これはあくまで僕のブログを読んでいただいた方から教えていただいた事なのですが、
以前僕がJOYの有料化について書いた記事の中で、病院の業務改善システムのお金を何故製薬会社が払わねばならぬのか?と書いたんですが、それを読まれていたのか、アメリカでは病院の訪問管理システムはメーカーの登録料で運営されている事がHCMJの中で書かれているんですよね。
アメリカでは本当にシステム料を製薬会社が払っているのか?
これはアメリカでは普通にメーカーの登録料で運営されてるよ〜、
だからあれこれ考えずに日本でも払おうよ〜という感じに見えるわけですし、
このLite版もJOYの低迷を気に一気に導入を図りその後有料化する事は見えているわけですが、
アメリカでは訪問管理システム料は本当に製薬会社が払っているのでしょうか?
僕は一度だけですがアメリカの病院にお邪魔した事があって、
当時訪問管理システムには自分自身かなり興味を持っていて、
その時は確かIdentiSysの訪問管理システムをその病院は採用してました。
IdentiSysの訪問管理はあくまで病院側が外部業者や、
患者及びその家族の訪問管理を行う目的で導入されているわけですが、
これに関しては病院側が負担して導入しています。(金額は非公表)
この機能は外部業者だけのシステムではないですし、
あくまで僕が訪問した病院の一つでしか無いのですが、
他にも鬼のようにググってみたんですが、
アメリカの病院の訪問管理システム費用を、
メーカーが払っているという事実が記載されている内容は検索でヒットしませんでした。
むしろモニタローが本当のことを言っているのかリファレンスを知りたいですね。
そして何分のなんで導入されているなど、そのビジネスモデルに興味が湧いてきますね。
そもそもそういう問題じゃない
ただ、アメリカでは普通にメーカーが払ってるからという事は関係ないわけで、
そもそも製薬会社がお金を払う理由が無いというのがそもそもの問題で、
アメリカが払ってるからどうのというより、
結局それを払うか払わないかは製薬会社が決める事で、
そこにしっかり価値がないとそれ相応のお金は払えないんですよね。
細かい違いはあれど、モニタローはJOYのサービスの後発なので、
開発費用やコマーシャルの費用も安いことを考えるとそこまで高いお金ではないと思うんですが、
どうなんでしょうかね。
最後に
なんというか、結局JOYの有料化によって一番被害を受けているのは病院の薬剤部ですかね。
単純にめんどくさいだろうなぁと思います。
正直JOYよりも投資金額や開発費用は格段に安いので、
料金設定は安くできると思うんですが、
個人的にはJOYがかわいそうだなぁとは。。
色々とご意見あるとは思いますが・・・
ではまた!
コメント