CSO(コントラクト)MRになる7つのデメリットとは?

コントラクトMRのこと

どうもこんにちは、だいさくです。

CSO(コントラクト)MRになるメリットを赤裸々に書いてみる!

先日、CSOMRになるメリットを書かせていただきました。

メリットの部分でも書かせていただきましたが、

昨今の医薬品業界は再編も多いですし、

業界自体が今後の行く末を模索しているような状況です。

そんな中、m3やメドピアのようなオンラインの情報提供、

JOYなどの隙間産業もどんどん生まれています。

CSOは海外でも注目されていましたが、

日本においても根付いていて、今後の成長産業の一つと言われていますし、

今後はどんどん人数も増えていくのではないかと予想されていますね。

CSO(コントラクト)MRになる7つのデメリット




今回はデメリットを書いて行きますが、

デメリットに関しては、人によってはそれがメリットになる事もありますし、

文字通りデメリットになる事もあると思います。

その辺りを踏まえて読んでいただければと思います。

デメリット①キャリアの自由が効かない

コントラクトMRになると、実力のあるMRほど、

そのCSOの会社から社員への誘致を禁止するようにメーカー側へ申し立てがされています。

そのためその人自体が今派遣されているメーカーが魅力的だと思ったとしても、

その人が優秀であればあるほど社員へのお誘いをすることができません。

しかもそれを知らされてない事も多く、

なんで他の人は社員への誘致をされているのに、

自分はされないんだろう?と疑問に思ってる方もいらっしゃったりします。

しかも、CSOの会社をやめて少なくとも1年間くらいは

派遣された会社への転職を禁止されていたりもするので、

そういった意味ではキャリアの自由がメーカーの社員よりも、

効きづらいのではないかと感じています。

デメリット②メーカーのかかるコストが高い

これはあくまでメーカー側から見てになってしまいますが、

コントラクトMRの方を採用するに当たってのコストはかなり高いです。

年収にしたら普通の若い26歳くらいの人間を社員として雇った方がよっぽどやすいです。

26歳の方の年収が600万だとしたら、

同じ人材をコントラクの会社から雇おうと思ったら、

2000万近いコストが必要になります。

CSOの会社を通しているのでしょうがない部分ではあるんですが、

例えば経費にしても、コントラクトMRの方が使用した経費が例えば月に100万円だった場合、

まずCSOの会社に100万円を請求します。

その後その100万円がメーカー側に請求がくるのですが、

手数料として会社によりけりですが、5%程度上乗せして請求されたりするわけです。

経費はメーカー側に直接請求してもらう事も可能ですが、

そういった手間を行うことによる余計な経費負担もありますので、

自社で社員を雇った方がよっぽど安上がりなのは安上がりです。

またコントラクトの方からすると日当などがメーカーの社員の場合は、

給料とは別に月に6万円程度支給されていますが、

CSOの会社を通すので、

社員に支給される日当はそこから半額くらいになってしまうことも多いのです。

お金という面ではメーカーにとっても

コントラクトMRにとってもデメリットになると思います。

デメリット③容易に社員にできない

これは1番のキャリアの選択自由が効かないというところと似ていますが、

当然社員への誘致は辞めてくださいと言われている人を社員にお誘いすることはできません。

しかし、未経験から挑戦した若手の方で非常に優秀な方で、

そういった契約をしてないようないわゆる掘り出し物の方でも、

社員にすることによって、大体年収の3割から5割くらいのお金を払わなければなりません。

派遣社員として働いていてもらって、

そのままメーカーの社員になってもらうというのはOJTの観点でも非常に楽ですので、

それくらい払うメリットはありますが、

ちょっと高い買い物になってしまうことがあります。

デメリット④メーカーの社員よりも成果主義

メーカー側がコントラクトMRを採用するに当たっては、

まず期間を決めてから、あとは、

「この期間の間にこれくらいの成果をあげられる人材をお願いします」

という感じでお願いすることが多いです。

しかも、CSOの上司の方も、正社員を採用するより、

弊社のコントラクトを採用した方が数字が上がります!みたいなプレゼンをされます。

実際、

正社員VSコントラクト、

CSOのA社 VS B社ではどちらの方が数字を出すか?

