みなさんこんにちは。
現役MRのだいさくです。
ここ最近インターンで薬学部の生徒と同行する機会が多かったのですが、
結構MRの仕事に対して先入観だったり、
大きく誤解してるな~と思うことがありました。
これは以前に、薬剤師向けにMRの仕事とは?
という説明会を行ってきた時にも同様にMRをメチャクチャ誤解してるんですよ。
今後、薬剤師からMRへの転職を考えている方に、
少しでもMRの仕事がどういうものか、
薬剤師がMRに対して誤解してることはどういうものかを
中心に今日は書いていきたいと思います。
薬剤師からMRに転職したい人が誤解してる3つのこと
それは大きく分けると3つ です!
1、MRはみんな一緒じゃない
2、接待も悪くない
3、最初に選ぶ職種は重要じゃない、ということ
1、MRはみんな一緒じゃない!
MRはひとくくりに全て同じじゃなく、
扱う薬によって取るべきアクションが大きく変わってきます。
例えば、今まで治療薬が無かった疾患の薬や治療薬はあっても
その疾患の中で№1の薬を扱うMR
(オンコロジーMR、CNS、希少疾病系 etc)はとにかく勉強が必要です。
MRの本質は営業職なので数字をあげるためには、とにかく勉強です。
なぜ勉強が必要かというと、「自社の薬がなぜ良いのか?」
ということを医師に理論立ててしっかり説明する必要があるからです。
抗癌剤などは小さな違いが大きな予後や生活の質に差が出ます。
やってみるとわかりますが、
生半可な知識では医師は中々納得してくれません。
医師を納得させることができない限りいくら良い薬でも、
成果が出ないものは出ないです。
もちろん自分の力だけではなく、講演会を開催したり、
学会のセミナーでお話を聞いて貰ったりもできるので方法は色々ありますが、
勉強してないMRは何をしても説得力がないのは確かです。
医師は分かります。
良い薬でも処方が出なければ存在してないのと一緒ですので
MRの使命としてあの手この手を使って必死に薬のよさを売り込む必要があります。
プライマリーMRの仕事
一方で同じMRでも、
糖尿病領域や高血圧領域のように同じ薬効の薬が多数ある領域のMRはまた違います。
いわゆるプライマリーMRは、
もちろん勉強が全く必要ないわけではありません。
しかし、学術知識は二の次で、
とにかく他の会社のMRよりもがんばってるところを見せたり、
喜ばせたり、笑わせたり、こちらもあの手この手を使って自分自身を売り込みます。
朝早くから夜遅くまで病院にいたり、医師と同じ趣味をもったり。
これはこれで立派なスキルです。
最近ありがちな、
元プライマリーMRで癌領域に移ってきた人だと
人間関係を構築することに労力を注ぎすぎて、
勉強をおろそかにします。
そういう人は医師とメチャクチャ仲良くなりますが処方にはつながりません。
なので扱う薬によってMRは自分のキャラやアクションを変える必要があると言えます。
薬の良さを伝えるか自分自身の良さを伝えるかという大きな違いがMRにはあります。
多様化してるMRの形
他には、最近は派遣型のMRも沢山いますね。
各製薬会社の様々なプロジェクトに2年単位くらいで参加して、
2年間活動したら次の製薬会社のプロジェクトに参加するなど。
これはこれで、いろんな会社のいろんな薬を扱えるので楽しいですね。
あとは、m.3などのインターネットを使った医師への訴求方法は近年急速に普及してます。
MR君というアプリがあり、
MR君に登録した医師は特定の製薬会社からの情報を、
コンスタントに受け取ることができるので、
リアルな形でのMRがあまりいらなくなっちゃうかもしれません。
あとは、最新文献を著明な医師が解説を交えて教えてくれる、
Ciworks(シーアイワークス)というものが有ります。
これは医師専用のサービスになるので、ほとんどの医師は登録してると思います。
これらは全てm.3という会社が運営してます。
毎年過去最高の実績をたたき出してる会社ですので、
今後この領域はもっと広がっていくと思いますね。
薬剤師の誤解②、接待は全然悪いもんじゃない
「接待がなくなったからMRやりたいんです」
っていう薬剤師さんは本当に多いです。特に女子。
気持ちはわかりますが、
接待はメチャクチャ楽しいです。これは本当に。
むしろ嫌な人とは接待しなければ良いだけですから。
会社のお金で普段なら絶対食べれないような高級料理を食べれますし、
普段忙しい医師が接待の場では沢山のことを話してくれます。
高級料理を食べるからにはそれなりの作法を学ばなければなりません。
相手の気持ちになって料理を考えたり会話を考えたりするので
人間的に大きく成長できるチャンスでもあるのです。
会社からマナー講習というものをうけることができます。
私はかつて、フランス料理、イタリア料理、和食のマナー講習を受けました。
現在では、どんな料理が来ようとも完璧に、綺麗に食べることができます。
これを学ぼうと思ったらいくらかかるか。。。。。
接待は女子1人では行けません
確かに女子だけで男性医師と食事に行くのは少し危険!?と思いがちですが、
忘れてはならないのはMRにとっての顧客である医師、
薬剤師は社会的地位の高い職種なので
女子を危険な目に合わせるような非常識な人は少ないと思います。
それに基本的には女子一人で接待に行かせる会社は無いです。
必ず上司か同僚の男性も一緒に行くのでその辺の心配はないですよ。
まぁ接待は原則禁止になりましたからね。
ただ、接待がなくなったのは百害あって一利なしです。
院内の情報や医師の人間関係に関する情報は昨今本当に分かりづらくなりました。
3、最初に選ぶ職種(会社)は全然重要じゃない
「製薬メーカーは最初に入っておかないともう入れない」
という誤解をしている薬剤師さん結構いました。
全然そんなこと無いですよ。
実際は調剤薬局やドラッグストア、
病院薬剤師をやってる人がいきなりMRとしてメーカーに入ってくるケースなんて
山ほどあるし、メーカー側もそういった人材を欲しています。
薬剤師にしかつけないポジションというのが製薬会社には沢山有ります。
逆に、病院薬剤師の枠って狭いので最初はMRやりながら、
その枠があいたら病院に就職したっていう薬剤師さんもいらっしゃいますし。
私は元々~製薬にいたんですよっていう薬剤師さん結構いますよ。
MRやりながら人気のある医師が開業することを聞き入れて近くで薬局を開業する人もいるし。
メーカー入っても嫌なら違う道なんて沢山あるので、
最初の選択って全然重要じゃないからもっと気楽に考えても良いと思います。
お目当てのメーカーに入れなくても違う会社にはいって結果だして
転職してお目当ての会社に入ってくる人もいるし。様々です。
私なんて、最初トヨタの子会社で車用品売ってましたからね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
少しは薬剤師さんからMRへの転職を考えている方に参考になりましたでしょうか。
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私は、27歳の時にMRに転職しました。
転職する前の年収は270万円でした。
MRに転職して、5年で年収が1000万円を超えました。
34歳の現在では1180万円です。
私のような人間は決して珍しくありません。
私は人間は入った会社で人生が変わる。ということを本当に実感してます。
MRは楽しくてやりがいのある素敵な職業です。
是非挑戦してみてください!
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