みたいなプレゼンを何回も見たことがあります。

実際にメーカー側もそういう資料から採用を決める会社も多いです。

メーカーで働いてる人間よりも数字としての指標を重視することが多いです。

出した数字が全てになってしまうので、

成果主義という意味のプレッシャーではメーカーの人間よりも厳しいと思います。

もちろん産休中の方の代わりで取り敢えずという形もありますが、

それでもその前任者より数字が良いか悪いかなどは結構見られていることが多いと思います。

デメリット⑤Replaceされるとキツイ

上述のようにCSOの会社とメーカーは基本的に期間を絞って契約しています。

例えばこの領域で1年間もしくは2年間お願いしますという形です。

その際に取り決めらされた数字が著しく悪かったり、

行動評価も悪かったりすると、「Replace」といって、

配置転換をされてしまいます。

契約期間は絶対に守らなければならないので、

CSOとの契約期間は守りますが、その間に人は何人変えても良いのです。

ただ、一度Replaceされてしまうと汚点になってしまいます。

会社によってはReplaceを3回された社員はいわゆるPIPのような

研修システムに入れられてしまう事もあるので、

メーカーの社員よりも成果と行動評価というのは大切になります。

デメリット⑥評価が2重




これは会社にもよるんですが、

コントラクトMRの方のマネジメントはしないという会社もあります。

しかし、大手の製薬会社の場合はコントラクトMRの方の上司は、

派遣されているメーカーの上司とCSOの会社の上司2人いるような形になります。

そのためどちらにも気を使わなければなりません。

外資系の場合は数字などを相対評価していくケースが多いですが、

内資の場合は多少数字が良くても悪くてもメーカー側の

上司の評価に依存してしまうことがありますので、

その辺は若干面倒です。

デメリット⑦単純に仕事が大変

これもまた会社にもよるんですが、

平日はメーカーのための仕事をしなければならないので、

CSOの会社で受ける研修とか、会議を休日にやる会社もあります。

ほんの少し前まで土曜日にやっていた会社もあったりするそうですが、

最近はWEBとかテレカンになることが多いとのことです。

また勉強も今いる会社の次の会社でやる製剤の勉強をしたりすることもあるので、

単純に勉強もとても大変だと思います。

慣れてしまうと大したことないと言う方もいらっしゃるので、

その辺はなんとも言えませんが、

私は大変そうだなと感じました。

最後に

いかがでしたでしょうか。

デメリットといってもそこまで大したデメリットはないと思います。

成果をしっかり出すために邁進することができれば、

メーカーよりもキャリアの選択肢も今後は増えてくるのではないかと感じますし、

実際私の会社でもメーカーに行くよりいまの会社(CSO)で出世していきたいと仰る方も、

沢山います。

間違いなく以前よりも魅力的な業界にはなってきているのではないかと思います。




コメント

  1. 独身MR より:

    コントラクトMRも、正直いつまで続けられるかなと思うのが正直なとこではあります。(メーカーでも同じでしょうけど)
    毎年行われる会議でも、見知ったMRがどんどん辞めていっている(メーカー転籍、転職)のが事実で、5年以上在籍しているMRは完全にベテラン枠といった感じです。

    個人的には40歳ちょいまではコントラクトMRで続けられるとは思いますが、それ以降はマネジメントなり何なり、現場以外での価値を見つけないと厳しいやろなと思ってます。

    • 大作 大作 より:

      メーカーMRも今までは40歳以上でも続けられたと思いますが、今後は難しいでしょうね。
      コントラクトMRも厳しいんですね。。
      僕も大手の外資にいた時は3年くらい働いたら完全に中堅になってましたね。。

      変化がないよりは変化してる方が面白いですけどね。

      いつもコメントありがとうございます!

      お互い頑張りましょう!

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